「今日はカルト信者に多い自己愛性人格障害について学ぶわよ」
自分の要求は他人の要求より重要で何事も自分の便宜が図られて当然と考える
思いどうりにならなければ暴君のように怒り狂ったり気の毒な程落ち込む
周りの人は波風を立てないほうが無難に思えて彼らの要求に応じてしまう
彼らの罠に落ちる時私たちは自己を捨てている
自己愛性人格障害特徴
宗教に依存する
ありのままの自分を愛せず(本当は自分に自信がない)そのため理想化された世界に依存する
威光のある他者に結びつき自分は強大な力を持ち特別な存在と感じる為スピュチアル的なものに惹かれる
Q.特に選民思想のあるカルト宗教に依存する者が多いそれは何故
anser 選民思想です
カルトの「選民思想」という「特権」こそが彼らの自己愛の風船を最大限に膨らましてくれる
「この人(組織)といれば特別な自分でいられる」
「神の裁きの時にほとんどの邪悪な人間が滅ぼされるが特別な自分たちだけが助かる」
特権モンスター
である。自分は誰よりも最も「特権」を与えられてしかりなのだ。
Q.自己愛性人格障害が最も嫌うものは何?
anser 努力
自己愛人間にとって「努力」というものは凡人がするもの。「特別」な自分は「努力」するなんて必要ないのだ
現実の世界では幼児期からの地道な努力の積み重ねにより何かを成し遂げたイチローや吉田沙保里のような人間が評価される
自己愛人間にとって
他者より優れてなければ何の価値もない
現実の世界では自分に「特権」が与えられないため現実の世界を憎み滅ぼされるべき「悪の世」とする終末予言カルト宗教に感化されやすい
終末カルトの「選民思想」の妄想の世界こそが自己愛人間の理想化されたパラダイスである
そのためカルト宗教には自己愛性人格障害が多い
サイコパスによく似ているが先天性の脳の構造が違うサイコパスは自分が攻撃されても動じず悪を貫くが自己愛は攻撃されると気の毒な程落ち込む
どんな逆境でも自分のエゴイズムを貫き通すサイコパスこそが自己愛性人格障害の憧れ
自己愛はサイコパスの取り巻きになり命令されて誰かを攻撃する事で自尊心が取り戻せる
原因
- 第一次反抗期(魔の2歳児)
- 第二次反抗期(青年期)
この時期の人間は誰しもが自己誇大感、無敵と感じます
自己愛人間は特権意識モンスターの風船が破裂しないまま大人になってしまった状態です
- 世の中には自分より優れた人間が沢山いる
- 世界は自分中心に回らないことがわかる
理想と現実のギャップをを埋めるためには
- 自分の身のほど、限界を知る
- 現実的な目標を持ち、地道に努力を積み重ねして、一歩でも理想の自分に近づくことが真っ当な手段です
以上の経過を経て人間は幼児から大人になる。自己愛人間はこの経過をまだ通過していない
彼らは「自分のせいじゃない」悪いのは親。学校、友達、社会「責任転嫁」する最も安易な道を選んだ
誰しもが「自分の人生は特別なもの」であって欲しい
特権意識を抱き、自分自身を過大評価する人間は、そういう願望から逃げきれない
自己愛人間は自分より優れている人間は存在することが我慢ならない
結果どんな手段を講じても誇大感と全能感を与える幻想を抱く
自己愛
人間は極めて未成熟な状態で生まれてくる生物学的事実にある
生まれたばかりの人間は、自分の身体を自由に動かすだけの筋肉が備わっていないばかりか、神経系の未発達さゆえに、自己の臨界の総体を有機的知覚することさえできない。幼児の意識は、自己と他者、思念と幻実の区別をつけることができないまま、周囲の環境の中に溶け込んでいる。そして幼児の欲望は、上手く外部の対象を見つけることができない状態の中で、知らず知らずのうちに自分自身のからだへと向けられることになるのである。精神分析ではこれを自体愛と呼ぶ
人間の幼児は、ほんの数日間でも親から放置されれば、それだけで命を落としてしまうような、かく弱く無能な存在である。それゆえに親は、幼児が泣けば直ぐに駆けつけ、乳を与えたりおしめを替えたり頭を撫でたり、意を尽くすのであるが、このような環境は逆接的にも、幼児に対して誇大な自己意識を与えることになる。幼児が何らかの要求や欠乏を感じて声をかけて上げると、それはすぐさま、何らかの力によって充足される。すると幼児は、自分は思ったことを直ちに現実化できる全能の存在であると思い込むのである。フロイトはそれを赤ん坊殿下と称し「幼児的全脳感」によって満たされていれと考えた
精神分析では、人間の主体において最初に芽生える自我形態では
極めて自閉的で幻想的な全能感に満たされている
その後の成長過程で人間は自我を、周囲の社会環境に適合させるために、より現実的な自我の形態へと造形し直してゆくことになる
しかし誰もが、そのプロセスに成功するわけではない
他者の呼びかけにほとんど反応せず、自分自身がつくった妄想世界の中に完全に閉じこもっている人間もいる(オウム真理教の精神史より)
自己愛性人格障害の有名人
ショーン・マクアドール川上氏
佐村河内守
耳が聞こえない奇跡の作曲家として大ブレーク
- 実は耳も聞こえていた
- ピアノなど楽器は一切弾けない
- ゴーストに作曲させていた
- 本物なのは名前だけ
境界線の欠如
自分の要求を満たす養育者とが分離した存在と境界線が認識できる前に発達が止まったため平気で他人の境界線を侵害する大人になる
この手系の人間は何処にでも存在する
職場など学校などでは業務レベルにして距離を置けば済む問題です
もしこんな人間が自分の親だったら。その子供は距離も置けないし逃げることはできない
なぜなら子供は親に依存しなければ生きていけないからです
自己愛性人格障害の母親
- 妊娠は我が子でなく自分自身の体験に重んじる
- 子供に過剰に恥の概念を植え付け子供の自立の機会を制限する
- 自己愛性人格障害の父親
- 自分の要求を満たすべく母子を利己的に利用する
- 自己愛の親は我が子の独立、自立に罰を与える
- 心理的に罰を与える
自己愛性人格障害にとって必要な人間
- 自尊心を膨らませしてくれる人間
- 貶められる人間
この2つだけである。自己愛の親にとって子供とは
自分の要求を満たすために存在し自分の要求を満たさないなら存在しなくていい
親の自尊心を膨らませるために存在する子供
自己愛の親は我が子に自分のなし得なかった夢を押し付ける
例
自分自身がなんの取り柄もなく落ちこぼれなのに子供に医者や弁護士にするとかプロスポーツ選手になれとか
子供に達成する事が困難な非現実なことを要求する
困難なことを子供に達成させるかたわら自分自身は何もせずに子供の手柄を自分の手柄として自尊心を取りそうとする。蛙の子は蛙。もともと無能な自分の子供という事実を考えず
「やればできる」自分は努力しない
「努力が足りない」お前がな
など叱咤激励して特別な能力や志向のない子供に達成できない要求をして子供を精神的に追い込む。子供が期待に応えられなければ子供の全人格を否定する
子供の手柄を親が横取りする
例
子供が合格した→子供が頑張ったことを無視して親の手柄として持っていく
悪いことは全て子供のせいにする
子供の成績が悪い→子供だけの責任にする
子供の成績の9割は親の責任by佐藤諒子ママ
子供は燃え尽きたり無気力になったり鬱に非行にはしる
例
秋葉原通り魔事件の加藤智大の母親
回避された恥
自己愛の人間は恥処理する健全なメカニズムが未発達のまま大人になった。だから他者を犠牲にしてまで未熟な自分を守る。周囲からは羞恥心がないか良心が欠けているかのように見える
親の自尊心のために貶められるだけの存在の子供
一人の子供をスコープゴートにする
自己愛人間は他人を貶めると自尊心が取り戻せる。この手の親の元に生まれた子供は常に親から貶められる存在にされる。誰しも幼児の時にはできないことがいっぱいある。幼児が失敗するたびになじる
例
「○○はだらしない」
幼児は誰しもがやったらやりっぱなしである。親が幼児と一緒に片付けしながら片付ける事教えるべきなのだが片付けを教えず「だらしない」ダメ人間のレッテルをはる
「○○はワガママだ」
他人を気遣う親の背中を見て子供は気遣いを学習する。自己愛の親は自分が子供に全く気を遣わないくせに子供が親に気を遣うのは当然と要求する
「○○は馬鹿だ」
「○○はノロマだ」
幼児は大人と違い経験不足から間違いをするし、また大人と同じペースで行動はできないのだが
「お前は自分より遥かに劣った人間」
と思わせ我が子を巧妙に貶める
親戚や近所や知人に本人の目の前で子供の失敗談を話し子供をみんなの「笑い者」にして越に浸る
恥の処理ができない自己愛人間は
「自分の恥を他者(子供)に移し替えるために他者を貶める」
誰かをけなし貶めれば彼らの自尊心は保てない。だから彼らは常に批判的、権力欲、高飛車である
このような自己愛親によって負のレッテルを貼られた幼児は「レッテル効果」により自信を失いながら育ちアダルトチルドレンや精神疾患を抱えた人間になり社会的自立が困難になる。
また負のレッテルを貼られ続けられた女の子は「DV男」と結婚しやすい
自分が不当なことをされても幼児期からずっと毒親に貶められて常にイジメられるのが当たり前のため自分が不当なことをされていることさえ解らないのだ。
この様な親は外ヅラは良く近所や親戚には自分はダメな子供を世話する優しい親であることをアピールして他人から「いい人」に見られることにより自己万能感に浸る
- 作者: サンディホチキス,江口泰子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2009/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 8人 クリック: 109回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
自己愛親の目的
自己愛人間にとって他人とは
支配するもの
「他者は自分に従うために存在する」
相手の感情や利益を顧みみない利己的に利用するモノなのだ
健全な親は我が子を「立派な社会人」にするのが目的だが不健全な親は子供を自分「奴隷」また「自分の付属品」「自分より劣るもの」としての子供の人生を支配する。
我が子は他人の子より優れた存在
もしくは
我が子は自分より劣った存在
の2つだけ
「支配」子供(相手)を自分意のままに支配して自分が優越感に浸ること
それだけが目的
私的には自己愛の親は現実の世界では「大人しく良い人」と評価されている人間です
例えばママ友だったらママたちのリーダーになる人、もしくは職場なら職場のチームリーダーになる人
現実の大人の世界でみんなのリーダーになる人や認められている人は毒親にならないと思うんです
大人の世界でパシリみたいな人や浮いている大人ほど毒親になるんだと思います。現実の世界で成功する立派な大人が自分より体力的、精神的に未熟な子供を傷つけて越に浸るはずありませんよね。子供を傷つける親は頭の中がまだ子供なのです。
頭が子供だから、子供相手に本気で闘って徹底的にたたきのめし辱めを与える
子供を自分より下に置かなければいられない
そうしなければ自分が子供にやられるとおもいこんでいる
彼らの頭は相手が自分より上か下かだけ
対等や平等
思いやり
という概念はない。
現実の世界で自分の思いのままワガママに振る舞えば周囲は離れていきます
でも相手が自分の子供だったら(中学生以下の子供だったら)
親がどんなワガママや理不尽を押し付けても子供は親から離れられないし従わぜる得ないんです
親の理不尽な扱いを訴えても子供を虐待するような親は「強い者に弱く、弱い者に強い」タイプで世間では「良い人」演じるため周囲にはわかりにくい
そのため子供は自分が親にされた理不尽なことされたことを上手く伝えられない
自己愛性人格障害には主に2種
1.自慢型自己愛人間
川上氏や佐村河内氏のように虚偽で理想化した自分を創り脆い自尊心を保つ
2.他者攻撃型自己愛人間
自分より立場の低い誰かを常に貶めたりすることで脆い自尊心を保つ
同じ自己愛でも他者攻撃型は本当にたちが悪い
自己愛親チェック
🔲 子供に自分の要求を満たすことを要求するが自分自身は子供の要求を全く無視する
🔲 我が子に非現実的な要求を絶えずおしつける(自分の要求に従わない子供は存在しなくていい)
🔲 思いやりなく、意見、反論させない
🔲 感情を持つことさえ許されない
🔲 子供を通して自分の人生を生きる
🔲 自分の要求のために子供を利用する
🔲 恐怖や不安を子供に植え付ける
🔲 親同士の衝突に子供を巻きこむ
🔲 過剰にコントロール、常に干渉
🔲 自分のことだけで頭がいっぱい
🔲 子供の気持ちお構いなしに自分の要求を優先する
自己愛の生まれる家
- 一貫性がない
- 境界線がない
- 共感がない
このような家で育った子供は健全な脳が育たなくなる
境界線の侵害する家庭
- 親、兄弟が私物を無断使用するのを許される
- 日記帳を無断で読む
- 日記の内容を家族にバラして嘲っても誰も咎めない
- 親、兄弟がからかったり外見をあざけるのを咎めない
- 親が衣類、持ち物を勝手に選ぶ
- 習い事、高校、大学を親が勝手に決めた
- アルバイト、就職先も本人の意見を無視して親が勝手に決める
- 親と同じ信仰を押し付ける
以上の子供時代を過ごした人は境界線の侵害から身を守る術はなかった
大人になっても他人との距離感が分からず余計な事をズケズケ言う人間になり嫌われ者になる
逆に自信がないオドオドした大人になり対人関係で苦労するようになる
自己愛性人格障害の人の対処法
日常的にに絶対的な特権意識とともに他人の境界を侵害する人間との対処の仕方
- 境界を設定する事
- 彼らと深く関わらない事
- 自分の弱点を認め、幻想、歪曲をしっかり見破り利己的に利用している人から身を守る