緋色のことり

私は赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は全身至るところ神を冒涜する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があったーヨハネ黙示録17章3節

文化と文明

「文化を学ぶわよ」

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文化

「人間が歴史的に作り上げ共有の財産としてきた生活様式をまとめて文化というの」

物質文化  衣食住をはじめとする道具、機械、技術など

制度文化  法や政治家、経済など

精神文化  道徳、学問、芸術、宗教など

下位文化(サブカルチャー)職業、身分、地域などの部分文化

基層文化  伝統文化現代文化までの根底にあって変化しにくい

表層文化  変化しやすい

文化が高度になり、民族文化の特殊性を越えて、一定時代地域の普遍性を持った状態を

文明

という

「文化をもつことこそ、生物的な要求だけで生きる動物とは違う。食べて寝ての繰り返しの毎日を過ごしていのは獣と変わらない」

ホモ=ファーベル(工作人)

道具を作り、それを用いて物資を生産するという二重の生産を行う(ベルクソン)

ホモ=サピエンス(英知人)

理性を持ち人生について思考ができる(リンネ)

ホモ=ルーデンス(遊ぶ人)

「遊び」によって文化を生み出す(ホイジンガ)

風土文化

モンスーン型(南、東アジア)

特徴  暑熱と湿気、大雨、早ばつなど自然の暴威 

自然に対する意識  

自然の恩恵に対する受容的、忍耐的 態度

砂漠型(西アジア、アフリカ、中央アジア)

特徴  生存のために自然と戦う

自然、他の集団に対して団結、戦闘、対抗的

牧場的(ヨーロッパ)

夏の乾季と冬の雨季従順な自然

法則を見出せる自然 

合理性、理性の重視

エスノセントリズム

世界がグローバル化する現代はエスノセントリズム(自民族中心主義)の克服が課題となってるの

他の民族の多様性を認めない自民族中心主義はいけないということよ

文化は絶対的でなく相対的(文化相対主義)であることを認めてマイノリティ(少数民族)にも配慮しないといけないわ

マッカーサーの話

1945年8月30日。厚木基地にパイプを加えたひとりのアメリカ人が降り立った。彼の名は  ダグラス=マッカーサ

GHQ(連合国最高司令官総司令部)の最高司令官である

戦争に負けた日本の武装解除民主化政策(支配)をするためにやってきた軍人です

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「死んだ兵士=勇敢な兵士じゃないの?」

「実質的にはアメリカによる占領政策よだから国民は不安になった」

「これから日本はどうなってしまうのか?」

アメリカの一部になるのか?」

「もしかしたら、戦争に勝った国が日本の土地を分け合い、日本はバラバラにされてしまうのではないか?」

五大改革

1945 12月

1.婦人の参政権

2.労働組合の結成

3.財閥解体

4.農地改革

5.秘密警察廃止

1946  11月3日 日本国憲法公布

国民主権

平和主義

基本的人権

1947独占禁止法

教育改革(教育勅語廃止、六

・三・三・四制)

1950  朝鮮戦争(北 共産vs南  民主)

マッカーサー「日本は無防備ナショナル=ボリス=リザーブを作れ」

吉田総理「憲法9条に反する」

マッカーサー「それどころじゃない。9条など知ったことか」

7月8日  警察予備隊創設

「矛盾しているのでは?」

GHQは全ての日本人にわかりやすいように日本の全てのマスコミを検閲、支配して

「善」と「悪」の2極化思考の価値観を与えたの

戦争以前の物事は全て「悪」

戦後のGHQによる民主化「善」という新しい価値観を与えたてくれたの

「カルトがよく使う洗脳と同じ手法ね」

アメリカ兵は子供たちに「チョコレート」「ガム」を恵んでくれたの。子供たちは自分の親戚、家族を焼き殺したアメリカ兵に

「ギブ ミー チョコレート」

とお菓子をねだるようになったの

だからマッカーサーの元には、日本人から50万通もの手紙が届き、日本を救ってくれた事への感謝を伝える手紙も沢山きたわ。マッカーサーはこの手紙を大事に持っていたそうです。こうしてマッカーサーは敗戦から日本をよみがえらせてくれた恩人とされ「マッカーサー記念館」を作る計画が持ち上がるほど人気がありました

「洗脳完了ね」

その人気は長くは続きませんでした

1951年  日本での任期を終えたマッカーサー

アメリカに帰ってからのこと。アメリカの国会で

「ドイツ人は『大人』です、我々アメリカ人が、科学、芸術、文化、宗教において、45歳に達しているとするならば、ドイツも同じくらいでしょう

しかし、日本は、歴史こそ古いものの、教えなければいけないことが多い国です。我々が45歳なら、日本人は12歳の子供のようなものだと言えるでしょう」この発言は日本でも大きく伝えられました。この上から目線発言に日本人激怒

「何様のつもり!」

マッカーサーは、日本が好きという訳ではなく、子供みたいだと、馬鹿にしていただけだったのか」

マッカーサーの人気は一気に冷めてしまったの

マッカーサーはドイツは西洋文化を熟知しながら、ヒトラーみたいな残忍な独裁者を選挙で選び支持した。つまり故意に世界の秩序を乱した

引きこもり(鎖国)をしていた日本は、まだ世界事情に疎く、未熟さ故に戦争を起こした。だから寛大に見るべきだ。子供のようなものだから伸びしろがある。日本が真珠湾攻撃したのも、資源のない日本にとってみれば自衛戦争だったとも述べている

ばかにしたわけではなく、日本を庇っていたという見方もある

この時代、日本は「西洋文化」を取り入れてから百年も経っていない。西洋文化の国から来た人からみたら「子供のようだ」と感じても、仕方ないことだったのかもしれないわね」

「ただし、これは「日本の中の西洋文化」だけを見たときの話よ

日本には、2000年以上の「日本の文化」がある

逆に日本からみたら、国が出来てから二百年ほどしか経ってないアメリカの文化は、逆に「子供」のようなものに見えるの

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「やっぱり上から目線じゃねーか」

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「オマエが侵略者じゃねーか」

「レヴィ=ストローズ(1908〜2009)は未開社会の儀礼、親族関係「野生の思考」にも西洋社会と同じ論理的思考が存在すると見出したの

未開と文明に発展段階の差はなく

どんな国にも、その国だけが持つ文化がある

文化に優劣はない

多様な文化の固有性を理解せず自文化の優越を疑わない者こそ未開人の名に値する。マッカーサー発言は西洋文明の傲慢よ」

「そのことに気づけなかったマッカーサーは、日本人からの信用を失い、ヒーローではなくなってしまったのね」

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アメリカに帰ったから関係ないわよね」

1950  朝鮮戦争  国連軍は南につき一時優勢になるも

国連総司令官に任命さされたマッカーサーはたびたび戦況を読み誤った

中国の参戦により苦戦を強いられた国連軍

マッカーサーは中国爆撃、原爆使用など強硬策を提案

1951  4月11日 トルーマン大統領はマッカーサーを解任

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「私たちはこのマッカーサーの失敗から学ばなくてはならないわ

世界はグローバル化しているの

日本も外国人が増えたわ。外国人との付き合いで

相手の国の文化を理解し、尊敬する気持ちを持つことよ

マッカーサーのように相手の国の文化を上から目線でみることは

その国を上から目線で見るのと同じことです

国を上から目線で見るということは、その人をばかにしているのと一緒です

自分の国を愛する心を「愛国心」というの。人間は誰しもが「愛国心」があるのだから

私たちは、日頃から色々な国に文化に対して尊敬する気持ちを忘れないようにしなくてはならないわ」

「どちらが凄いか」

「何が正しいか」

ではなく、全ての文化には、その文化だけが持つ美しさ、素晴らしさがあるわ。それを知ることは、自分の人生をより楽しく、豊かにしていくことなの」

「文化交流がさかんになる中でカルチャーショック(文化摩擦)を受けたとしても文化に優劣などないことを理解していれば自文化をより高次元にたかめる(文化変容)ことができるの」

エスノセントリズムの問題は国際貢献ともつながってくるのよ

日本はトップクラスのODA(政府開発援助)だけと

ODAがかえって途上国の発展を妨げたり

環境を破壊する開発に利用されたりする可能性もあるの

先進国の一方的な強制にならないようにしないとね」

人道支援としては

青年海外協力隊の派遣や

NGO(民間の非政府組織)

国際的ボランティアの重要性が高まっている