緋色のことり

私は赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は全身至るところ神を冒涜する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があったーヨハネ黙示録17章3節

日露戦争から大正時代

列強  世界が認めた「強い国」という意味

帝国主義を旗印に弱い国を植民地にして支配する

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大陸進出を目指す日本は清と対立する

1894  日清戦争

😋日本vs😰清

1895  下関条約

  • 朝鮮の独立
  • 遼東半島、台湾を譲る
  • 多額の賠償金

しかし中国の旅順港を狙うロシアがフランス🇫🇷とドイツ🇩🇪を引き連れ「まった!」をかけた

1895  三国干渉

日本はイギリス、アメリカを味方にして交渉しようとしたが、🇬🇧🇺🇸は中立の立場をとられた

日本は三国干渉を認め遼東半島を返却した

三国干渉の見返りとアジアの平和のために

ロシアは旅順港と大連を要求

イギリスは九龍半島と威海衛(いかいえい)を要求

フランスは広州港要求

日本に負けた清を弱いとみなした列強はよってたかって清を分割した

三国干渉を受けた日本は「もっと強くならねば」と清からの賠償金の88%を軍備にまわした

予算は まだ足りず

タバコ税

塩を政府の専売特許にした

学校の教科書を国定にした

「それまで学校の教科書は民間が自由に作っていたの。国家が教科書を一つにまとめたの。狙いは国民の思想統一のため」

「日本国民の洗脳ね」

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中国の若者は列強に反発し義和団を結成し外国人を追い払おうとした

1900  義和団事件

西太后義和団を取り締まらず応援した

こうして清はドイツ、イタリアなど8か国に宣戦を布告した。もちろん清はフルボッコ

1901  日清戦争の賠償金で八幡製鉄所を操業

1901  負けた清は更に不平等な北京議定書を結ぶ

義和団事件が収まり各国は兵をひきあげたがロシアだけは

シベリア鉄道を守るため」と居座った

ロシアは東アジア征服のため次朝鮮を狙ったのは明白である

ロシアと戦わなくてはならない日本

中国東北部に進出を計画していた🇺🇸はロシアの脅威を感じ日本側につく

🇬🇧はロシアの南下を防ぎたい。日本にくいとめてほしい「軍資金貸すよ」

🇫🇷 シベリア鉄道をつくるときにロシアに金貸したから「ロシア頑張れ!」

🇩🇪  バルカン半島とトルコ利権のためロシアの力を日本に釘付けして欲しい

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日本の少年兵(小さいということ?)にロシアと戦うようにけしかけるイギリスとアメリ

日本の新聞は「ロシアと開戦を」と煽りたてた

開戦に反対する新聞「万朝報」もあった

社会主義者幸徳秋水

戦争はわずかの軍人・政治家・資本家が行う他国への侵略によっておこるものでその結果一部の軍人や資本家が潤うだけで、国民の多くが戦死し、残された家族は、貧困に苦しむのです

キリスト教内村鑑三

戦争とは人を殺すことであります。戦争とは大罪です

大罪を犯した国民も国家も永久に利益を得ることはないのです

戦争によって国民の幸福は考えられない

戦争は絶対に反対です

後に創刊者が戦争を支持したため、内村や幸徳は退社

幸徳は堺利彦らと平民社をおこし、「平民新聞」を発行して、戦争反対を国民に呼びかけてた

しかし世論は開戦の方へと進んでいきました

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桂太郎首相、山形有朋日英同盟によりイギリスの援助を得てロシア撃つべし派

伊藤博文井上馨は日露協商で話し合い路線派

伊藤、井上のロシアの話し合い外交行きを知らされたイギリスは急いで

1902年1月30日  日英同盟を調印した

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日銀副総裁 高橋是清はイギリスに軍資金を借りに

金子堅太郎ルーズベルト大統領と交渉 

「この戦争勝てるの?」

「無謀」

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フランスの新聞の風刺画

5分5分を4分6分に持ち込み交渉する計画

日本海軍の半数は沈められるが残りの軍艦でロシア艦隊を撃つ

「もし日本が負けたらどうなるの?」

「清みたいに分割されるかも」

2月6日 ロシアと国交断絶を通知と同時に東郷総司令官率いる連合艦隊は作戦開始

日本は宣戦布告をする前に、韓国の仁川港と遼東半島旅順港にも奇襲攻撃をかけた。旅順のロシア幹部はパーティ中だった

1904  2月9日 旅順奇襲 日露戦争勃発

「奇襲攻撃?フェアじゃないよね」

「ボクシングでいえばゴングが鳴る前にパンチを入れるようなもの

日本は長期戦を戦い抜く力がないから先手必勝奇襲して相手にダメージを与える短期決戦でしか決着がつける方法しかないの」

「奇襲は卑怯よ。世界中から非難されるわ」

当時の風刺画

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「これならゴング鳴る前にパンチ入れても誰も非難しないわね」

2月9日  ロシア皇帝ニコライ2世が宣戦布告

旅順要塞の戦い

先制攻撃の東郷の旅順封鎖は失敗。乃木希典(のぎまれすけ)将軍の率いる陸上戦に勝負をかけた。旅順要塞はコンクリートで固めた強固な要塞。日本軍の野砲くらいではビクともしない。3度総攻撃をかけるもロシア軍の機関銃の嵐を受けて多くの死者をだしただけであった

「大勢の兵士を無駄死にさせて乃木希典は無能な将軍ね」

「いいえ。日本では名将よ」

成瀬正一は乃木将軍を尊敬、崇拝している。彼を単に英雄的な人物としてだけでなく、人情によって人を感動させる人間として見ている。・・・日露戦争は彼が親しく目撃した苦悩の凄まじさにの故に彼を打ちのめした。彼自身2人の息子を失った。そのことを知った時に、彼はただ「これで私も多くの人々の喪に申し訳がたった」と言った。それ以来・・・彼は自分が受けた富を兵卒に与えた。彼は天皇と親しかった。天皇が亡くなった時、彼は生き永らえることを望まず、人の知るように、切腹をした。そして彼の妻もそれに倣った。それは私の思い違いでなければ、1912年頃であった。成瀬はこの偉人の生涯を書くか、それとも一つの芸術作品に書き換えたいと思っている(大戦時代の日記)

当時の日本人は戦争で子供を失うことは、天皇陛下のお役にたてた『名誉』とされていた。皆喜んで天皇のため、お国のために戦争に出兵した

大正天皇崩御した知らせを聞いて自殺した人も複数いた

総参謀長 児玉健太郎が高地からロシア艦隊を砲撃

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「これ作戦はナポレオンがツーロン港のイギリス艦隊を砲撃した作戦と同じやつね」

これにより旅順港内のロシア艦隊全滅。旅順要塞司令官ステッセル中将は降伏

ロシア軍  死者3000人

日本軍     死者1万5千人

与謝野晶子は略奪愛で結婚した情熱的な女性歌人

旅順包囲軍中の弟を身を案じて書いた歌

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(意味 あなたどうか死なないで。天皇は戦いに自ら参加することはないなだから)日露戦争の真っ只中に、戦争に否定的なメッセージを発し世間から批判されたが、与謝野は『歌はまこと(本当)の心を歌うもの』と主張した

「勇気のある女性だわ」

30年後の太平洋戦争では

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(意味 海軍大尉となった4郎がお国のために従軍する 勇ましく戦え)

東京帝国大学工学部から海軍に入隊し、戦地に赴く4男に向けた歌である

「手のひら返しね」

「人間は生きているかぎり成長し、変化するもの。歌は「まことの心」を歌うもの・・・

奉天の戦い

満州軍総司令官大山巌指揮。日露戦争最大の陸上戦

敵。味方がわからない程の冬の砂嵐の中の戦い

クロパトキン総司令官の作戦ミスでロシア軍は日本に包囲された。物凄い激戦で発狂したロシア軍将校もいた。ロシア軍退却。両軍とも7万ずつの戦死者をだした。旅順、奉天で力を出し切った日本

アメリカ大統領 セオドア=ルーズベルトはロシアに講和を勧めるがニコライ2世は折れない。ロシアには最強バルチック艦隊という切り札があるからだ

バルチック艦隊

バルチック艦隊総司令官ロジェスト=ウェンスキー対馬海峡を一直線に進みウラジオストークに入港する作戦をとる

東郷平八郎はT型陣営をとりストップをかける作戦をたてる

ルーズベルト大統領は型は敵の主力で破られるおそれがあるから日本の艦隊を2つに分けて挟み撃ちした方がいいのではないかと提案

2通つの作戦は作戦本部でも意見が分かれた

1905 5月27日  バルチック艦隊

東郷平八郎はT型陣営でバルチック艦隊にストップをかけた

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(ウィキペディアより)

ウラジオストークに逃げたバルチック艦隊は3隻。日本軍勝利

ロシア革命がおこり戦争どころじゃなくなったロシアはルーズベルト大統領の提案で講和を受け入れた

運良く6分4分で勝利した日本

  • ロシアの南下を防ぎたいアメリカとイギリスの応援があった
  • ロシア革命がおきて日本どこではなくなった

いずれにせよヨーロッパの列強をアジアの小さい国が撃ち破った。このニュースは列強に支配されて苦しんでいたアジアの国々勇気付けられた

列強

イギリス

アメリ

ドイツ

フランス

ロシア

日本も列強の仲間入りをした

1905  ポーツマス条約(日露講和条件)

6分勝ちの日本は賠償金請求ができなかった。この譲歩条約に対し国民は激怒し各地で暴動が起こる

日比谷焼き討ち事件

「12万人の戦死者、増税、我慢に我慢を重ねたことに対しての得るものが何もない。賠償金なしでは『一体何のために・・・』って不満になるわよね」

「更に戦争中、政府は世論操作のため、連戦連勝のニュースだけをながした。そのため国民には日本がロシアに譲歩しなくてはならない理由がわからなかった

仮に賠償金をたんまりもらっても次の戦争の資金にされるだけ国民には回ってこないけどね

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意味 将軍に功績があっても万という人が死んで骨となってしまう

将軍の出世は多くの兵士の犠牲の上に成り立っている

帝国主義の戦争で得をするのは大資本家と出世する将軍だけ」

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「戦争では国民は使い捨ての駒でしかないのね」

朝鮮は日本の保護国となる。初代統監 伊藤博文は朝鮮の近代化を進めた。伊藤は朝鮮併合反対派であった。朝鮮は近代化を蛮行と考えていた

1909  韓国統監の伊藤博文ハルビン駅で韓国人愛国主義安重根に暗殺

朝鮮は独立国家としての対面は保てなかった。このままではロシアなどの欧米に植民地になる。アジア人を家畜のようにみなす欧米人よりは日本との併合を選択する

1910  韓国併合

大逆事件   天皇暗殺を謀ったとして社会主義活動家が幸徳秋水らが処刑された

1911(大正元年)  悲願の 関税自主権回復

1914  第一次世界大戦

1917  ロシア革命 ロシアは社会主義国ソヴィエト連邦となる

1918   ソヴィエトに干渉するため シベリア出兵

米の物価が急騰して米騒動が起き寺内正毅まさたけ)内閣は総辞職する

日本初の本格的政党内閣敬 内閣が誕生した

1919   韓国独立運動  三・一運動

五・四運動

1919  ヴェルサイユ条約(第一次世界大戦講和条約)

第一次世界大戦自由主義、民主主義の気運が高まる。このような思想をデモクラシーという

大正デモクラシー

産業革命による資本主義経済により豊かになった近代社会

資本家と労働者ができる(階級差)性差別により人々は不満になる

マルクス主義

ロシア革命社会主義革命がはじまる

マルクス主義は貧富の差が激しくなったと資本主義社会に不満と閉塞感を感じる人々に影響を与えた

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社会主義思想

片山潜

安藤磯雄

木下尚江

キリスト教人道主義(プロテスタンティズム)を社会主義の平等思想へと発展のさせた

河上肇(1879〜1946)「貧乏物語」

自由主義経済学者だったがマルクス主義に影響された

幸徳秋水堺利彦

中江兆民の自由民権思想(恢復的かいふく民権主義)

から下からの民主化目指す唯物論社会主義を目指していた

幸徳秋水は急進化して革命を唱えたため、大逆事件で「天皇暗殺計画」で処刑された

吉野作造(1878〜1933)普通選挙政党政治確立のための護憲運動を推進すべく民主主義を唱えた

美濃部達吉(1873〜1948)憲法学者  天皇機関説を主張(天皇は対外的代表機関)統治権自体は法人としての国家に属すると主張したため政府から弾圧を受けた

平塚らいてう(1886〜1971)女性解放運動推進

22歳の時 作家の森田草平と恋に堕ちる。草平には妻子がいた。許さない恋であった。2人は心中しようと決意し雪山に向かう

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雪山に登るだけで疲れきってしまい心中を断念。翌日捜索隊に救助された。この事件は新聞に

「情夫は文学士。情婦は女子大卒生」

と報道され広く世間に知られてしまう

「もう私は結婚できない」

1911年  日本初 初めての女性の手による雑誌 青踏社の設立と文芸誌「青鞜」創刊。創刊の辞のらいてうの言葉は今でも名文として語り継がれている

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五歳年下の画家の男性と恋に堕ちる。同居を始めるも 編集の仕事を半ば放り出してしまい会社で反感を買う。画家はらいてうとの別れを決意。手紙を残し去っていく

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結局 結婚する

「若いツバメ」はその年の流行語となった。らいてうは

市川房枝と共に新婦人協会を設立女性参政権獲得運動をはじめた

急激な西欧化、社会主義に反対した国粋主義者たちは

昭和に入ると超国家主義(ウルトラナショナリズム)へと発展する

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白樺派  人道主義、理想主義

志賀直哉

武者小路実篤

新思潮派  耽美的

芥川龍之介

菊池寛

大衆文学

江戸川乱歩

1917  理化学研究所

野口英世   黄熱病の研究