ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

日本戦後の宗教

アメリカ大統領選不正陰謀論ががSNSを通じて世間に流布してしまった

トランプは不正選挙で負けたと抗議デモが起きてしまったの

日本までもがトランプが不正で負けたとデモをする人々までいた

Q 関係ない日本で何故トランプ不正選挙デモが起きたの

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A.生長の家統一教会など新興宗教が行なっているらしい

カルトにハマりやすい人は陰謀論を信じやすい

陰謀論を餌に獲物を釣り上げる

それがカルトです

カルトをカルトたらしめるのは、それがなんであれその教えではなく、通常はカリスマ指導者が駆使するマインド・コントロール技術であり、それによって信者は思考の独立性を失ってしまうのだ

フランク=リッチ(コラムニスト)

 

マインドコントロールの手法

あるカルト宗教の勧誘手口を分析することで調査しました(西田公昭先生の研究)

1.接触

一軒、一軒の自宅訪問、または駅、街中でアンケート、無償で手相を見る、無償の勉強会、無償の雑誌を渡したりして声をかけターゲットに声をかける

ローボール

最初から高い要求をすると逃げられるが、低いところから始めると受け入れやすくなる

2.相手の話を聞く

優しい態度で接しよく褒める。当初はもっぱらターゲットの話を聞き、ターゲットの不安や悩み事などを聞き出す

好意の返報性

人から好意を受けると、その好意に応えたいとおもうようになる

3.集会への誘い

自分たちの宗教を正当な宗教と権威づけ団体の集会、セミナーに誘う。その際、さりげなく相手の悩みや不安を掻き立てる

権威

著名人との繋がりを強調したり、権威を示しターゲットに安心を与える

4.集会で信者たちに囲まれ歓迎される

集会、セミナーに初めて参加ターゲットにラブシャワーを浴びせる。好意の返報性の原理よりターゲットは断りにくくなる

5.教祖、上位の患部に面会させる

あなたは「特別」と強調して、教祖。または幹部に面会させる。教祖、または幹部はターゲットの悩みを言い当てたり、ターゲットの疑問に絶対的な解答を示して、凄いと思わせる

ホットリーディング

勧誘した信者から情報はあらかじめ貰っている

6.入信を勧める

ターゲットが教団に好意的になったところで入信を勧める。ターゲットが自分の意思で決めたよに仕向ける

一貫性の原理

自分の言葉と行動を一致させようとすること。人は一度信じたものを最後まで信じ抜く

教団の矛盾に気づき、脱退したいと「あなたが自分で決めたんでしょう?」と言われると教団を辞めれなくなる

7.不安を煽る

カルト教団は終末論で人類滅亡を唱える。入信しなければ滅ぼされる。または教義に関する本、数珠、壷の購入、または高額なセミナーに参加しなければ滅ぼされると不安を煽る

恐怖心

脱会すると不幸になる。終末予言で滅ぼされるなどの恐怖心をすり込む

8.入信する

「今だけ」、今すぐに終わりの日が来る。「選ばれた者だけが救われる」今、入信しなければ滅ぼされると不安を煽る

希少性

「特別」「滅多にないチャンス」かとなどと伝え希少性

緊急性

「今すぐ」と緊急性を与えると人は思考力を失う

9.集団の服従

教団以外は「悪」と刷り込む。悪の影響を受けないために教団以外の人間関係を断つ。閉鎖的な集団生活の環境の中で閉じ込める

10.恐怖

修行、勧誘活動、集金活動しなければ滅ぶと恐怖を刷り込む。教団に疑問を持つことは「最大の悪」と刷り込む

以上がカルト教団のマインドコントロールテクニックである

被勧誘者は、勧誘者の熱心な誘いや親しげな振る舞いなどに惹かれてコミニケーションを深めていき、マインドコントロールされていくことがわかります

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実際にその宗教の教義ではなく

好印象を持った相手の話、相手に好奇心や期待を持ち、自ら自分を変革していくのです

教義などあまり理解していない状態で入信している場合さえあります

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そのカルト集団は教義そのものを全面にするのではなく、好意的対人関係を被勧誘者との間に作ることで、相手が進んで心を開くようにしているのです 

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ラブシャワーね

マインドコントロールのスティーブン.ハッサン氏も統一教会の集会は「怪しい」と感じながらもラブシャワーを受けると断りづらくなり流されて取り込まれてしまったと書いてあったわ」

「人間は社会的動物。寧ろ信仰よりも仲間達と共にいる一体感の方が大事なの。サークルと思っていたら実は宗教だったという人も珍しくないわ」

平安時代後期から鎌倉時代

第一次新興宗教ブームかおきた

日本のカルト歴史

日蓮宗

日蓮は「法華経が最高位」と他の宗派を激しく批判した。日本は空気を読み「和」を重んじる文化である。唯我独尊な日蓮宗は迫害された

安土桃山時代

織田信長

の前で日蓮宗の僧とキリスト教宣教師が法論した。言い負かされた僧が刀で宣教師を切りかかった。織田信長は僧を島流しにして日蓮宗を弾圧した

豊臣秀吉

全国の仏教宗派を自分の統制のもとに置こうした。日蓮宗不受不施派は反対した。そのため不受不施派は弾圧された

江戸時代

日蓮宗は迫害されていた

豊臣、徳川は宣教師からヨーロッパが日本を植民地化しようと目論んでいることを知りキリスト教を弾圧した

キリシタンに悩まされた江戸幕府は檀家制度を用いた

檀家制度

民を最寄りの寺院に所属させ、寺に人別(戸籍)を登録した。寺院が発行する寺請証文(今でいうならマイナンバーカード、保険証)かなければ、結婚も就職もできなかった。檀家に入らなければ「隠れキリシタン」とみなされ弾圧された

寺は、檀家で一人一人の身分を保証する強い権限ができ、安定した経済基盤を持った。寺のご機嫌を損ねたくない檀家は、常日頃、寺につけ届けをするようになる

布教活動しなくてもお布施が入ってくる。檀家制度により寺院、僧侶は堕落していく

明治維新

神道の祭祀者である天皇が政治権力を握り、神道国教化政策が始まると

廃仏毀釈運動(仏堂、仏像が破壊された)

日本国民は神社神道氏子にさせられ、神社に参拝するようになった

戦争になると、愛国心を培うため、日本人は皆「天皇陛下の子」とされ、教育勅語を読まされた

江戸時代から明治の変換は、革命レベルで社会は変動する。文明開花は士族にとっては不満、民衆は不安になる。人々は不安になり

第二次新興宗教ブームが起こる

天理教

黒住教

金光教など新しい宗教が生まれた

日本が戦争に負けると、天皇を現人神とする国家崇拝が廃止されアメリカ文化である信仰の自由を受け入れました。そのため戦後 様々な新興宗教ができました

第三次新興宗教ブーム

1960年代 現世利益

現世利益を謳う新興宗教がブームになります

PL(パーフェクト リバティ)(昭和21年)

立正佼成会(昭和13年)

霊友会(明治44年)

生長の家(大正8年)

創価学会

創価学会座談会などを通じ地方から出てきた心隙間のある若者を取り込み信者を獲得してきました

第4次宗教ブーム

1970年代 終末予言

高度成長期、生活が豊かに便利になると

ノストラダモスの大予言、スプーン曲げがブームになります

それにより現世利益よりも「来世」「極楽」「天国」など

遠民だけが救われる終末予言を謳う宗教がブームになります

家を一軒一軒勧誘者するカルトが週末予言不安を煽り勧誘したり、壺、判子を売りつけたりカルトが勢力を伸ばします

神秘体験の体験、超能力を獲得する

1980年代 自分探し

お金が全てという価値観に違和感を感じた若者が自分探しをはじめるようになります

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自分探しをする若者に対し一部のカルトは大学で覆面サークルを装い優秀な若者を獲得しました 

1990年代 新興宗教による事件

統一教会合同結婚式やハルマゲドンの終末思想を唱えるオウム真理教がテロ活動など新興宗教の事件が相次ぎ、宗教は怖いものとみなす人が増えました

若者の宗教離れが著しくなりました

第5次宗教ブーム

2000  スピュチアル

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細木和子、江原氏のスピチュアルテレビ番組が高視聴率。風水、パワーストーン、パワースポット、自己啓発などスピチュアルブームになります

第6次宗教ブーム

2010年代 メディア

SNSが普及すると更に若者の宗教離れが進みます

日本ではリーマンショックが起きたあと、テレビは与党の欠点だけをあげづらい

野党の民主党を礼賛をしはじめました

すると人々は与党の自民党が悪いと言いはじめ支持率が下がりたした

2010年選挙では人々はテレビ様のお告げに従い自民党は大敗させ烏合の衆民主党を大勝させてしまいました

テレビが神の声になったとのです

ソーシャルメディア

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豊富なSNSの情報により新聞の購読数が落ち込みました。40代以下の世代ではテレビを持たない人も出てきました

人間には心の拠り所が必要です。従来のカルト集団の代わりにSNSの人気発信者が神の声になります

甘くコーティングしてある新聞、テレビよりももカリスマ発信者の声を信じる人々が出てきます

SNSの危険性

SNSの発達により世界中の色んな人と交流かでき、誰でも情報が発信できるようになり生活は便利になりました

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しかし問題か生じます

インターネットビジネスでは、広告媒体としてネットユーザーたちにいかに「クリック」してもらうかが重要です

そのために個々の検索の傾向を収拾し、それに合わせて関心のありそうな情報や広告を提供します。それは元々、ユーザーの全体の好みを分析した情報がベースになっています

 

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ユーザーは毎日

新しい情報を補給しているつもりが、しばしば自分の嗜好を基に構成された、自分好みの偏った情報を取り続けるのです

ネット企業はユーザーにバランス良く世界を知って欲しいわけではなく、いかに沢山クリックされるかを追求しているだけです

白と黒の2次元世界

妄想を抱いている人は、白か黒の世界に生きていて、灰色の世界がない。彼らはすぐに結論に飛びつき、自分の信念を支持する証拠のみを見て、それに反する証拠はただ一蹴する

人間には確証バイアスというものがあり、それが自分の都合の良いように物事を変換してしまうのです

この状態に陥ると

「自分の考えが正しい」

「自分の考えが真実だ」と考えはじめます

SNSのバーチャルな人間関係は閉鎖された空間です。皆で偏った情報を取り続け、似たような思想の人と交流します。これを「エコーチェンバー(共鳴音)現象」といいます。

やがてそれは カルト宗教のような同質集団が出来やすいのです

Q.SNSで偏った情報に踊らされないためにはどうしらいいの

A.様々な意見に触れる

自分の思想を違う本を読むなど

「トランプに投票する人は低学歴、低収入の白人男性」

などレッテルをはるのは思考停止になり危険な状態です

自分と考えの違う人を

バカとか悪と考えてしまえば

双方がお互いに正義と確信してお互い攻撃し合い解決の糸口を見失うでしょう

レッテルを貼らず

なぜトランプ現象がおきたのかを考え理解するべきなのです

Q.なぜ人間は宗教を求めるの?

動物と人間の違い 

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兎の大脳は人間と対比すると小さく、人間のように「正邪」を基準とした行動は取りません。

「なぜ生まれてきたのだろう」

「死んだらどこに行くのだろう」

ひたすら草をはみ、子供を作って、育てて一生を終える。このループを、文字通り無心に行っているわけです

人間は大脳を発送させてしまったばかりに、ウサキと同じ行動をする脳の周りに、大脳皮質という、思考を司る部分が増設されました。思考を得た人間は

「なぜ人は生まれてきたのだろう」

生きる意味を考えなくてはならない宿命を背負うことになります

これといった生き甲斐もなく、社会の歯車となって人生の大半を過ごし、必ず来る「死の恐怖」から逃れられずに死んでゆくのは虚しいものです

知性があるからこそ愚かさがあり

愚かさのない知性は存在しない

SNSの登場は、人間の知性と愚かさの新しい捉え方を提示したものではないでしょうか

どんな政治体制でも必ず不満分子が存在する。不満分子が存在する限り 

自分の頭で問題解決しない人々がいる限りカルトは増え続けます

カルト宗教は無理強いではなく、自らが選んだように心理操作されたす

本人すらもコントロールされていると気づかないまま、新しい人格にすり替えられているのです

カルトにマインドコントロールされた信者は奉仕、お布施、寄付などカルト宗教から搾取されます。強制されている気持ちがないだけに、一度刷り込まれと、なかなかそこから抜け出すことができません

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ですからマインドコントロールは、一度かかってしまうと、そこから解き放たれて本来の自分に戻ることが難しくなります

また戻れたとしれたとしても、その後遺症に苦しめられることが珍しくありません

48の異なるカルト宗教などの集団から脱会した元メンバー400名以上を追跡調査したところ、脱会後に様々な自覚症状を抱えていることが明らかになりました

カルト宗教を脱退してからの後遺症

  • 抑うつや恐怖心
  • 極端な体重の増減
  • 周囲への敵意
  • 自殺願望
  • 性的不全
  • 悪夢を見る
  • 記憶喪失
  • 妄想、幻覚
  • 瞑想的なリズムから抜け出せない

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記憶、知覚に関する障害が最も多い

これは、非常に過酷な体験を味わったことで、それに耐えうるための脳のシナプスが再組織化されたことが原因とされています

「クレイジーな教祖、幹部を崇めるからこそ精神を病むのでは?」

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人間は辛いこと、ストレスが長期に渡って続くと、脳の働きから変わってしまうのです

でもカルト信者は元の人格を取り戻すことは可能です

しかし、幼少期からカルトに洗脳された親に育てられたカルト2世においては、以前の人格しがありません

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幼少期から親のカルトの価値観で生きてきたカルト2世は脳のシナプスはカルトの教義で形成されています

自分でカルトに洗脳されることを選択した1世でさえカルトの後遺症に長い間悩まされます

1世は自らの意思で洗脳されていることは選んでいますから、その経験をいいこともあったと解釈することもできます

2世はそれより更に苦難の道を歩みます。カルト親は自分の子供に宗教を決める選択肢を与えません。自らの意思でカルトに入信していないい人はめずらしくありません

概ね2世信者は親から常識を教えられません。

脱会後はカルトで形成された脳のシナプスを変えるため

一から人生をやり直さなければなりません

まさにカルト2世は現在下の精神的難民なのです

それ故に多くの2世たちが脱会後に苦労とやり場のない怒りを感じています

画像いらすとやより