ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

絆(父を求めてオッさん地獄)

「なぜ人は宗教に依存するのか

依存から抜け出すためには 何をすれば良いか

今日は「麻原オッさん地獄」から考察するわよ」

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麻原のボディーガードの田村君は裁判では「麻原はただのおっさん。目が見えるし、肉魚も食う、愛人複数もいて、贅沢三昧」と述べていたが、いまだに麻原のマインドコントロール下にあった

慈昭寺に来た田村君は「裁判で尊師の悪口を言った自分は地獄に堕ちるんだ」と苦しみ顔の表情には大きな翳りがあった。田村君はお寺が嫌いだった

「宗教には2種類あります

その一種類は正しくない宗教

もう一つは正しい宗教です

正しくない宗教とは、世の中の全ての宗教がそれに当てはまります

なぜならば 世の中の既成の宗教には確かに素晴らしい教義があります

しかし、その教義を悟っている人は全然いません

正しい宗教は素晴らしい教義を持ち、その教義を悟っている人を持っているのです

オウム真理教には沢山の悟り人がいるのでオウムこそが唯一の正しい宗教です

世の中の寺には悟った人が1人もいないのてす。従って既成教団の寺院には決して近づいてはならないのです」

「似たような話をどこかで聞いたような」

「日本中の坊さんは、妻帯し、布施を貪っている(異性、金銭の執着を断ち切っている人は1人もいない」と尊師がおっしゃっていました

小松住職はかなり痛いところをつかれた

「おまえんとこの尊師だって100人以上の愛人いるし、外食三昧の煩悩まみれじゃん。しかも犯罪者じゃん」なんて言い返すなら、田村君はますます頑なになり心を閉ざすでしょう

日本の宗教は江戸時代に檀家制度を作りました。全ての民が近隣の寺院の檀家に入らなければなりません。寺院は何もしなくても信者を囲えお布施を貰えましたから向上すり必要性がなくなりました。戦後の仏教は葬式ビジネス化し世俗化しました

日本では宗教=冠婚ビジネスになってしまいました

現代の日本の既存の宗教では人生に悩む人々のニーズを満たせません

小松僧侶は田村君に宗教問答をしよう」と提案しました。小松が勝てば田村君が小松さんの弟子に、田村君が勝てば小松さんが田村君の弟子に(オウム信者になる)

議論では常に小松僧侶が勝ちますが、田村君には「麻原は神であるからだからオウムが正しい」といいはるだけで。結果は堂々巡りとなります。まさにマインドコントロールされた思考停止状態です

Q.小松住職が考えた秘策は?

「実はね、私は修行により最終解脱者になったんだ。今はただの人間だけど‥神の国もこの目で見てきたんだ‥私は麻原教祖以上に神の国については語ることができるんだ」田村君は困惑の表情を見せただけだった

数日後、田村君の目つきが変化してきた。小松住職を見る田村君の目が熱い。小松住職は王手にかけた

「私は最終解脱者なのだ‥未来永劫に最終解脱者なのだ

最終解脱者である僕が麻原をやっつけ君が地獄に堕ちないよう僕が守る!だから安心しなさい!」

と諭す

「小松住職、あなたは私のグルです。今日から私はあなたを小松尊師と呼ばせて頂きます」

目には目を

歯には歯を

宗教には宗教を

グルにはグルを

最終解脱者 小松住職というグルを新たに発見することにより、麻原彰晃という古いグルを捨てることができ、田村君は麻原おっさん地獄から救済された

古いグルを捨て新しいグルを崇拝する

「それ 新たなる洗脳では?」

「カルト宗教にハマるとは人とは依存症なの

土谷正実だって「妻」ができた時、「妻」という依存対象ができたため「父 麻原」の洗脳が解けたと語る

カルト信者は人間関係依存症です。依存性を克服させるには新たなる依存対象を作ればよろしいのだ

人間は社会的動物です。私たち人は支え合って補いあって生きています

Q.日本はなんでカルト宗教が多いの

anser  GHQから与えられた民主主義と資本主義

  1. 信仰の自由
  2. 家長制度廃止
信仰の自由

日本は仏教徒であり、みなどこかの仏教の檀家でした。明治維新により廃仏毀釈となり国民全体が日本神道となります

GHQは日本に信仰の自由を与えました

家長制度

かつて日本という国は「家長」を中心とした「大家族」でした。大家族ではその家の資産を長男一人が受け継ぐ特権があります。しかし長男には兄弟たちを面倒見る義務も課せられます。第2次世界大戦では長男でない男性が行き場をなくし軍隊にはいる人が多かったのです。GHQは相続をゲルマン式相続 兄弟平等に分ける相続を日本に押し付けました。これにより、家長制度は崩壊し「核家族」がメインとなったのです

日本人国民はGHQから

国家から自由に

地域共同体から自由に

家族から自由に

会社から自由に

個人の自由を追求できる民主主義を与えられました

日本人与えられた「自由」はまやかしにすぎません

日本の民主主義はヨーロッパが国民の手で革命をおこし自の力で得たものではないからです

資本主義の「自由」とは上位数%の人のみの「自由」でしかありません

あくまでもGHQ(アメリカ)に押し付けられた「洗脳」でしかありません

人は自由には耐えられません

国家からも

社会からも

組織からも

家族からも自由

そんな自由を謳歌するならばそれは人間ではなくもはや獣にしかすぎません

しかし最後には必ず死にます

私たちは自然という神からは自由ではありません

人は「自由」を他者から与えられたら、束縛される「自由」に回帰するのです

フロムはそれを「自由への逃走」と名付けた

人はどこかに「帰属」して、他者から「承認」されはじめて「安心」できるのだ

帰属できない事を

オルテガは「トポスの喪失感」「根なし草」と名付けた

 

家長制度の話に戻ろう

核家族では子供の教育は母親だけが担うようになります。大家族の時は様々な大人のサポートがありました

時はバブル父は仕事で忙しい。子供は母だけに依存するようになります

思春期になれば子供は母親から自立し、部活、サークル、グループをつくったり、異性の友達をつくります

人間には本能的に帰属意識があります。

親が同一化の対象にならないから、教祖を同一対象とする

家族が同一化の対象にならないから、教団を家族とする

グループを居場所を作れなかった一部の若者は擬似的な家族を謳う新興宗教に入信し、教祖を「父」または「母」とみなし擬似家族の教団に帰属し自分の居場所を見出すのです

エホバの証人では、エホバ神を「父」とみなし、男性を「兄弟」女性を「姉妹」と呼び、世界家族を実現していると謳う

カルト信者が欲しいのは「真理」でなく自分の「居場所」や「家族」なのです

新興宗教は真新しく「資金」が必要ですから、信者を教団に依存させようとあの手この手をつかいます

こうした宗教に依存するのは、不健全な依存です

カルト信者たちは「居場所」新たなる「依存対象」を見つければカルト依存はやめるのです

全面的に受け入れる

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「君は思考停止して、インチキ宗教に騙されたんだ。自分の頭で考えたらどうだ」と言ってみても彼らの心には響かない

カルト信者は思考停止していない

彼らは思考を放棄した訳ではない

人間には確証バイアスがある

彼らは思考に思考を練りあげて自分の選んだ宗教が「真の宗教」と結論づけたのだ

思考停止ではなく

自分だけは大丈夫

自分だけは騙されない

自分だけは助かる

という

確証バイアスの働きによる自分の思考なのだ

彼らは頭が悪いのではないと考えよう

普通の人がスルーして考えることがなかった問題を考え取り組んだ人たちなのだ

例え教団が教祖がインチキだったとしても、それを求めた信者の思いは本物なのだ

女性の社会進出について 考える

最近はリベラルが男性も育児休暇をとり、母も社会進出しながら、男女平等に育児をするという風潮がスタンダードというか強制しています

この思想は「危険」です。行き着く先は家族崩壊と個人主義です。これを強制的に押し付けるリベラル系はカルトを彷彿させます

古代イスラエル

古代イスラエルは労働不足だった。集団農場キブツでは、効率性と子供の自立を重視した新しい療育方法を採用した

赤ちゃんは、生後6から12週まで母親のもとで過ごした後「こどもの家」に預けられます

6人から8人の子供につき保母が1人面倒をみます

母親は授乳以外の時間は子供の家に預けられ1歳にまでには母親はフルタイムの仕事をします午後4時から7時までの間は、子供は家族のもとで過ごすが、それ以外は子供の家で過ごす

この公共保育はすぐに廃止されます。子供たちの発達に遅れがでて、精神不安定の子供が増えたためです

ソ連

ソ連でも女性を労働者として利用するために公共で子供を育てましたがソ連は崩壊しました

70年代

「子供の自立」をすすめる「スポック博士の育児」がブームになりました

子どもを早く自立させるために、育児になるたけ手をかけないで、女性は社会進出しようというものでした。社会進出したい欧米の母親たちに支持されました

結果は情緒不安定な子供たちが育ちスポック博士の育児法はすたれます

核家族

日本はかつて大家族でした。日本人はめいめい「〇〇家」という居場所で自分のアィデンティティを確立していました

核家族化はメインとなった70年代から「日本赤軍」、擬似家族と終末予言を謳うカルトに居場所を見出す若者、主婦が増えたのは 家族の絆が薄れたことが原因の一つと私は考えます

家族、子供よりも 仕事、お金がそんなに大事ですか?

人間は社会的動物です

子供が健全に育つためには家族の絆、母親の愛情が最も必要なのです

リベラル=共産主義の目的は女性の解放ではありません

家族制度の崩壊です

主婦の社会進出により核家族はさらに分解され、母子家庭、ステップファミリーが増え家族の絆はバラバラになり現実の世界に「居場所」がない若者、主婦が更に増えます

擬似家族を謳うへんなカルトに騙される人が増えることを懸念しています

ここ最近 大きなカルトではなく個別の擬似家族に洗脳が増えていきます

大事なのお金ではなく家族の絆ではないでしょうか?

ママ友洗脳事件

ママ友に洗脳された主婦が ママ友の言われるがまま離婚、受け取った生活保護費を献上させられました。ママ友は3人の子供たちの食生活を管理しました。子供の一人が餓死しました

規模が小さいとただの近隣トラブルになり 警察も動きません。テレビ報道は「死人」がでなければ報道されません。お金を搾り取られる「ママ友カースト」など至る所にあるのでは?と思います