統合失調症遺伝率 82%
双極性障害遺伝率 80%
遺伝率80%というのは8割の子供が精神病にかかるわけではないが
身長の遺伝率66%
体重の遺伝率74%であることを考えればかなり高い確率です
反社会性パーソナリティ障害は遺伝するのか?
イギリス
イギリスで1994年から3年間に生まれた5000組の双子の子供たちを対象に反社会的な傾向の遺伝率調査が行われた。
それによると「冷淡で無感情」といった性格を持つ子供の遺伝率は30%で、残りの70%は環境の影響だとされた
次いで研究者は、教師などから「矯正不可能」と評された、極めて高い反社会性を持つ子供だけを抽出してみた
その結果は、衝撃的なものだった
犯罪心理学でサイコパスに分類されるような子供の場合、その遺伝率は81%で、環境の影響は2割弱しかなかった。しかもその環境は、子育てではなく友だち関係のような「非共有環境」の影響とされた
アメリカ
米国の神経犯罪者エイドリアン・レインがカリフォルニアの小学校に通う9歳の双子605組を調査したところ、教師が問題ありと評価した場合の遺伝率は40%、親による評価では47%、本人の評価では50%で大きな違いがなかった。これは「子供の問題行動の半分は遺伝、半分は環境の影響」
次にレインは、背中でもとりわけ顕著に「反社会的」とみなされた子供だけを抽出してみた。顕著に「反社会的」な子供の反社会的行動は、遺伝率96%であった
デンマークでは養子に出された双子(男の子)で追跡調査したところ
実の親、養親にも犯罪歴がない場合、有罪判決を受けた息子の割合は13.5%
養親に犯罪歴、実の親に犯罪歴のない場合。息子が犯罪を犯す確率14.7%
養親に犯罪歴がなく、実親に犯罪歴がある場合 息子が犯罪を犯す確率20%
しかも息子世代が犯罪件は親世代の犯罪件数と比べて高くなっている
反社会的遺伝は世界恐慌から現代まで様々な国で調査されたが、双子、兄弟姉妹、養子いずれも犯罪、暴力に対して遺伝的影響は顕著だった
環境より遺伝のほうが影響があるのだ
この結果が正しいとすれば、子供の極端な異常行動に対して親ができることはほとんどない。親の責任とはその遺伝子を持っており、それを子供に伝えたということだ
https://www.sankei.com/article/20240614-4BN6UT6ARBAVDFZWIBLT2ANR7Q/