ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

なぜ高学歴の若者はオウムに洗脳されたのかを考察しよう

「僕の地球を守って」をメルカリで買ったのよ

当時大人気の男女7人夏物語を宇宙版した輪廻転生ファンタジー

前世は宇宙人

宇宙戦争で人類が全滅したが生きのびた7人の男女

オカルト雑誌で前世の仲間を探す超能力を持った若者たち

輪廻転生、超能力、人類滅亡

80年代はオカルトブーム

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今日は理系エリートがなぜオウムに惹かれたのか検証するわよ」

カルトに入信した若者の特徴
  1. 真面目、良い子
  2. (親、教師からみて)理想の子供
  3. 9割がたの若者か反抗期がなかった
  4. 普通、もしくは普通より裕福
  5. 父親の不在

父親が出張、単身赴任、残業で帰るのが遅い家庭が多い

これは高偏差値の子供の家庭条件でもある

亭主元気で留守がいい

父親が家にあまり居なければ、母親が子供に教育専念できるのだ

残業が多い父

  • 仕事ができる(有能)
  • 給料がいい
  • 教育に金かけられる

Q.真面目は人が犯罪に手を染めるのは何故?

ユングによると人は誰でも社会で生きるために表向きの顔と内向きの顔を持っているという。それをユングペルソナと名付けた

警察官は警察官の仮面

教師は教師はの仮面

不良は不良の仮面

優等生は優等生の仮面

良い子は良い子の仮面

Q.良い子と見られるのはいいことじゃない

良い子の仮面は、一見いいことと思われがちですが、良い子の仮面を被り続けることはストレスを抱え込みます

ドラえもんで考えよう

映画ではジャイアンは「いい奴」になる。そうなると「ジャイアンって実は家奴じゃん」と好感度は上がる

しかし しずかちゃんが一度でも、悪い行いをすると「しずかちゃんって嫌な子なんだよね」と思われてしまう

「良い子」は常に「良い子」を行わなければならないのだ

仮面を被る姿と内なる自分とのギャップに乖離があればあるほどストレスは高まります

これが「あんないい人が何故?」と普段真面目な人が世間を驚かされるのである

Q. 勉強ばかりしていたから 騙されたんじゃないの?

カルトに洗脳された若者は 勉強だけでなく、芸術、スポーツもよくできた。クラス委員を務めたコミュ力のある人も多い。オウムは高学歴+武道有段者 文武両道が多いまた ボランティア活動をしていた人も多い

オウムに入信した若者は本、哲学書も読み漁った知性のある若者が多い

オウムに高学歴が多い理由

特に理系高学歴を狙って勧誘した

麻原にはエリート願望があった

熊本大医学部受験→落ちる

大受験→落ちる

ヨーガサークルでお弟子さんから「先生」と呼ばれチヤホヤされた麻原はただのヨーガの先生では飽きたら無くなり「教祖」になった

オウム真理教の小さい世界で「尊師」と呼ばれたこと麻原は敬愛するヒトラーのように独裁者になった

悪どい集金システムでぼろ儲けした

彼は万能感に満たされた

被害者から相談を受けた坂本弁護士がオウムを「インチキ宗教」と呼び訴訟を起こそうとした

自分の世界が壊される

自分の世界を壊す人間はいなくなれば良いと

麻原は弟子たちに命じ坂本弁護士を一家ごとポアした

彼の思想の実現(全人類を救済する思想)‥ケプラーニュートンの発見が‥その連中によって妨げられ、彼らが障害になっているという場合にはですね、ニュートンはその発見を全人類のものとするためにこの十人ないし百人を排除する権利を持つ‥その義務さえあると思うのです(罪と罰)

坂本弁護士はもともと被害者たちから依頼を受けたのだ。坂本弁護士がなくなれば被害者たちはまた別の弁護士に依頼する。寧ろ警察は動くし立場が悪くなるだけなのだが 何故か警察は行き詰まった

坂本弁護士ポアが上手くいった麻原は教祖だけでは物足りなくなりヒトラーのように選挙で勝ち日本を支配しようとしたが大敗してしまう

選挙に負けたのは国家の陰謀を考えた麻原はハルマゲドンを自作自演して敵を皆殺しにして(ポア)日本を支配しようと目論んだ

ハルマゲドン自作自演するためには化学兵器が必要

一流大学に「記憶がよくなる」「能力開発」を謳う超能力、ヨーガ、武道、カレーの覆面サークルに美人信者の勧誘とラブシャワーで勧誘したのだ

「理系で頭のいい予備校生を導いて下さい」と女性幹部に指示され勧誘活動をした(元信者)

高学歴信者は霊的にたいしたことなくても優遇されとんとん拍子に出世できた

自衛隊、警察官もリクルートしていた

白井孝久三曹(26)オウム真理教本部に火炎瓶を投げ自作自演をした

オウムの美人信者の色仕掛けと井上のリクルートがあった

Q.何故、自衛隊がオウムに騙されたの?

敗戦国日本は自衛隊を軽んじていた

  • 自衛隊の2佐クラス以上は国立の大学院に入学さえできない
  • 災害の時自衛隊は、「災害派遣」というプラカードをつけなくてはならない。プラカードをつけなければ「軍国主義の復活」と難癖をつける輩がいる

自衛隊は命をかけて救助活動をする。これに対し感謝の念がなければ世の中に不満を感じカルトにハマってしまう人もいるだろう

暴力団

オウム幹部の中田清秀は元暴力団

村井を殺した人も暴力団

ロシアルート

ソ連崩壊後のロシアと賄賂を送りコネクションをつくっていた

冷戦が終われば兵器は無用の長物。ロシアから武器を購入していた。もしも闇ルートで核兵器などを入手したとしたら‥

麻原が国家をハルマゲドンと称するテロで日本を乗っ取ろうとしていたのは間違いない

オウムや統一教会が大学で勧誘する理由

カルトは不安ビジネスである。ビジネスである以上、極力 利益をあげたい

オウムと統一教会は一般企業と同じなのだ。どんな企業でも優秀な人材が欲しいと同じようにカルトも良い人材が欲しい

一流企業は一流大学の学生を採用する。偏差値が高くても使えない人もいるが確率的に偏差値が高ければ高いほど、真面目で、勤勉であり、有能な者が多いからだ

例えば、開成、灘、麻布、桜蔭などに入学しましたできる子供は非常に有能である。教師、塾の講師たちの要求する以上のことが出来てしまうという

企業は要求した以上の仕事ができる人材が欲しいのだ

そのような人材は高偏差値になればなるほど多くなる

エホバの証人は家から家の勧誘だ。そのため昼間家に在宅でしている主婦かお年寄りばかりになる

勧誘ノルマがない。時間さえ入れればいいのだ。そのため、30年も所属しながら一人も新しい信者を獲得しなかった人とかも珍しくない

井上嘉浩は16歳から入信して25歳で警察に捕まるまで1000人以上の信者を獲得した

オウムと統一教会は効率的な教団運営のため、有能な一流大学の学生が欲しかったのだ

一流大学に覆面サークルで誘えばオカルト好き、ヨーガ好きの誰かしらを引き入れたりすることができる

頭がいい人ほどカルトにハマる

という論があるのだが、全く関係ない。カルトにハマる人は「社会的弱者」と人生経験のない「若者」が多い

マスコミは理系のエリート青年ばかりクローズアップしているが、オウムでは幼い子のいる主婦も多かった

オウムと反対にエホバの証人は、少数のエリートたちが信者たちを支配する共産主義システムをとっている

信者に教養があると支配しにくいのだ。だから現役大学生が信者になると「今にもハルマゲドンが来る」と大学中退して信者になるようにさせる。このように 信者の高等教育を1995年あたりまで禁止していた。ここ最近は大学に進学可能になった

Q. 何故、頭いいのに騙されたの?

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医者だから全てを知っていると考えているようですが。私は実際のことをいうと単なる心臓外科医として専門バカだったんです(林郁夫 オウム法廷1)

彼らには、宗教的な知識がないと思った。村井や上祐は科学知識が長けていても、修行のことは知らなかった。宗教のことを知っている人は途中でおかしさに気づいて辞めている(元オウム初期の高弟)

人間の脳は不完全情報

偏差値75あっても世界の事情を全て把握できるわけではない

ノーベル賞受賞者だって、例外はない

その道のプロはその道のことしか知らない

偏差値75は「勉強」という物差しだけの数値なのだ。彼らは宗教知識はなかった

むしろ天才レベルは知識が偏ってしまうから自分の得意分野以外は全く知らない人もいる

麻原彰晃はどうだろう?

詐欺師という物差しを測るなら

オウム事件の悪辣さから、麻原のペテンぶりは日本トップレベル 

つまり麻原は詐欺師偏差値が75なのだ。

オウムの幹部たちは詐欺知識、また宗教知識はあまりなかったと思われる

偏差値75の詐欺師にかかれば勉強偏差値75の秀才は騙されるだけの存在になる

完全要求

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人間は本能的に完全を求める

この世界には、あらゆる不法や犯罪を行いうる‥完全な権利を持っているある種の人物が存在する、そういう人物にとって法は無きに等しい(罪と罰)

情報システムとしての人間は部分情報です

過去の全て、また未来まで知ることはできません

人間は

過去、なぜ生まれてきたか

未来、死んだら何処にいくのかを知りたい要求があります

自分が正しいと思うこと、選択したことが望みどうりの結果をもたらすわけではありません

予期しない出来事、理不尽なこと、災害、病、悲惨な出来事はたくさんあります

医学は発展しましたが、全ての人は救えません

仮に全てハッピー人生を送ったとしても、最後は皆死にます

資本主義の世界では、学校、会社、組織の代用品のある部品の一つになりがちで個性は尊重されません

世の中は無常

そんな時

学校に行く時、光速移動できたらいいのに

タイムマシンがあれば戦争防げるのに、未来がわかるのに

環境破壊を治す、全ての病を治す神の手があればいいのに

遂には万能なる存在にに行きつきます

宇宙、生命全てをつくった、全ての問題を解決するがいればいいのに

不完全情報である人間は完全情報を持つ絶対神を創造するのだ

オウムに入信した若者の特徴

  • オカルト好き
  • 超能力、ノストラダモスの大予言を本気で信じている(終末予言を信じる人は破壊願望がある)
  • 輪廻転生を信じている
  • 仏教、密教チベットに興味がある
  • ヨーガに興味がある

親、学校の先生、教授に

「本当に超能力ありますよね」なんて聞いても

「君、面白いね」「好きだなぁ、先生そういうの」そんな反応くらいしかない

彼らにとっての真理とは

「君の言う通りです

超能力は本当にあります

その証拠に私は空中浮遊ができます

輪廻転生も、ハルマゲドンも本当にあります

私に従うなら 

たった3年間で必ず超能力を体得できます 

解脱もできます

来るべきハルマゲドンを通過して

君は世界を救うんだ

きみは選ばれたのだ」

と言ってくれる大人だった。それか麻原彰晃だったのた

「非凡人」は権利を持つ‥公的な権利ではなくて、自分の良心に対して‥ある種の障害を踏み越える権利を持つ

有能願望

あなたの能力はどのくらい?

百万人の高校生を調査した

自分の能力は平均以上と答えた生徒は70%に対し、平均以下と答えた生徒は2%

最上位の1%はいると答えた人は25%もいた

学生だけではない

自分の仕事能力は平均以上と答えた社会人は94%いた

ほとんどの人間は自分が平均以上、自分は特別と思っている

だから 48%の人は「私は普通以上なのに世間は私を認めない」と不満になる

24%の人は「私は上位1%なのに世間は私を認めない。この世界はおかしい」と不満になってしまう

この人の論文によると、全ての人間が「凡人」と「非凡人」に分かれている

凡人は、つまり凡人だから、服従を旨として生きなければならんし、法を踏み越える権利もない

ところが非凡人は、非凡人なるがゆえに、あらゆる犯罪を行い、勝手に法を超える権利を持っている(罪と罰)

Q.オカルト好き高偏差値青年の夢とは

1. 自己超越(超能力)を身につけたい

2. 未来を知りたい

3.全てを知りたい

4.完璧になりたい

5.アインシュタインダーウィンみたいな「新たな発見」する科学者になること

(ダーウィンアインシュタインエジソンは偏りがあり高偏差値ではない)

6 地球を救うヒーローになりたい

麻原の教えはオカルト好き理系の夢を叶える教えだった

だから空中浮遊の写真をみても、超能力を信じていない人からみたら

「浮いたからってだから何?」と思うし、写真ならいくらでも加工できると考える

体験型宗教

体験がたテーマパーク キッザニアが大ヒットした

人間は体験型が好き

オウムは当時珍しい体験型宗教だったのだ

彼らは理系らしくまず自分を実験台にして、麻原のヨーガを試したら神秘体験してしまう

神秘体験

身体の体験は強烈だ。彼らは思う。「この人は本物ではないか?」

「検証するために一度麻原に会いたい」

麻原の神秘体験(脳内物質の過剰分泌による幻覚作用 ヨガをすれば誰でも体験する)をしてしまった彼らは本気で超能力を信じた

彼らの中に パラダイムシフトが起きた

パラダイムシフト

説明できない観測や実験の結果が累積すると、それらを合理的に説明できるパラダイムによって置き換わり、その後には新たなパラダイムを前提とした、問題解決や説明がなされるようになる(トーマス=クーン)

話をよく聞く人

偏差値が高い=人の話を熱心に聞く

マニュピレータの話を熱心に聞けば必ず洗脳される。聞いてはならない

麻原は妄想虚言症

麻原本人は自分を救世主として信じていた。だから超能力を信じる人にとっては麻原は嘘をついているように見えないのだ

「新しい重力法則を発見した」

「この人の弟子になれば世界の謎が解ける」

となり盲信してしまう

麻原に従えば、ユリゲラーみたいな超能力者になれて

釈迦のように悟りが開け

しかもアインシュタインダーウィン級の発見者になれるのだ

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歴史に名を残す発見をしたい

それこそが理系エリートの夢

こんな美味しい話はない

美味しすぎる話は詐欺だけど

麻原の妄想(嘘)はオウム理系たちの夢を願望を叶えるものだった

騙されたのではなく、信じたのだ

人間には人を信じたい要求がある

教養があってもスピュチアルを信じる

ナンシー・レーガンは夫が大事なスピーチをしたり、外国の首脳と会談したりするときの最適な日取りを選ぶときは、占星術士を雇っていた

ホームズの生みの親、アーサー=コナン=ドイルは妖精の実在を信じていた

ハーバードの教授で精神科医のジョン=マック医師は 異星人に誘拐された人の体験談を綴った「アプダクション(誘拐)」という本を出版した

超能力の記事を書いている記者に「あなたはご自分の記事を本当だと思いますか?」と尋ねたところ

「別に自分で信じている必要かはありませんよ。博士号を持っている人で『本当ですよ』と言ってくれる人が2人見つかれば、記事はできるんですから」

根拠なき科学

  • 人間の脳は10%しか使っていない
  • 犯罪は増えている
  • 自尊心の少なさが攻撃性につながり犯罪をおこす
  • 信仰心の篤い人は、無神論者より利他的
  • 正反対の性格の者同士が惹かれ合う

空中浮遊

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オカルト雑誌に掲載された空中浮遊写真で多くの若者がオウムに訪れた

髪の毛が逆立っている。足を組んだまま膝の力で飛び上がった瞬間に撮られたトリック写真である。多少の教養があればわかる

目の前で 飛んでくれたら信じるけど、それはできないということだね

坂本堤弁護士

と普通の人間は考える。しかし超能力を信じている人は信じてしまう

信じたいから信じる

根拠なき科学を信じる心理

行き詰まった人、不治の病の人などには希望になる

死んだら無になるのは虚しい。だから輪廻転生があったほうが安心できる

迷信、運命、超常現象が有れば思考を単純化できる

  1. 何を信じるべきかは、あらかじめ決まっている
  2. 証拠を探すのは、あらかじめ決まっている信念を裏付けるための証拠だ
  3. その主張、あるいは信念に反する証拠は無視する
  4. ある現象に他の説明がついても無視する
  5. 並外れたことを信じている
  6. 並はずれた主張を裏付ける割には、頼りない証拠で満足している
  7. 事情証拠を重視する
  8. 主張を検証するのに、厳格にコントロールした実権を行わない
  9. 懐疑的な思考をほとんど行わない 
ポール・サイモン死亡説

ビートルズの曲を逆再生、スロー再生すると「ポールが死んだ」と聞こえる

ビートルズの曲は山ほどある。片っ端から逆再生、スロー再生すれば一つくらいは見つかるだろう

火渡り

火渡りする人たちは

「私が火傷しないのは、ある種の精神的エネルギー、霊的エネルギーが守ってくれるからだ。私の元で修行すれば、このエネルギーを習得できる」

物理的に説明できる

オーブンでケーキを取り出す時

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オーブン、ケーキの容器を触ったら火傷する。しかし、ケーキは火傷しない

金属の熱容量、熱伝導性は高いが

空気、ケーキ の熱容量、熱伝導性は低いため

ケーキは触っても火傷しない

火渡りで使用される炭は650度もあるが、炭は熱容量、熱伝導性も低いので、ゆっくり歩かない限り火傷にならない

霊的エネルギーも何もないのだ

優秀な人もエセ科学を信じてしまう

頭が良い人は自分の信じた話を論理的に正当化する能力が優れている

批判(クリティカル)思考を身につけよう

本気で真理を追求したかったら、生涯に一度くらいは疑いかぎりのものを疑ってみることだ    デカルト

懐疑的思考

  • 分析
  • 再現可能な証拠

懐疑主義

検証するのは大変

考えるのは面倒くさい

論理的思考を持って生まれた人間はいない

習ったこともなく、練習したこともないのに、ゴルフ選手になっていたとか、ピアニストになった人はいない

論理的思考とは長い時間をかけて学習するものなのだ

人間が本能的に信じる生き物

人間は人生に確実性が欲しいからだ

人生は知っていることより、わからないことの方が多い

世の中にはグレーゾーンであることが沢山あり

不確実である事実を受け入れなくてはならない

しかし、根拠のない信念を抱えて生きる人生とは果たして幸せだろうか

人間は信じたい要求がある

信じる人を間違えたら

財産を奪われたり

奴隷のように無料奉仕で搾取されたり

最悪な場合は

知らず知らずのうちにテロリストになってしまい

犯罪に手を染めて死刑囚になってしまう場合もあるのだ

そんな人生より自分の頭で考え、選択した人生のほうがマシではないのか?

神秘体験

オウム信者の若者は、みな神秘体験で信じてしまった

真理の光

オウムのヨーガを実践すると光が見える。この光を見て彼らのは脳にパラダイムシフトが起こり洗脳された

昆虫が真っ直ぐに飛べるのは、太陽の光りを帰順にしているからだという

太陽の光りを捉える両眼の僅かな視差を利用して、虫たちは進路を決める

しかし、夜、人口の光り、松明を見た虫は、それを天然の光りと勘違いする

真っ直ぐ飛ぼうとしても、進路は光りの側に曲がっていく

こうして虫は光のまわりをグルグル旋回する。その半径がしだいに狭まっていき、ついに火の中に飛び込んでしまう

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カルトの光を浴びた彼らは、それを真理の光と結論し、真理の光を求め続けた

人口灯に感覚を狂わされた虫が火に飛び込むように

オウムの光りに狂わされて彼らは破滅の階段を登った

人間は本能的に何かを信じる生き物

信じるものを間違えるならばオウム麻原以下12人の弟子のように人選が破滅する場合もあるのだ

だから、私たちは何かを信じる時はけちんぼにならなくてはいけない

証拠がでるまで

信じるのを我慢して、自分の頭の中で反論を続けて検証するのだ

それは人間の本能に逆らうことだからむずかしいが それこそが真理に辿り着く道なのだ

 

参考文献