ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

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尼崎の魔女⑦【師範】角田美代子の日記

美代子はメモ魔であり日記をつけていた

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日記によると美代子に「洗脳」を伝授した師匠がいたのだ

私は強い男が好きや。格好をつけた奴やなく、本物のやくざに憧れているんや 美代子

Mという有名暴力団の幹部であり美代子の初めての男性とも言われている。Mが武勇伝を話すと美代子は熱心にメモをした。そんな勉強熱心な美代子にMは感心し様々な犯罪に対する情報を伝授した

Mは様々な事件を掲載した雑誌、書籍を美代子に読ませたり、意見を言わせたりしていた。また暴力団の恐喝や暴行を見せたり、一般市民を対象にした脅しやみかじめ料徴集を実施体験させた

暴力団はボランティアではない。指南する代わりにそれなりの みかじめ料を徴収したわけで、実際美代子は常に金銭的に余裕はなかった。美代子の日記にはこのようなことが書かれている

組織の運営

一つの家族や集団の中で、一人を集中的に可愛がり、他の一人を徹底的に迫害すると、彼らの中で自然と誰に付けばいいとか、どうすれば自分は助かるかといった感情が動きはじめ、放っておいても協力者や密告者が出てきて、組織の運営がスムーズになる

権威をもとう

ただ取り込む人間から信頼、心酔されるだけではだめで、時々彼らにも恐怖心を与え、隷属することでしか生き延びられないという呪縛を持たせなければならない

共犯者にしよう

標的(被害者)の家族や親族、仲間らに虐待、暴力、殺害、死体遺棄…どんどん過激な行為を矯正して続けさせれば、人々は心身ともに疲労困憊して思考能力を低下させ、やがてこちらの要求どうりに動くようになる

矛盾

加害と被害、飽食と飢餓、婚姻と離婚といったように正反対のことを激しく繰り返しながら行えばより効果的だ

家族会議をしよう

連日、家族会議をひらかせ、何事も懐疑で決めさせる形を取ることが有効だ

カーストを作ろう

特に家族間で優劣をつけ序列をつくり、最下位の者を集中して虐待する。序列は何か理由をつけては頻繁に入れ替えると、家族全員が常に緊張感に支配される。誰か他の者を最下位に落とさなければ、自分の身が危うくなるので、自分は権力者に絶対服従の姿勢を貫き、下位の者は少しでも序列をあげるため権力者の歓心を買おうとし媚びへつらい、家族をうらぎることも平気になる。そうなると家族は敵対関係に陥り、もはや結束して権力者に対抗する棋力も知恵もなくなる

絆を破壊

本質的には親は子供を可愛いと思い、守らなければならないという決意を心に秘めているものだ。だから親の面前で子供を虐待、暴行すれば、親は子を庇うために自ら権力者に対しては反抗的な態度をとって、標的になろうとする。それを逆手にとって、子供に親を殴らせれば、その家族関係は瞬く間に崩壊するはずだ

教祖のようにふるまう

権力者を絶対的な頂点(教祖)とするカルト宗教的なコミュニティを作り上げることが肝要だ

戸籍ロンダリング

血縁とか婚姻関係などもともとの家族関係を解体し、新たなファミリーの一員となることを強いたり戸籍や名前を改変するショック療法が有効である

美代子のメモによるとMと頻繁にやり取り、アドバイスを受けながら家族解体を勧めた。Mが昇進するとやり取りが減っていく

最後の家族大江家の時には連絡はできなかった。Mは逆上した女性に刺殺されていたのだ

的確なアドバイスできるMを失った美代子は隙だらけになり、標的の大江香愛を取り逃がしてしまう。香愛は警察ににげ込み角田美代子は逮捕されてしまう

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私は強い男が好きや 角田美代子

自己愛性人格障害は何事にも動じないサイコパスに憧れる

両親に愛されなかった自己愛性人格障害の美代子はサイコパスMに操作された傀儡にしかすぎなかった。まさにMは地獄の傀儡師と言えよう

尼崎連続監禁殺人事件に関して警察はなぜ動かなかったのか?と疑問の声が多いいが 

前列のない事件には警察と法は対応できない

身内の揉め事、身内から金銭取られたとかは民事のため警察は介入できません。この事件は、法律を良く知っている人間が法律ギリギリまで悪事を働くものでした

このシナリオ書いた人間は「悪」の天才です

ヒトラーの「我が闘争毛沢東と北九州監禁事件と宗教(オウム真理教)の洗脳、暴力団の脅しがミックスされた洗脳法です

角田美代子が第二の松永になったように 尼崎連続監禁殺人事件をさらに進化させた 第二の美代子が現れます