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コンクリート事主犯格少年A【前編】「野獣の獄道」

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女子高生コンクリート事件主犯格A。この男生まれながらの「悪」である。身長164センチと小柄だが体重は70キロの筋肉質。舎弟たちを従え悪の限りを尽くし遂には少年ながら前人未到の凶悪犯罪者になった

「希代の悪」少年A生い立ち

1970年4月生まれ。父親は証券会社の社員、母親ピアノ講師。7歳年下の妹が一人の4人家族

物心ついたときから家族と一緒にご飯を食べたことが無い

父は昭和16年生まれ。地方の県立高校を卒業して上京、私鉄に勤務する傍ら、大学の夜間部に通学して卒業後、証券会社に入社する努力家

母は地方から上京し、商店を営む両親のもとに生まれた。小学5年生からピアノを習いはじめ、私立音大に在学中にピアノ講師となった

2人はお見合いで出会い結婚した,母の親が足立区に持っていた46坪ほどの土地に家を建て新婚生活がはじまる。父親は仕事か忙しく、新婚1週間で外泊して以来度々家に帰らない日があった

母が妊娠5ヶ月の時、急性虫垂炎を患い2週間入院した。退院のとき夫は迎えに来ず、母親に付き添われて帰宅すると台所にはうじ虫がわいていた

4月に長男Aが産まれても父親は仕事がいそがしいと来なかった。退院も夫は来ないので母親に付き添われて退院した

Aが生まれた半年後には、「夫と別れなさい」という「夫の愛人」からの電話が頻繁にきた。母親が夫に電話のことを問い詰めると夫は「あの女は頭がおかしいんだ」と言い放つだけだった。ノイローゼ気味になったA母は生後8カ月の裕史を連れ、川べりを彷徨い「いっそのこと死んでしまおうか」と思ったこともあった

Aが猩紅熱に罹ったとき、母親も感染した。母親が「お父さん、うどん屋さんに電話して」と頼むと「なに!まだ口きける!」と病気で苦しむ妻子に対して何もしなかった

証券マンの父の給料は歩合制で昭和50年頃までは収入が少なく家にお金を入れなかったので母がピアノ講師として家族を養った。3ヶ月の宮野を祖母に預けピアノレッスンをした。祖母が具合悪くなったため「ピアノ講師を辞める」と申し出ると「私たちが協力する。お子さんを連れてきください」と引き留められ、母親は赤子をおぶってレッスンをした

1.幼少期からの異常行動

おかあさんはなんで(ピアノの)先生なの?

Aは就学前、ピアノ講師である母の仕事が終わるまで待つ間、チューリップの球根を根こそぎ抜いていた。園長先生は叱ったが、母親はその行動を気にも止めなかった

母親がピアノ教室で働く間は母方の祖父母が裕史の面倒をみたり近所の家で預けられたりした

祖父はAに将棋を教えたり、話すときはAに対して教え諭すように語りかける人物だった。祖母は「優しいが礼儀作法に厳しく」感情的に泣き出して注意をする人だった。Aは祖父を尊敬してたようで祖父が亡くなった時、葬式場から火葬場までずっと泣いていた

Aは幼いうちから英語塾、将棋道場、公文、スイミングスクール、ピアノを習わされた

ピアノは幼稚園からやっていて、遊ぶ時間がなくなっちゃったのでピアノはやらないようになりました

1年の授業参観では挙手しない息子に「手を挙げなさい」と言い。Aが手を挙げると先生にさされAはしどろもどろになる。Aはこの体験はトラウマになったという。7歳違いの妹が生まれると父は妹を溺愛した

妹にはよく、いろんなものを買ってくれるんだけど、自分には買ってくれなかった。買ってくれと頼んでも、買ってもらえたら記憶がない

母親によると妹が「パパ」というと父「なんだ~い」と答え、Aが「お父さん」と呼ぶと「うるせえなを。バカ、早く寝ろ」という感じで裕史には冷たく突き放していたという

小学低学年の時Aは母親の財布からお金をくすねて駄菓子屋でお菓子を買った

お母さんが、合成着色料とかがついている食品を食べさせたがらなかった…アンズアイスやスモモアイスを買いたいと言ってもお金をくれない。お母さんはレディボーデンとかのアイスしか食べさせてくれなかったが、近所の子はスモモとかアンズアイスを食べていました。それで僕も、それを買いたくて、お金を盗みました

結局、母親にバレて殴る蹴られたりした。Aが泣いてもやめず靴べらで割れるまで叩かれた

やっぱり、欲しいものがあると、どうしても欲しい性格で、どうして、この間はみつかってしまったんだろう、こんどはみつからないようにしよう

母は感情的に怒り体罰をする親だった。Aもそんな母親の影響を受けて、ものに八つ当たりするようになった

小学2年か、それとも四年生の時だったか、そのくらいの時から聞かされていました。「お父さんは結婚してから1円も家にお金を入れてくれなくて、今は飲食店の経営をしているから、私のお金とか、あんたの貯金まで全部持ってちゃって…この家にはお金がなくて、あと全部お父さんが持って行った」とお母さんが泣きながら言ってました

パパと競輪

父はAを競輪に連れて行った。その日、父は競輪でもうけた

帰りに喫茶店に行って、八百円のジュースを飲ませて貰った。その後、洋服を買ってくれるというんで、競輪でいっぱい儲かったから、服をいっぱい買ってもらえると思ってたのに、3千円のシャツ1枚しか買ってくれなかった。せこい人だな、と思って、なんかお父さんという感覚がなくなっちゃいました

Aは小3の時、妹とトラックの荷台で遊んでいたら妹が落ちてしまい何針が縫う大怪我をした。父はAを殴り「でていけ!」「死ね」と罵倒した

父親は母親に「Aの学校の成績が悪い」と叱った。そのため母親はAに公文と〇〇ゼミをやらせた

1日3時間から5時間かかる通信教育なんです。お母さんの目を盗んで遊んでいました

母親は勉強をサボったのがわかると正座させ、深夜まで説教しつづけました。母親は厳しく叱りつけたと思った後は優しくスキンシップをした

小学高学年の時、父親からの「出ていけ!」という言葉に対してAは本当にパジャマのまま家を飛び出し、数時間帰宅しなかった。この時 Aは隣家の3階屋上から我が家の状態を観察していた。母親は心配してAを探しに行ったが、父親は寝そべってテレビを観ていた

小学4年生の時、父が高血圧で5ヶ月間入院した時、父は弱気になり、母に今後の生活の不安を訴えたところ、母は「死にたいなら死ねばよい」という意味合いの言葉を言った。父親が回復後、またトラブルで揉め父親は母方の祖母の所有するアパートに家出した。ある日、母親はゴルフから帰宅した父親の荷物を片付けていると浮気の証拠を発見して、母親逆上し夫に向かって「殺してよ。殺してよ」と叫びながら詰め寄った

A先輩は小学生の時から、めちゃくちゃ悪かったですよ。小5でパンチパーマですもん。近くの小学校に金属バット持って殴り込みに行ってました…もんじゃ焼き屋さんがたまり場だったんですけど、A先輩はそこのおばさんに鉄板の油をかけたりしてました

小学5年生

小学校にコンドームを持ってきてみんなに使い方を教えた。集団万引きで何度も親は何度もお店に謝罪しにいった。友達が家から持ってきたお金をゲームセンターで全て使ったのがバレて担任と両親はその子の親の前で土下座した謝った

(悪行が)何でバレたのか、そっちの方が先で、悪いことしたとは思えませんでした

やんちゃなAは先生からボコボコになるまで殴られた。また母親に「(万引きしたこと)学校には言わないでね」と話したことが次の日学校に登校したら先生はそれを知っていて何度も殴られた。Aは母親も先生も信用できないと考えるようになった

小5の夏Aは1歳歳上の「スケ番」と呼ばれていた髪の赤い女の子と交際した。夜花火をみたりとか、膝の上で昼寝させてもらえたり、耳掃除してもらったりした

(母親は)怒るときはネチネチと怒るし…この女の子と電話してると、邪魔しにくる。部屋の障子に影が映っているので、そうっと行ってみると盗み聞きしていたりする。あるいは「私に電話使わせて」と用もないのに部屋に入ってくる

Aは別の女の子の家に外泊をするようになった。母親か迎えに行くとAは「土下座して頼んでみろ」と言い、母親はAの友達8人の前で土下座をして帰って来てくださいと頼んだ

2. 反社会的

自分は小学校5年生くらいから、悪いことはかっこいいと思っていたから、どんなに怒られても、口では反省してでも全然心では反省してませんでした

Aの母親は担任の勧めで警視庁の少年補導センターに相談した

自分は小学6年ぐらいの時から、自分は3つ上の、悪い不良と呼ばれている中学三年生の先輩とよく遊んでいて、よくその先輩たちの『覚醒剤と殺人以外はみんなやった』というのを聞いていて、僕と友達の2〜3人で「じゃあ、おれたちは大きくなったら、殺人も覚醒剤もやろう」と話していました

Aは小学6年生の時は学級委員になり、児童会では副議長に選ばれた

ある日図工室で番長にプロレス技をかけられたAは習った空手技を相手の腹に決めたところ、番長は逃げ出しもう一つの図工室にいた先生の後ろに隠れて助けを求めた。Aは廊下にあった消火器を噴射し、空になった消火器を投げつけ、椅子を振り回して椅子を振り窓ガラス窓を割った

母親はAを柔道の道場に入門させた。そこは不良グループのたまり場だった道場だった

僕はここで悪いことをいっぱい教えてもらいにました

頭をパンチパーマにし、ソリを入れ、洋品店から盗んだ最新流行の服を着こなし暴走族の集会に参加した

区内の小学校を全部シメようと、3人で殴り込みをかけ、ほとんどシメました。相手の小学校に行って、給食を食べてきたこともあります

「チャリンコ暴走族だ」と言って、自転車のかごにカセットデッキを入れ、音楽を流し、爆竹をならしながら自転車を乗りまわした

放課後、クラスで飼っているインコを逃がしたり、おたまじゃくしを殺したり、嫌いなやつの音楽の笛をクソにつけました

あまりの素行の悪さに担任と学年主任から「もう学校来るな!」と言われ「二度と来ないよ」と不登校になった

学校から追い出されたと思った母は、戸塚ヨットスクールに電話をして、校長と毎日電話をした。戸塚宏は『君は歩む道を間違っているが、ヨットに乗って更生しろ。入門しろ』とぼくに言いました。僕はヨットスクールに入門することになりました

しかし、暴走族の先輩からヨットスクールは酷い体罰をすると聞き、戸塚ヨットスクールには入らなかった

担任が家庭訪問にきて学校にくるよう促され再び学校にくるも酷く体罰する先生がいた。母親は担任教師の勧めで、警視庁の少年補導センターに相談したが素行の悪さは相変わらずだった

Aは卒業間近、落ち着いてきた。小学校卒業文集に「少年院の院長になりたい」と書いた

自分は悪いことをいっぱい経験したから、悪いことをした人たちの気持ちがわかるんじゃないか、と思い、少年院の院長になって悪い子を更生させるんだとか、そういうことを考えていました

Aに一番の「親友」ができたのだ

その子は、小学校ではトップの成績で…よく勉強していました。僕の知らないことを知っているし、僕の話をよく聴いてくれる。前は、勉強のよくできる子は自分の敵だと思ったんですが…付き合ってみると違った

Aは「親友」と同じ中学に進学した。母親は入学式の掲示版にどこのクラスか探していると「嫌だわ。あの非行少年Aと同じクラスよ。先生に言って取り替えてもらいたいわ」

「本当ね。どんな親かしら、親の顔が見たいものだわ」という会話を聞いて母親は泣いた

Aは親友と一緒に柔道部に入部した。Aの得意技は一本背負い。1年生で区大会の個人戦で3位。都大会の団体戦では日本一の中学に敗れ、2位。全国大会出場を目標に熱心にトレーニングに励んだ

3. 表面は魅力的

「4月の初め頃、J子が僕に『私のバージンを宮野君にあげるそれがA君の誕生日プレゼント』と言われ誕生日を楽しみに待っていた

F子にデートに誘われて「ホテルに行こう」とせがまれた。Aがお金がないと言うとF子お金は出すと言う。ホテルに入るもJ子の約束があり、Bまでで辞め、その数日後J子とセックスをした。その後、Aは部活が終わるとJ子と毎日一緒に帰り宮野の部屋でセックスをしたが8月にはJ子と別れてしまう

F子は「バージンはAじゃなきゃだめだ」と言うのでAはF子ともセックスした。F子は高級ブランドの服をたくさんプレゼントした

クラスで一番頭の良い女の子、H子には、放課後に勉強を教えて貰った。電柱をよじ登ってH子の部屋に入ったりしたが、セックスはしていない

4.自由奔放な性

女の子と付き合わなかった時期というのは、女の子と別れて、次の女の子に行くまで一ヶ月ありませんでした

卒業式が終わるとAは女の子に取り囲まれ、学生服のボタンがなくなった。校章や襟のカラーまで持っていく女の子がいた。第2ボタンはH子のために残しておいた

5.付き合う人が次々変わる

Aは柔道の強い高校に進学したいと希望した。家庭教師をつけ猛勉強をし偏差値32から57まで伸び推薦で私大付属のある私立高校の推薦が決まった。私立高校に合格すると父親はAを会社に呼んでうな重と鯛をご馳走した

あいつは口が上手くて、先生ともうまくやっちゃう。だから教師と揉めたという話は聞いたことがないです。表裏の使い分けがうまかった。ハッタリと脅しを使い分けて、のし上がっていったんですよ (Aの友人)

6.饒舌

軽量級の先輩の稽古でAは先輩を投げると先生は「1年生に投げられればなんてたるんでる」とその先輩を殴る。すると先生に殴られた先輩が「なんでテメェいい気になって投げるんだ!」Aは殴られた。次の日宮野が先輩を投げないと先生が「昨日は投げれたのに今日はどうして投げないんだ」と殴られた。Aはダブルバインドに陥った

軽量級の先輩のイビリにAは屈せず向かっていった。そうすると「反抗的」とみなされ今度は100キロ超えの重量級の先輩たちにかわいがられた。気絶するまで絞め技をかけられたり、殺虫剤のスプレーを噴射させライダーの火をつけて火炎を吹き付けたり、鉄アレイで耳をつぶそうとしたり、Aは「死の恐怖」を感じたという

7. 暴力的

Aは家の窓硝子を割り、電話を破壊した。修理すればまた破壊した。ガラス屋さんに「またですか?」と言われるほど何度も壊しては直した。母親にも暴力を振るった。「痛いか?俺のこと靴べらでぶったのを忘れたのか。万引きを先生に言いつけただろう。あれで、オレは先生に殴られたんだ。椅子でもやされたんだ。痛さがわかったか」と殴る蹴る、肋骨を折り、顔に2針の怪我を負わせた。妹には暴力を振るわなかったものの深夜に「テメェなに寝てんだ!」と叩き起こす。また道行く人に暴力を振るった

A母はA父に相談しても「テメェがそうやって育てたんだ」と責め立てらちがあかなかった

Aには恋人がいた。2人は東京駅で不純異性で補導された。学校はAに「柔道をやめるか、彼女と別れるか」迫った。柔道を取ればまた、先輩たちのいじめがあり彼女には会えなくなるとAは柔道をやめた

柔道部退部後Aは道歩く人々に暴力を振るうようになる。駅のホームで他校の生徒と喧嘩して無期停学をくらう。学校に行っても授業の内容についていけず高校中退する。恋人も不純異性交遊で退学処分となった

8. 数々の犯罪歴

Aはタイル職人として真面目に働いたが仕事が終われば暴走族の特攻隊長で暴れまくった。母校の東綾瀬中学に不法侵入して、消火器をばらまいたり、机や椅子でバリケードをつくった

6月 Aは学校の不法侵入で「建造物侵入」で逮捕された。A母が下着を留置所に持っていくと

A「ごめんなさい。彼女元気?」

逮捕され、留置場にぶち込まれても全く悪びれず平然としている息子の態度をみて母親は泣き出した

A「どうしてお母さん泣くの?」

少年鑑別所に送致されるとAの態度は変わってAは両親に土下座をして「ごめんなさい」と謝る

A父泣きながら「わかった。わかった」

Aは少年院に行きたくないから演技をした。反省演技で保護観察処分となる

9. 嘘を吐息のようにつく

宮野は暴走族を卒業した

10. 支配欲 

宮野は地元の族のヘッドみたいな連中10人くらいで「金星会」というグループをつくった。Aは「金星会」の名前の入ったマッチ、ステッカーを1個1000円で売っていた。バイクやカバンに「金星会」のステッカーを貼っていれば、バックに「金星会」がいると思われ 安心できるという。宮野は一度マッチやステッカーを購入した少年に、今度はやりもしないパーティー券を売りつけた。その架空パーティー券は知り合いや友人のツテ以外は売らなかった。もし、警察に訴えても「恐喝ではない」と押し通すことができる

11.狡猾

88年5月 18歳になったAは教習所の合宿に参加する

合宿の人で、ダイバーをやっている人が『飲みに行こう。おごるよ』というのて、ついていきました。外国に行って、海の中に潜り、ダイナマイトを仕掛けて、岩を壊すとか言っていて、月に100万円は稼ぐと言っていました

ダイバーと毎晩飲み明かし麻雀をした。タイル店には昨日も(免許)テスト落ちちゃいました。という嘘の報告をして仕事をサボった。

暴走族の友達に恐喝を誘われて恐喝の仕事もした

8月25日 「アンタのこと悪口言っている奴がいる」と同級生だった女子の家に誘われて行くと女の子の父親が入ってきた。父親はテキ屋で生花店を営んでいた。タイル工の給料を聞いた

A「1日六千円か6千五百円です」

経営者「俺の手伝いするなら3万円やる」

A「彼女(恋人)に相談します」

経営者「男なら自分で決めろ」

泥酔するまで酒を飲まされて、朝起きたら「これからシマをまわる」と連れ回され銀座とかで「これは俺の子分のAだ」と紹介され、相手の名刺をたくさん受け取ってしまった

幹部にはフィリピン旅行にも連れて行って貰った。Aは偽ブランド工場を視察し、ディスコに行ったり、ゴルフをしたり現地の刑務所で、銃を撃たせて貰った

日本に帰るとフィリピンから仕入れた偽ブランドを新宿のデパート前で販売する仕事、テキ屋をやらされた

1回だけ一万五千円貰っただけで後は二千とか3千円しか貰えませんでした。あの人の系列の人が、僕の貯めているお金に目をつけて「金を貸せ」と言ったりするので

Aはポケベルを持たされ、一旦呼び出しがあれば、何があっても呼び出しにつきあわされた。2日に1回は、テキ屋に麻雀をつきあわされ、勝てば帰してもらえないので、ほどほどに負けなければならなかった。雨で仕事がない時には兄貴分から金をせびられた。暴力団の事務所当番もやらされた

Aは花屋を辞めたいと幾度も思ったが、生花経営者はよく「指を取ってきた」などと武勇伝を話す

やめたいと言うと、あの人や下の若い人たちにレストランとかクラブに連れて行かれた飲まされちゃう。そうすると「やめます」とは言えなくなる

テキ屋からの仕事は忙しくなった宮野はストレスからAはシンナーにハマる

12.常に退屈している

A担当の保護司が「外車を90万円で売ってやる」と持ちかけた。Aはノリノリだったが両親はそれに反対して、A父は「家族で出かけるため」と新車「シルビア」を購入した

10月 Aはシルビアで舎弟を乗せて通りすがりの若い女性を言葉巧みに誘い拉致しては集団強姦した

当時の自分は仲の良い女友達や彼女は大切に守るという感じで。あとの知らない女の子は、もう女の人というよりか、モノみたいな感じで、Wさんも、当時、もう関係ない人だから、モノですよね。かわいそうとか思わなかった

また道行く人にバイクでひったくりを繰り返した

人を「モノ」とみなす人の心理

Answer 特権意識

自分とその仲間たちが特権階級と思っているから他者を差別して「モノ」とみなすのです。この感情は特権意識と差別主義からきているのです

13. 特権意識

11月25日 かっぱらいのターゲットを探してたAの目の前に制服姿の女子高生が自転車で通り過ぎた。AはCに「あの女を蹴れ!」と命令してそうさせた

14. 操作する

女子高生を騙して拉致して暴行し監禁した

15. 騙す、陥れる

―古田さんのやり取りで、この際、どうしても言いたいことがあったら言いなさい

A「…夜中だったと思うんですけど、Cの部屋に入った時に古田さんが倒れていて、お腹をおさえていて…古田さんは自分の顔をみるなりすぐに「お水、お水をください」とすがるように頼んできました…水をあげたら「ありがとうございます。ありがとうございます」という、水が飲みたかったら下に降りて飲めるんだけれども、自分たちが脅していたから、古田さんは下に行って水一杯飲むこともできなくて、自分たちが帰ってくるのを待っていた」

―お水のことが一つ言いたかったんだね

16. 共感の欠如

A「はい、あと、12月5日ぐらいだと思うんですが、東中野駅で殿舎の衝突事故があって、「あの電車にお前の親父が乗って死んだぞ」と言いました。「どんな気分だ?」『悲しいです』と言いました。「嘘だよ。どんな気分だ」『嬉しいです。生きていて良かった。ほっとしました』「いや、本当は死んだんだ」そんなふうに古田さんがどんなこと言っても揚げ足をとったり、突っ込んだりして…

あと武田鉄矢の『声援』という歌に「がんばれ がんばれ」という歌詞があって、いじめて、それを歌いながら「お前も歌え」と歌わせました。古田さんは自分たちが言っていない時にも、小さな声で「頑張れ、頑張れ」と言っている時が、なん回かありました」

17. 良心の欠如

暴力団の忘年会にも参加させられ暴力団のバッジを渡され「極青会(極東青年会)」という暴力団青年部を結成した。暴力団から貰った銀バッジを彼女に見せると「バカじゃないの?」と蔑まれた

ここ(綾瀬)は全員が意気投合すれば、東京で上に上がれるんですよ…、A先輩は綾瀬がどんぐらい凄いかってことを見せたかったんじゃないですか(Aの後輩)

Aは「未必の故意」であることを認め、他の3人は傷害致死を主張した

―君に罪悪感はなかったわけ?

A「悪いことはわかっているんだけど、悪いことが当たり前になっていて感覚が麻痺していたと思います」

18. 罪悪感の欠如

―ライターで火をつけたりとか、性的にものすごい酷いことをしたでしょう…悪いけど構わないんだという気持ちだったのなかな

A「悪いことが自分に楽しいことだから、相手がどうだろうと自分だけがよければいいという考えでした」

19.冷淡

―どういうふうに楽しかったんですか

A「悪いことによっても違うんですけども、古田さんが痛がっている姿をみて、なんかおかしかったり、そういうものもありました」

―人が苦しんでいるのが楽しいという気持ちなの?

A「楽しいというか、人が苦しんでいるのも楽しいと思ったです」

20. 残虐

反社会パーソナリティの喜びは他人の苦しみのたうちまわるのをみるのが最高のエクスタシー

法廷ではAだけが、顔を上げ背筋をのばして、被告人や裁判官を見据えていた。他の3人は頭を垂れ、うつむいたまま顔をあげようとしなかった

21. ふてぶてしく動じない

Aは第一回公判で2度に渡り しおれた花のように失神した

この期に及んで及んで芝居したんだろうか。あの倒れ方は柔道の前受け身だよ。わざと倒れて見せたのだ(傍聴を聴きに来た人)

22. 演技をする

反社会性人間は窮地に追いやられると悲劇のヒロインぶった演技をして罪を免れようとする

23. 感情は希薄 

Aは笑うときは感情を押し殺したように笑う

Aは両親にネグレクトされたと語るが、母親からは毎日手紙が届き、毎週面会に訪れていた

金は欲しいが、その前に愛ある人間関係が欲しい

Aが一番欲しかったのは家族愛だった。逮捕後宮野は両親に「離婚しないでくれ。今までは帰る家があったけど、離婚されたら、もう帰るところがなくなっちゃう」と訴えていた。Aは家族愛に飢えていたのた

母性の欠如

女子高生コンクリート事件。4人の少年たちのうちA、B、Cの母親はフルに働いていた。渡邊のところは生活保護のシングルマザー。彼らは全員 母親と過ごした時間が希薄であった

0歳〜3歳の臨界期は、母親の存在が必要不可欠であり、特に生後1年半までの乳児は母親と生物的に一体であるべき時期である

ネグレクト。母親から無視されることは子供にとって「死」なのである。ネグレクトされた幼児は、生き残るためにも、母親の愛情代わりになる何かに執着しなければ生きていけなくなる

本来であれば、笑顔には笑顔。怒りには共感を涙には抱擁を五感、共感のやりとりの積み重ねで感情を満たしていくが、それが一切なければ、心が空洞になってしまい、無機質な何かが入り込んでしまう

数字や本を読むのにハマったり、絵を描くことにハマったりすれば良いのだが

Aの場合は『柔道』にハマった。柔道の才能があり、地区大会優勝して女の子にモテモテであり、スポーツで柔道の名門校に行ったのだがそこで先輩、コーチから「シゴキ」というイジメに遭って『柔道』を辞めざる得ない状況に陥る。もともとスポーツ推薦だから高校の勉強にもついていけず高校も中退に追い込まれた。挫折である

「柔道」もだめ。「学歴」のないAは不良グループのリーダーになることと「シンナー」にハマった

愛情飢餓の埋め合わせの『ハマる』行為はもともとは孤独からくる代理行動なのでネガティブなものに依存しやすい。青年期以降に思想的なものとか宗教にハマったりする

Aたち不良少年たちは、みな機能不全家族、離婚、片親、虐待、ネグレクトの家庭で育った愛情飢餓のアダルトチルドレン攻撃型である

愛情飢餓のアダルトチルドレン攻撃型は母親からの愛情を貰えなかった孤独を埋め合わせるために、女性のぬくもりに執着する。女性を拉致し監禁して強姦することによって親の愛情不足を埋め合わせするのだ。彼らは強姦に「ハマった」のだ

猟奇連続暴行殺人犯はなせ他者を強姦するのか?

性欲と攻撃性は互いに脳に近いところに位置しているため、互いが連動しやすい。彼らは殺人行為を「まるでドラックのようだった」と語る。セックス+殺人行為に大量のドーパミンが放出されているため 普通のセックスでは満たされないのだ

また猟奇連続殺人鬼は子供の頃の話を聞くと「楽しい思い出は何一つとしてない」という。彼らは自己肯定感がほとんどない。成功体験がないのだ

殺人鬼にとって強姦、殺人は被害者に「勝利」するということになる

猟奇凶悪殺人犯。彼らが凶悪になった原因は母性の欠如なのだが、猟奇凶悪犯はそれを認めない

Aの夢

川俣軍司という通り魔事件があって、その川俣軍司物語というやっをなんかテレビドラマでやってて、それを友だち数人でみて、感動したというかなんか…、なんというんだろう、人を殺すのがカッコいいというふうに小学校の時は思っていたした。人ができないことをやることは格好がいいんだ、と思ってました  

A

Aの生い立ちから考察すれば彼はサイコパスである

Q. サイコパスの人生の目的

A.支配すること

Aは神のようなり人々支配したかった。Aは暴走族をつくりリーダーとして君臨したかった。Aは「支配」できる少年を探し飴とムチを用いて配下に入れた

宮野の支配欲は異常で、その辺の不良少年グループのリーダーでは飽き足らなかった

自分の手下に通りすがりの女の子を拉致させ集団暴行した

女性を暴行するのは「支配欲」から来る。手下たちと集団暴行するのは手下との絆を深めるため

それでもAの支配欲は満たされない。今度は拉致した少女を監禁した

監禁とは完全なる支配である

Aは少女監禁後 不良少年たちに「面白いものを見せてやる」と誘い、きた少年たちに「セックスをさせてやる」と言った。自分の不良グループの成員を増やすために被害者少女を「性奴隷」にした

声をかけた少年たちはAより格下である。仮に「通報」すれば少女は助かる。Aは少年院に1年くらいで出所するだろう。皆Aの報復を恐れ「通報」するという考えはなかった。「監禁」を知っている少年たちは口をそろえて「A先輩は何をしでかすかわからない」と言っていた

Aの誤算は被害者少女は言いなりならなかったこと被害者少女が逃げようとしたため被害者少女を殴り、脚に火をつけた。被害者少女が殴られ痣だらけになり、風呂も入れなければ、歯も磨かせない、火傷がただれ異臭を放ち、そうなると「性奴隷」としては使い物にならずなぶり殺したのだ

24.合理的

使い物にならなければ処分する。サイコパスの合理性である

25. 衝動的

被害者少女を監禁したのは思いつき

26.計画性はない

サイコパスの言動は衝動的である。人間を一人監禁するには、広い場所が必要である。階下に湊の両親が居るのにばれないように監禁できるはずもない

27. 無責任

Aは川俣軍司を憧れていた。川俣軍司は女、子供だけを狙って殺害した極悪人だ

28. 歪んだ認知

サイコパスは認知が歪んでいて美的感覚が普通の人間と違います。サイコパスにとって凶悪犯罪者は憧れでありヒーローです

29.ヒーローは凶悪犯罪者

Aはコンクリート事件で川俣を超える悪になった。前人未到の「悪」になりたかったのだ。Aはなりたいものになったのだ

少年犯罪のみ考えるなら戦後としては日本一ぃーの悪です

Aは就学前、母親を待っている間、暇だからとチューリップの球根を根こそぎ引っこ抜いて台無しにした。18の歳には暇だからと美人女子高生を引っこ抜いて台無しにした

美しい生き物を破壊する習性のある生き物

それがAという生き物だ

30. 破壊する

僕たちが『逃げたら家族を殺す』。この言葉で、Wさんは逃げられなかったのだと思います。僕たちは、この時、すでに言葉でWさんを殺しているのです…僕は今、Wさんに本当にすまないことをしたと思っています。僕たちのやったことは、人間のやったことではありません。シンナーの影響があったとしても、人一人の生命を動くオモチャにしていた自分が、ものすごくムカつきます。生命というのは、言葉で説明がつかないくらい、尊いものなのです。僕は、今、それを知って、本当に済まないと思います

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反省してまーす

31. 反省したふりをする

A サイコパス31項目当てはまる。この人はサイコパスよりもダークトライアドかもしれません

サイコパスは反省しない

Aは反省もしないし後悔もない生まれついて罪悪感と良心がないから

Aが反省するとしたら、捜査員に「人を殺しちゃダメじゃないか!」とかまをかけられて自供した自分を反省しているだけです

Aが後悔するとしたら、懲役20年で自分が損をしたから

宮野は裁判では2度も失神した演技を披露するほど図太い。「反省してまーす」と口では言いますが内心は(チッうっせーな)と思っています

裁判の長々とした反省の言葉は無期懲役を回避するため被害者に対して「蚊を叩いた」「ライオンが草食動物殺して食べる」くらいの感覚したない

Aが存命であるのは明らかである。つまりその辺に普通に歩いているのだ

サイコパスは良心はない。彼らにとって「犯罪」とは「捕まったら刑務所に入れられるからやらない」それか「捕まらないように上手くやり通す」と考えている

サイコパスにとって悪とは呼吸なのだ

サイコパスは悪いことをしないと死んでしまう生き物だ

やつらは今でも善良な人間を喰らうため徘徊している