ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

尼崎の魔女⑥【破滅】尼崎の魔女が死んだ

2011 ドラム缶に詰められた大江和子さんが見つかる。殺害容疑で美代子は逮捕された

刑務所に入っても数年のことや、出所したらまた仲良くやろうで

大江さんを暴行死させたのは大江さんの娘たちと義理の息子である。美代子は高を括っていた。猪俣家解体事件では執行猶予つきだったため軽い罪をにしか問われないと楽観的に見ていた様子だった

愛息子 優太郎の嫁 瑠衣と優太郎の実の母三枝子を庇うために「瑠衣と三枝子は事件とは無関係」と主張した

美代子の義理の妹三枝子が自白をはじめると、美代子の内縁の夫、息子とその嫁も自供をはじめた

10月 行方不明だった仲島茉里子とその叔父ら3人のコンクリート詰めドラム缶遺体が発見された。美代子は不安定になり、イライラして「おかしい。おかしい」とつぶやきはじめた

美代子にとって一番ショックやったのは、封印されていたはずの死体が発見された事実や。これは、美代子が忠誠心と結束力に自信を持っていた身内の誰かが自供したことを意味している 捜査員

12月 コンクリート詰めの橋本次郎が海から引き上げられ 納屋から皆吉ノリの死体が発見された

岡山で運転免許を取るために合宿しとって、家に帰ったら死体(橋本次郎)の入ったドラム缶があったんやから仕方ないやん?オトウ一人では捨てられへんから、ちょっと手伝だっただけや

いつも行動を監視され、何をするにもオカンの許可が必要やった。一言でも逆らおうものなら、瑠衣は裸にされ往復ビンタ、孫だって平手打ちされたほどや

逆らおうどころか母さんの言動を止めただけで暴行される側になるので、何も言えなかった 

オカンとはきっぱりと縁を切る。これからは家族四人で仲良く暮らすんや 優太郎(息子) 

愛息子の優太郎からも絶縁された。優太郎の生母であり妹である三枝子は「美代子を殺したいと思っていた」と述べた。三枝子も優太郎も支配的な美代子を嫌っていたが逃げられないから従っていただけだった。家族の裏切りに気づいた美代子は生きる希望を失った

美代子には罪悪感も贖罪意識もない。あの女の頭の中は、自分のことしかないんや。確かに溺愛した息子や、「片腕」といわれた義妹ら家族を大事にしとることはあるが、それも自分の存在を誇示し、自分が慕われたいからに過ぎん。家族に裏切られたショックなど、最初から信じてないから、あるわけない。彼女が法律や社会秩序より大事にしていたのは、家族の絆ではなく、自分を頂点とした集団生活のルールなんやで 捜査員

「もう家族に会えなくなるので生きていてもしょうがない」

「もう生きていたくない。どうすれば死ねるのか」など22回自殺をほのめかした

今回のことは全部お母ちゃんが悪いから、責任をとる 美代子の日記

2012 12月 美代子は就寝中 Tシャツを紐状にして首をつって自殺した

美代子の日記の後半は乱れて

私は警察に殺される 美代子の日記

それ以降のページは破り取られていた

美代子が死亡すると、一時は自分たちの犯行を認めていた美代子の義妹や息子らは、ほぼ全員が「オカン(美代子)の指示に従っただけ」と無罪主張をした

戸籍上は実子とされる美代子にとって「自慢の息子」優太郎は、義妹の三枝子が産んだのを優太郎自身が知っている。もう一人の息子の健太郎ゃ゙、一味の暴力装置としてされた「マサ」李正則、優太郎と結婚して後継者とされた瑠衣ら側近は、被害者家族から連れてこられ、美代子ファミリーに組み込まれただけや。そんな連中だから、ほぼ全ての犯罪に関与している「マサ」を除けば、洗脳などすぐに解けて、たちまち自供したわ。もともと美代子だけが執着した身勝手な家族愛だったし、暴力支配への恐怖と生活保障による安心感で成り立っている。「疑似家族の絆」やから、崩れ出したらあっと言う間脆いもんや 刑事

両親から愛を与えられなかった美代子にとって人間関係とは 支配するか支配されるか、搾取されるか搾取するかという価値観しかなかった

カネの切れめが縁の切れめやからな。カネがなかったら縁が切れるで。世の中ゼニや 角田美代子

美代子ファミリーは膨張し続けた。美代子の金遣いは荒く様々な家族から搾取した金以上に浪費した。美代子逮捕時には、角田美代子ファミリーの借金は四千万円もあった

角田ファミリー

美代子の内縁の夫鄭依太郎は、美代子から奴隷扱いされていた

李正則は覚醒剤中毒で覚醒剤のお金を払えず暴力団から逃げ回っているところを美代子に助けられた

若い衆たちも結局は暴力団にもなれないチンピラばかりだった

カルト宗教信者のように 暴力団事務所にも居場所がない行き場のないワルが身を寄せ合ったのが美代子ファミリーだった。教祖 美代子の自殺により角田ファミリーは崩壊した

角田美代子の自殺

美代子をよく知るものたちは「美代子は自殺するタマではない」という

角田美代子ファミリー事件、80年代から2011年にかけて少なくとも5軒の家を蹂躙した。被害者である親族たちは何度も警察に被害を訴えたが警察は「身内の揉め事」と取り合わなかった。警察に不手際があり口封じに角田美代子を殺したという噂も出てきた。警察としては自殺させないように3人部屋に入れて定期的に見回りをしていた。殺人ならば抵抗するし他にも部屋に二人いて気づかれずに犯行を行うのは容易ではない

このような凶悪事件をおこすものはサイコパスである。サイコパスは自殺しない

美代子ファミリーに裏切られた美代子は憔悴して落ち込んだ

サイコパスは罪悪感と共感がないため、はなから他人を信用しないし、警察に捕まったくらいで動じない

美代子は中学生の時は他校の不良を引き連れて、抵抗しない気の弱い生徒だけを恫喝した。美代子ファミリーはパチンコで知り合った若いカップルを監禁した。後で若いカップルの知り合いに暴力団がいるとわかると、美代子は平身低頭して謝罪している。美代子は支配する相手を選んでいた。美代子は弱いやつだけ選んで支配した

美代子は決してモンスターではない。弱いからこそ相手を殺した。そうしなければ自分がいつ寝首を掻かれるか、不安でしようかなかったからだ 家族喰い

美代子は悪質な自己愛性人格障害で彼女もまたサイコパスに操作された傀儡に過ぎないという話ならば美代子の自殺に納得がいく

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