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尼崎の魔女⑧【遺伝】邪悪なる家系

角田美代子には腹違いの兄と5歳年下の弟がいた。兄は優しいが住む世界が違う人間だった
弟は美代子と同じ性質の人間だった
小学生の時はドスを持って登校し、巨体で「キレたら何するかわからん」と恐れられたワルだった。柔道で高校に行ったが活躍できず中退した

美代子の弟 月岡靖憲(月岡は父方の姓)はグリコ、森永事件の「キツネ目」の男に似ているという理由で兵庫県警に40回余りにも出頭を要請され、91年には別件逮捕されるなど厳しい取り調べを受けていた



文春オンライン

靖憲は後に記者会見を開き、兵庫県警を告発した。靖憲は各メディアに接触して警察に脅迫されたと自らの冤罪を訴えた

泰憲は記者会見に一緒に同席した弁護士に三億2000万恐喝して逮捕された。さらに女子大生に400万円脅し取り、大阪地裁に08年に懲役14年の刑に服している


泰憲は弁護士に依頼した知人の債権処理に不手際があったと因縁をつけた。弁護士が和解金を支払うと、それをネタにさらに脅して414回に渡り恐喝した
弁護士に殴る蹴るの暴行、深夜に山奥や河原に連れていき脅す
自宅に脅しの電話やファックスを送りつけ
自宅周辺にビラを撒く
恫喝してズボンを脱がせ、恥ずかしい写真を撮影して脅迫した
弁護士が自殺を仄めかすと「死んでも嫁はんや子供に全部いくからな」
弁護士は泰憲に支払う金がつき、顧客の金に手をつけて逮捕されたことにより、泰憲も逮捕された

あの男は…一体どうやれば相手が泣き叫ぶか、どこをつつけば痛がって苦悶するかを十二分に研究し、事前に計画をたてて徹底的にやってくるんや。周囲の目にどう写ろうが、警察や弁護士に駆け込もうが関係ない。標的の家を真ん中にしてビラを張りまくる。自宅から勤務先まで、駅前だろうがバスの中だろうが構わず、大声で「カネ払え」と怒鳴る。年寄から幼子まで襲いかかって痛めつける。何をするかわからんから怖いんや 被害者

もう一人の被害者の女性Bさん。大阪市内のスナックで働いていた。月岡はBさんを食事に誘った。そこでBさんが借金返済のためにスナックで働いていることを聞き出した月岡は、Bさんの債務処理をA弁護士に受任させ、恩を売った月岡はBさんを脅し情婦にして、Bさんに複数の銀行や消費者金融でカードを作らせ、お金を搾取した

他人を脅迫して金を巻き上げる。最終的にはターゲットが犯罪を犯してしまうほど追い詰めた
兄弟で同じような犯行を行った。美代子ファミリーの事件には彼は関与していないが猪俣家の4男とは中学の同級生でつるんでいたという。美代子は猪俣家の4男の子供を養子に引入れている

美代子の父は日雇いの手配師、母は遊廓を兼ねた小料理屋を経営していた
美代子と泰憲はネグレクト状態だったが母方の伯父がチンピラヤクザであり、母方の祖母宅にはヤクザが出入りしていたため、そういった荒くれ者に囲まれて成長した
父が日雇い労働者を住み込みさせ、脅し給料を献上されるとか、母と祖母が娼婦たちにヤクザを使って恐怖で恫喝しながら稼ぎを巻き上げていたのをみてそれを学習したのかもしれない
少なくとも角田兄弟にとって収入を得るとは、他人の働いた金を恫喝して巻き上げることだった

性格は遺伝する

旧ソ連の家畜化実験で温厚なキツネと温厚なキツネをかけ合わせ、生まれた子狐も温厚なもの同士でかけ合わせると何代目から毛並みの色が変わり別の品種的になったという

従順か攻撃的かの遺伝子特定か、ペットのキツネで - ナショナルジオグラフィック https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/080800356/?ST=m_news

攻撃性と従順さは遺伝するのだ

美代子たちの両親たちは犯罪歴はない。ギリギリ脅していたのだろう。もしくは捕まらなかった
恫喝して他者から巻き上げる親同士の掛け合わせのDNAと親の観察学習して凶暴さが掛け算のようにましたのかもしれない