ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

音楽家は三代目で誕生する

 

その夫婦は音楽には縁がなかったがクラッシック音楽が大好きで家にはクラッシック音楽のレコードが常に流れていた。クラッシック音楽はその家では空気のようなものだった。夫婦は長女Nさんが成長するとピアノを習わせた

長女には全ての音が音階になって聴こえる「絶対音感」がありピアノの名手になった。クラッシック好きな両親の影響を受けて長女は東邦学園高等部ピアノ科に入学し、そして同音大のピアノ科を卒業した。

演奏家になるということは、浜辺の砂粒から一つの砂粒を探すみたいな「狭き門」である。Nさん位ピアノが弾ける音大生はたくさんいて演奏家になるのは「夢のまた夢」状態であった

演奏家になれないがピアノ大好きなNさんはピアノ講師となり子供たちにピアノの素晴らしさを教えたいと思った。

Nさんはピアノコンクールに生徒たちを出場させた。ただ漠然とピアノレッスンをするよりもコンクールに出場させた方が遥かに上達するからだ

N先生には夢があった

いずれは「全日本ピアノコンクール」「ピティナコンクール」「ショパンコンクールinAsia」で生徒をコンクール全国大会で優勝させ自分自身はピアノコンクールの審査員になることでした

ピアノコンクールはピアニスト登竜門である。出場する子供は皆「天才」である。この3つのコンクールに出場することは容易いものではない

最初は入賞率7割のグレンツェンコンクールや地元のコンクールなどに生徒たちを送り出した

ある日、4歳になったばかりの幼女が入会した。4歳の新しい生徒は初めて習うはずのピアノをMAXのスピードで体得してく。当時社会現象になった「のだめカンタービレ」の主人公のような子供だった

芸術の世界では稀に「持っている」ものが存在する。「持っている」子供に巡り合うのはトレジャーハンターがお宝を発見するようなもの

この「のだめ」のような子供が生徒になったことでN先生はピティナコンクールにチャレンジすることになった

2006年 先生はピティナピアノコンクールに3人の教え子を送りだした。ピティナは予選通過率3割。先生は3人全員本選に出場できた

「のだめ」の原作と同じく「のだめちゃん」はコンクールでは全く通用しなかった。メンタルまでもがのだめで精神的な波が酷く練習では全国入賞レベルの子供たちみたいな演奏ができるのに本番では変な演奏をするかただ漠然と機械的に弾くなど、教えたとうりに彈くことができコンクールの海に埋もれていった。先生としても生徒の能力を伸ばしたいのにそれができないのは無念を感じていた

それでも先生はコンクールの夢をあきらめないでピティナショパンコンクールinAsia、全日本音楽コンクールと着々と生徒たちを入賞させピティナコンクールに参加してから8年後ショパンコンクールの審査員を勤めることになった

先生の娘のMさんは生徒たちをコンクールに送り出す母親の背中を見続け東京音大付属高校に入学、同音楽大学ピアノ科を卒業してピアノ講師になった。音楽家二世である

ピアノコンクールチャレンジから10年後、のだめちゃんが初めてちゃんとした演奏に成功してピアノコンクール1位を獲得した。生徒たちが課題を乗り越えて成長する姿をみるのは先生にとって何よりも喜びである

N先生に孫娘が生まれた。両親は孫娘Aちゃんにピアノを習わせた。音楽家3世の誕生である

Aちゃんは幼稚園でショパンコンクールinAsiaファイナルで金賞受賞

2022年 念願のピティナピアノコンクール全国大会初出場で銀賞

2024年 ピティナピアノコンクール全国大会金賞を受賞した

ピティナコンクールデビュー16年目で全国大会出場

18年目で全国大会1位

ピティナピアノコンクール金賞とはお受験ならば全国模試1位的なものです

ピティナピアノコンクールは辻井伸行小林愛実、角野隼斗を輩出したピアニストの登竜門である

Aちゃんは日本の将来のピアニストとしてエントリーされたのです

ピアノ指導者の母を追い続けたMさんは30歳になったばかりでピアノコンクールの審査員になりました

素晴らしいと思いませんか?

先生は真田広之と同じ位の年代の方です

真田広之がお芝居が大好きなように

先生もピアノが大好きなんです

真田広之が5歳でお芝居を初め

ハリウッドデビューから20年かけ

俳優人生では60年かけ

エミー賞ゴールデングローブ賞を獲得したように

N先生もクラッシック好きな両親から幼い時からピアノを始め

ピアノ指導者として40年間学び続け

ピティナコンクールデビューから18年目で三代目の孫娘を全国1位にしたのです

真田さんもN先生も幼い時に大好きなことを見いだし大好きなこと人生のテーマにして何十年も大好きなことと向き合い栄光を掴んだのです

自分の大好きを人生のテーマにする

私にとって理想的な生き方です

これが生きるということです

人間は死ぬ

必ず死ぬ

だけどその人に生き様は次世代が受け継ぎまたその次の世代が受け継ぐ、こうして意思と遺伝子は永遠に生き続ける

如何でしょうか?

親の特性は次世代に受け継がれその特性が強化され、三世代には特性がさらに強化されるのです

特性は代々強化されながら継承するのです

バッハ一族

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ファイト・バッハはパン屋さんである。大の音楽好きでツィターを弾きながら粉挽きをしていた。子供たちも音楽好きになり、そんな親を背中をみて孫たちも好きになり…やがてはJ.Sバッハを生み出す。J.Sバッハには20人の子供が生まれ 音楽はバッハ家では歯を磨くくらい当たり前のこととなった

ベートーヴェン一族

祖父な指揮者で父は声楽家で三世代にベートーヴェンが誕生する

良い特性は良い特性が世代を経るごとに特性が強化され天才連鎖がループしますf:id:jw1972w:20250322091916j:image

悪い特性は悪い特性が先祖代々強化され負の連鎖がおき、最期は自殺か犯罪になり多くの人々を不幸に巻き込みその家系は絶えるのです

もし、あなたが毒親育ちであれば解毒しなければなりません

先祖代々受け継いだ悪い特性が自分にあるならば、それを自分の世代で終わらせ

良い特性を習得して子供にその生き様を見せることができれば負の連鎖を断ち切ることができるのです

あなたは悪い特性、良い特性どちらを継承させられることができるでしょうか?