魔法少女まどかマギカ
主人公の鹿目まどかは普通の中学2年生の少女。ある日まどかのクラスに暁美ほむらという謎の美少女が転校してきた。転校生はまどかに会うなり「魔法少女になるな」と警告する
放課後まどかと親友のさやかは謎の「声」に導かれると可愛いらしいキュウべぇという名の動物に
「僕と契約して魔法少女になってよ」
魔法少女契約を勧誘される。同じ中学校の3年生、巴マミはキュウべぇに選ばれ契約して魔法少女になっていた
- 1つだけ願いが何でも叶えられる
- 契約と同時にソウルジェム(宝石)が育成され魔女と戦う使命が課される
魔女(謎の事件などは魔女の仕業、魔女は人間の目には見えない)と戦う勇ましいマミに憧れさやかとまどかは1つの願いを考えはじめる
「私たちキュウべえに選ばれたの」
女性はあなただけ特別に選ばれたという言葉に弱い。でもそれは詐欺の常套手段です
マミは魔女との戦いに破れ無残な死を遂げる。まどかは魔法少女になるのを躊躇する
さやかの幼なじみ上条くんはバイオリンニストを目指していた。現代の医学では治らない怪我をして自暴自棄になった上条君に
「奇跡も魔法もあるんだよ」
さやかは上条くんの怪我を治すという祈りのためキュウべぇと「契約」して魔法少女となり魔女と戦う
主人公たちはセーラームーンやプリキュア的なものかと思っていたが、やがて さやかの体に異変がおこる
契約した時少女は魂を抜き取られソウルジェムという宝石(魔法少女の変身アイテム)に変えられる。魔法少女が魔力を使うとソウルジェムが少しずつ黒くにごり、最後は魔女になる。魔法少女が戦っていた魔女は元仲間の魔法少女だった
魔法少女は戦いで死ぬか魔女になるしかない
「なんで教えなかったの!騙してたのね!あたし達を」
「聴かれなかったからさ。僕は魔法少女になっててお願いしたはずだよ。実際の姿がどんなものかを説明を省略したけど」
1.騙す
- 魔女の戦いで命を落とすリスク
- 契約した瞬間に魂をぬかれ(死ぬ)ゾンビの様になる
- 将来魔女になる
- あえて説明を省略する
- デメリットは教えない
- 相手のミスリードに誘う話術でターゲットを騙して不利な契約をむすばせる
他人のために祈りをしたさやかに
祈りは自分のためにしなくてはいけない。他人のために祈るのは間違いだと説教する魔法少女杏子
杏子は「父親の信仰の話をみんなが聞いてくれますように」と父親のために祈りキュウべえと魔法少女契約をする
父親が娘の魔法の力で信者が集まってきたと知った時杏子を
「人を惑わす魔女」と罵り発狂して杏子以外を置き去りにして無理心中した
あたしの祈りが家族を壊しちまったんだ他人の都合を知りもせず勝手な願い事をしたせいで結局誰もが不幸になった(杏子)
他人に善かれと思ってしたことは結局は自分の自己満足です
場合によっては相手を不幸することさえあります
奇跡ってのはタダじゃない
希望を祈った分だけ同等の絶望がまきちらかせる
そうやって差し引きゼロにして世の中成り立っているんだよ(杏子)
希望と絶望の差し引きはゼロ
願い事が何でも1つ叶うことはその願いが条理にそぐわない限り、世界に歪みが生じる。そこから災厄が生じる
何かを得るには同等の対価が求められる。不条理な願い事一つなら一つの命を
上条くんは学校のマドンナ仁美と交際をはじめる。心配するまどかにさやかは
「だってあたしもう死んでるんだもん。ゾンビだもん。こんな体で上条くんに好きなんて言えない」
上条くんに与えられた同等の希望がさやかに絶望として降りかかる
「確かにあたしは何人か救いもしたけどその分恨みや妬みが溜まって誰かの幸せを祈った分他の誰かを恨まずにいられない。あたしってほんとバカ」
絶望したさやかは魔女になる
その姿は王子を助けだのに結ばれなかった人魚人のような姿をしていた
「あなたは私たちを魔女にするために契約をしていたの?」
「全ては宇宙をの延命のためなんだよ」
キュウべえの文明は知的生命体の感情をエネルギーに変換するテクノロジーを発明した
地球の思春期の少女の希望から絶望に変換する時の感情魔女になる瞬間が最も膨大なエネルギーが取れるそのために太古の昔から地球に干渉してきた
2. 利用する
自分のした事は宇宙のため地球の全人類のためにしたと自らを正当化
自分たちの利益の為、あまたの地球の少女たちに願い事を一つ叶える希望を与えた後は絶望に突き落とし、魔女化させ少女達の人生を奪ってきた
3. 責任転嫁
自分たちは少女達に祈りを聴いてあげただけで魔女化は不条理な祈りをした少女達の自己責任として転化する
「私たち消耗品なの?あなたたちの為に死ねというの!」
「長い目で見れば君たちにとっても得な取り引きのはずだよ」
「何が取り引きなの?あんまりだよ」
「僕はあくまで君たちの合意を経て行動してるんだけどね」
「あなたに騙されただけじゃない」
「騙すという行為自体僕たちには理解できないよ
認識の相違から生じた判断ミスを後悔するとき何故か人間は他者を憎悪するんだよね。
君たち人類の価値基準こそ僕らには苦しむなぁ。今現在で68億人、4秒に100人ずつ増え続けてている君たちは単一個体の生き死にに大騒ぎするんだい」
4. 共感性の欠如
この宇宙人感情がない。感情がなければ共感ができない。共感がなければ良心がない人間で言えばサイコパス(寄生型)です
5. 他人の権利を侵害する
人間を道具のように扱い利用ことが平気でできる
寄生型サイコパスは自分が騙して利用された人間が絶望して死んでも共感がないから何とも感じない
6. 寄生する
ターゲットの利用価値がなくなった後はまた次のターゲットに探し寄生する
7. 話が通じない
話し合っても脳の構造上共感がないため宇宙人と話してるようじゃなくて宇宙人だ
私たち魔法少女はたった一つの願いと引き換えに全てを失うの(ほむら)
過去の世界ではワルプスギスの戦いで全滅した魔法少女たち
まどかほむらに最期のお願いする
「ほむらちゃん過去に戻れると言ったよね。お願いがあるの。キュウべえに騙される前のバカなわたしを助けてくれないかな・・」
「約束するわ。何度繰り返してもあなたを助けてみせる」
ほむらがみんなキュウべえに騙されているとキュウべえの企みを伝えると
「キュウべえがそんな嘘ついて何の得があるわけ?」
「妙なことを吹き込んで仲間割れさせたいの?」
「この子とチーム組みたくない」
逆にほむらが悪人に見られてしまう
誰も信じてくれない
8. 人身掌握の達人
人を騙すためマニュピレータの外見は魅力的である
地球の少女たちを騙し操作するために地球の少女ウケする可愛い外見を身につけたキュウべえ
9. 魅力的な容姿
あんな可愛いらしい外見の生き物が悪い生き物なんて誰も思わない
操作の達人マニュピレータの悪意に気づいて
「アイツは人を騙して人を利用する悪い奴だ」言ったその人のほうが非難されることもあります
ほむらはまどかの約束を果たすため何度も遡って繰り返すが常に結末はまどかは死ぬか最悪の魔女になる
まどかの時間を何度も戻したためにまどかの因果がその回数だけ因果が増える
因果が多いいほど最悪の魔女になることをキュウべえから教えられるほむら
まどかのためにした筈のほむらの努力は結局まどかを最悪の魔女するようにおいこんでいた
私が今までしてた事は一体・・
絶望したほむらのソウルジェムが濁りはじめる
「希望を持つ限り救いなんてないんだよ」
まどかはキュウべえに
「魔法少女たちを魔女になる前に消し去りたい」
と祈りをする
「そんな祈りが叶うとしたら時間干渉どころじゃない因果律そのものに対する叛逆だ。君は神になるつもりなのかい」
「それがどんな恐ろしい願いかわかっているの?
あなたはあなたという個体を保てなくなる
死ぬなんて生やさしいものじゃない
未来永劫に終わりなく魔女を消す概念としてこの宇宙に固定されてしまうわ」(巴マミ)
「希望を持つのが間違いとは思わない。みんなの祈りを絶望にしない。全ての因果は私が受けとめる」
「あなたは希望を叶えるんじゃないあなた自身が希望になるのよ」
まどかは絶望した魔法少女が魔女になる前に迎えに来て浄化する「円環の理」という概念になる
自己犠牲になるまどかの姿はキリストの贖いを彷彿させる
ほむら以外はまどかの存在さえ忘れる。まどかによって魔女が浄化されいなくてなった世界は「魔獣」と魔法少女は戦う
たとえ魔女のいなくなった世界でもそれで人の世の呪いが消えうせることはない
世界の歪みは形を変え
今も闇の底から人々を狙っている
悲しみと憎しみばかり繰り返す救いようもない世界だけど
それでも ここは あの子が守ろうとした場所なんだ
だから私は戦い続ける
頑張って・・まどかの声
魔獣に向かっていくほむらの背中には悪魔のような翼がみえる
映画版 叛逆の物語
キュウべぇはほむらのソウルジェムを遮断フィールドに閉じ込めほむらを魔女に変える。
その時ほむらを迎えに来た「円環の理」まどかに干渉(支配)して魔女の膨大なエネルギーを得るため
10. 支配する
「まどかを支配しようとしようとしてるのね。そうはさせないわ!」
ほむらは「円環の理まどか」の能力の一部を奪う
「掴まえた。まどかもう離さないわ」
「書き換えられていく。この世界に新しい概念が誕生したのか」
「今日まで何度も繰り返して傷つき苦しんできたすべてがまどかを想ってのことだった
今は痛みさえ愛おしい
私のソウルジェムを濁らせるたのはもはや呪いではなかった
「それじゃ一体」
これこそが人間の感情の極み
希望より熱く
絶望より深いモノ愛よ
確かに今の私は魔女ですらない
あの神にも等しく聖なる者を貶めて蝕んでしまったんですもの
そんな真似ができるのはもう悪魔と呼ぶしかないんじゃないかしら」
「君たち人間の感情は利用するには危険すぎる。こんな途方もない結末は僕たちには制御できない」
11. 無責任
無責任に逃げるキュウべえ
「私たちの世界に湧いた呪いを処理するあなたたちの存在が必要なの。協力してもらうわよ」
エネルギーで宇宙を支配するつもりが悪魔ほむらに支配されることになったキュウべえ
悪魔ほむらの書き換えた世界
魔法少女たちは普通の子として普通の生活をしているがモヤモヤ感はある
「鹿目まどか。この世界が尊いと思う?欲望より秩序を大事にしている?」
「自分勝手にルールを破るのって悪いことじゃないかな」
「ならあなたはいずれ私の敵になるかもね」
映画のラストは悪魔ほむらの足元に支配されボロ雑巾のようになるまでこき使われてブルブル震えるキュウべえがいた
感情のないキュウべえに恐怖と不安の感情が芽生えはじめた
アニメは「悲しいハッピーエンド」
続編映画は「幸せなバッドエンド」で終わる対比
全ての魔法少女救済のため自己犠牲になり神となったまどか
まどかだけを救済するために悪魔となったほむらの対比
すべてはまどかのための行いだがまどかの望みはほむらの幸せでありほむらが悪魔になることではない
感情をもちはじめたキュウべえこのまま大人しくやられっぱなしでないだろう
まどかマギカアニメ化決定楽しみです