角田美代子のビジネスとは、養子縁組などで血縁関係になり、金のある。言いなりになる親戚に対し、ヤクザ風軍団を引き連れて脅しせびり取り、そこの家の子供養子にして全財産を搾取して、またその親戚を手繰り寄せるビジネスだった。美代子ファミリーはそれで生活しているので必死だった
皆吉家
韓国人ホステス龍子はヤクザと結婚して正則をもうけた。龍子はヤクザと離婚して皆吉健一と再婚した
皆吉健一は警察官だったが短気で堪え性がなくギャンブル狂いで二年で警察を辞めた学校の用務員として働いたが酒癖が悪く、飲み屋での喧嘩はしょっちゅう。金遣いも荒く借金だらけだった
連れ子の正則は野球少年で、野球特待で高校に進学して活躍した。正則は高校中退後製鉄会社に就職するが、健一が勝手に正則を保証人にしたことでクビになり退社を余儀なくされている。その後正則はグレはじめた。龍子は健一と離婚
龍子と健一がな、ヤクザ好きといったら変やけど、そういう付き合いが多いいねん。ほんでマサにもヤクザの知り合いをようあわせよった…マサらマサでヤクザに憧れてもうて、スミを入れたい、自分もシャブを打つ、みたいになってもうたんや 家族喰い
正則と龍子は覚醒剤中毒になり、正則は覚醒剤で刑務所行きとなった
健一は中学の後輩 鄭頼太郎とばったり出会い、鄭の内縁の妻角田美代子を紹介され、角田ファミリーとなり美代子のマンションに住んだ。龍子は正則も美代子の元に預けた。健一と正則は監禁され、脅された
美代子は皆吉健一の実家の資産を調査し皆吉家に乗り込こんだ
健一は退職金を搾取された。健一が不在の間、弟の健二が美代子のマンションに呼び寄せられ、稼ぐように命じられた。皆吉家土地、資産を吸い尽くした美代子は健一の妹 谷本家に嫁いだ初代に目をつけた
谷本家
当主の谷本明は保険代理業を営み、地域の清掃業、ボランティア活動に積極的参加し、小中学校ではPTA会長を務め、地元地域の活動に積極的に参加、人柄が良く、次期市長選に出馬を求める声もある名士だった
品の良い妻 初代、ピアノが上手で可愛らしい長女 茉里子、県一番の香川高校に通う文武両道の次女瑠衣 仲の良い家族であった。モンスターが来るまでは
03年 妻 初代の実家 皆吉家の代理人である角田美代子から「初代の甥っ子を正則を預かってほしい」と申し出かあった。李正則は初代の兄の再婚相手の連れ子であり、ワルであり、在日韓国人で初代とは血のつながりはない
谷本明は嫌がったが、妻の母皆吉ノリから懇願され断れず引き受けてしまう
李正則は入れ墨をみせ谷本家で暴れまくった。谷本夫妻に暴行。谷本家の預金500万円引き落として勝手に使う
いつも(角田から)電話か来ると暴れる、電話あると暴れるの繰り返しでしたから、僕も「すみません」そっちで引き取ってくださいとお願いしたら、全員(皆本家)が押しかけてきたんです
谷本家は一ヶ月で正則を尼崎に送り返した
03年2月 美代子は車3台とヤクザ風の男どもを引き連れて「あんたらがマサの面倒みるから、信頼して任せたのに…責任とれや!」美代子一派は谷本家を占拠し、美代子は一家を責め立て暴れまわり、茶碗から椅子まで投げつけ、窓は割れ。怒号と悲鳴が響き渡った。「私の力不足でした」明が謝ると 美代子たちはますますエスカレートした
毎晩午前3時過ぎまで谷本一家の「ごめんなさい」「許してください」と泣きじゃくる声が響いてきた…そんな修羅場が3ヶ月続き、我々のほうがノイローゼになりそうだった 近所住民
谷本夫妻は離婚させられ免許証を取り上げられ24時間監視された
まず最初におばあちゃん(皆吉ノリ)が虐待の対象になって、その次に初代がなって…ちょっとした、おばあちゃんのできなかったことを責めるんですよ。子供(健一)の躾ができていないから、マサの母親が韓国人だから差別したとか
暴力を辞めてもらうために谷本明は親戚に金を無心した
親戚Aは700万円貸した。親戚Bは500万円貸した。 親戚Cは二百万円貸したがそのお金は美代子に全て搾取されたが谷本家の虐待はエスカレートした
美代子はマサに初代さんを殴らせた。娘茉莉子、瑠衣の前ではマサに「何でこんなことをするのや」と止め、氷で腫れた顔を冷やし 瑠衣や茉莉子に救世主気取りの態度をみせた
美代子は瑠衣を特別扱いして、一緒に寝泊まりしたり、連れていき両親のトラブル、欠点を聞き出した
- 昼間、谷本夫妻を庭に立たせ、ホースで水攻めし、娘たちに両親を殴らせた
- 初代さんを上半身裸にして正座させ、長時間にわたり説教する
- 夫妻を裸にして「金が集まるまで帰ってくるな」と全裸で金策に走らせた
親族が集まった場に美代子が現れて「ねえ、皆さん明さんにお金貸してあげて」と猫撫声で迫ったと思えば「明を叩け。叩いて根性を叩き直すんや」娘たちが殴りつけ「死にたきゃ殺してやる」夫婦に穴をほらされる。親戚が警察を呼ぼうとすると明が包丁を持って突進する 親族
谷本明は妻を「おまえのせいでこうなった」と折檻をした演技をした後、妻を逃がした。明もその後逃げて潜伏した
美代子は谷本明から吸い尽くした後 谷本兄弟たちの会社にも押しかけてきた
脅されても毅然と拒否した者は難をのがれ、谷本明に同情した者は骨までしゃぶり尽くされた。「明を救うんだ」と三百万を持って美代子の所に向かった明の兄は連れ去られドラム缶に詰められて発見された
男は顔が変形するくらいボコボコに殴りつけ、女性は皆で執拗にレイプを繰り返して従順にいうことを聞かせるのがあいつらの常套手段や 捜査員
美代子ファミリーは昼間から堂々と暴れまくったため香川県警には美代子ファミリーの苦情が28件三十六回にわたって通報があった。また谷本明さん、茉莉子さんも警察に相談したが香川県警は「親族間トラブル」とみなし動かなかった。谷本さんは警察に対し不信感を抱いている
茉莉子と瑠衣
瑠衣は最初から角田家のファミリーとして受け入れられたわけではない。美代子の息子優太郎と喧嘩したことを咎められ虐待された。1日中正座をさせられた。眠る時も正座である。瑠衣は耐えられなくなり逃げ出したがすぐに捕まり美代子から殴られ、ガムテープで縛られた「死にたい」と呟く瑠衣に美代子は家族の前で全裸で立たせた。生理中で血がたれた瑠衣に美代子は「汚い。家汚さんといて」と雑巾を投げつけられた。2週間の正座虐待の後、「そこまで覚悟できるなら、おばちゃんがもう一度面倒みたるわ。あんたの命ちゃうで。ないもんやと思って生まれ変わったつもりでおいで」と唐突に言われ虐待生活を解かれた。以来、瑠衣は美代子に忠誠を誓い、家族を密告したりわ逃走した母や姉たちの連れ戻しに協力して、母と姉の虐待に加担した
逃げることは考えてないですね。角田家から出るということは、=死なないといけないということだと考えていました 瑠衣
従順に従った瑠衣は美代子の養子にされ「ハナ」という名を与えられた
茉莉子さんだけはあの女に抵抗して、その分ひどい目にあったと言われている。親戚が集まった庭で裸にされ、やくざみたいな男をたちに殴られてたりいたずらされたり…みせしめにされたらしい 親戚
瑠衣は美代子の息子と結婚し一男一女をもうけて美代子の後継者とされ従順な片腕になった
茉莉子は何度も逃げたしては連れ戻され、制裁を加えられ衰弱死してドラム缶に詰められた状態で発見された。美代子のマンションから押収された写真の中には、殴られて顔をはらした茉莉子の写真が多数含まれていた
瑠衣は美代子に洗脳された。極限状態になると人間は生きるために洗脳されるのだ
私には今でも美代子さんに自分は大事にしてもらった恩があるからお返しとして大事にもしてきた、その関係のまんま別れたことになるので未練の情が残る部分があります 瑠衣
瑠衣のその感情はストックホルム症候群だと精神鑑定で教えられた
生きるために洗脳を受け入れた瑠衣は懲役23年の判決を受け服役している
美代子ファミリーの世界は 生きるも地獄、死ぬのも地獄なのだ
瑠衣が生きていることだけが希望なんです
皆吉家
祖母 ノリ 納屋で死体で発見される
長男 健一 逃亡して美代子ファミリー逮捕後出頭
次男 健二 逃亡して癌で死亡
妹 行方不明
谷本家
妻 逃亡するも美代子に連れ戻された後、病院で死亡
姉 茉莉子 皆吉家でドラム缶に詰められて発見
伯父 皆吉家でドラム缶詰めで発見
妹 角田家の嫁となり美代子の孫を二人産む。美代子の共犯者とされ 懲役23年 服役中
15年 皆吉健一は癌で亡くなった。谷本明さんは癌の健一を面倒を見て、保証人になり、葬式まで手配した
健一が美代子から借金をして谷本家を差し出した「元凶」である。谷本さんは健一には良い感情はないが弱った健一をみて世話をした
うちのお父さんっていい人でしょ。そう思いませんか?もうほんといい人なんです 瑠衣
瑠衣は出所したら父に恩返しをしたい。晩酌をしたいと述べている
美代子ファミリーみたいなものに絡まれたら
answer 話し合いに応じす脅しに屈せず毅然とした態度で警察に通報。会話しゃダメ絶対。理不尽な要求はきっぱり断る。目も合わせちゃダメ
美代子ファミリーは高松の商店街でも因縁をつけまくった
脅しに屈した相手には食らいつき、警察に通報するなど毅然とした態度をとった相手は難を逃れた
谷本家でも家の前に車を止められ拡声器で脅され警察は役に立たないので弁護士を立てた親戚は難を逃れた
また皆吉健二は逃亡したあと美代子ファミリーが連れ戻しに来た。美代子ファミリーは健二の知人たちに脅したが、知人たちは動じなかった。知人は健二に美代子あてに電話させ、「これ以上、自分を追いかけるなら、知っていることを全部警察に喋る」と言わせた。すると張り込んでいた連中の姿は見えなくなった。知人は健二に警察に行くよう促したが「家族が人質に取られているようなものなので…」躊躇した