http://www.名古屋教育虐待殺人事件「中学受験で父親が息子を刺すに至るまで」.com/
2016年 8月16日 名古屋 佐竹峻太くん(小6)が「勉強ができない」という理由で父親から胸を刺されて死亡。普段から父親は子供の勉強する横で包丁を突きつけていました
父親である佐竹憲吾は薬剤師の長男として生また。中高一貫の名門出身東海大付属を卒業後、大学に進学せずトラックの運転手になった。薬剤師である父も医者の弟も東海大付属であり佐竹家の男は皆 東海大付属に進学する 家独自のルールがあったらしく 峻太くんは「東海大付属中学を受験する」ように刷り込まれた。トラック運転手の父は息子を私立に進学させる資金がないため父方の祖父が塾代などを支援した
峻太くんの母親によると、受験を始める前までは普通の優しい夫だったという。峻太くんが小4になり受験をはじめると佐竹は豹変し、峻太くんに対する罵声、暴力がはじまり家は殺伐とした。成績が悪いと峻太くんのゲーム機を破壊したりした。峻太くんへの暴力を母親が咎めると
中学受験をしたことない奴がガタガタ言うんじゃねぇ
夫婦仲は冷めきり 食事、洗濯を別にするようになった。勉強中、父親がカッターナイフをちらつかせると峻太くんは熱心に勉強に取り組んだように見えたのかやがてカッターナイフはペティナイフになり、包丁へと進化した。母親はある日峻太くんのおでこの前髪がまるごとなくなっていたのを気づいた。峻太くんは「ぶつけただけ」と答えた。母親が問いただすと 眠たくて朦朧としていたら父親から引き抜かれたと峻太くんは打ち明けた。母親は「ママとお家をでよう」と言うと「パパとママ一緒がじゃなきゃ嫌だ」と答えた
事件2日前、8月19日 父は峻太くんをドライブに連れ出した。ドライブレコーダーに父と子の音声が残されている
「書けって言ったら死ぬほど書けってオレが覚えろと言ったことを全部覚えてればいい。てめえ大人を馬鹿にするなっつうのがわからんかい」峻太くんの脚を包丁で刺す
峻太「痛い、イテテ」
このドライブは19日の夜から、20日のお昼前にかけて この間、峻太くんに水さえ与えませんでした。ドライブじゃなくて拷問である
8月21日 父親によると峻太くんの胸にいつの間にか包丁が刺さっていたという。父親は刺した記憶はないと答えた。事件後夫婦は離婚した
峻太くんはなぜ逃げなかったの?
子供は親の庇護かなければ生きていけません。どんな理不尽な仕打ちを受けても「東海大付属に入らなければ愛さない親」でも 親から愛されようとするのです。「自分が勉強できるようになり、東海大にに受かれば また優しいパパに戻ってくれる」と信じていたのかもしれません
佐竹憲吾の生い立ち
憲吾は薬剤師の父親から家業である薬剤師になるように期待された。「大学時代の友達が一番重要だ」といわれ遊ばないで 父親の鉄拳制裁を受けながら東海大付属中学に合格した。中学に入ると念願の野球部に入部したが成績は振るわず 中1の一学期に部活を辞めさせられた。それでも成績は振るわず深海魚になり大学に進学しなかった。父親の期待した薬剤師になれず、弟は成績優秀で医学部に進学。父親から「負け犬」と呼ばれた憲吾は家に居場所がなく実家を出ていった。一人暮らしの資金は父親が出している。飲食店、トラックの運転手として働いたが、社会人になっても友達はいなかった
憲吾の父は峻太くんを東海大付属に入学させる資金を援助しました。憲吾は峻太くんを東海大付属から名門大学に進学させ自分の人生のリベンジをして「父から認められたい」と思ったのかもしれない。憲吾は受験失敗している。もし峻太が東海大に受からなければ、資金援助をしている父に合わす顔がない。憲吾にとっては2度も同じ失敗を繰り返してはならない受験だった。受験するのは子供であり父でもなければ祖父でもありません。東海大付属で落ちこぼれた父親から教えられたら受験失敗するだろうよ
裁判で父親は「受験は子供の意志」と言い張った
ツッコミだらけの祖父の証言
憲吾は宝物のために必死だったと思います
宝物を刺し殺す人います?
ーやり過ぎとは思わなかったのですか?
中学受験の親はそれは必死になるものだから、やむを得ないと思います
祖父にとって受験で子供を刺し殺すのはやむを得ないことだそうです
ー峻太くんが胸を刺されて亡くなったことはやむを得ないと思いますか
思います。若い世代の人からすると異常かもしれませんが我々の時代にはよくあることでした
この人の世界では受験で子供を刺し殺すのはよくあることらしい
ー証人も被告人(佐竹憲吾)に包丁を向けたことがあるのですか
あります。出刃包丁を持ち出し憲吾と次男、妻のいる前でこたつの天板の上に突き刺したこともあります
やはりお前のせいか!
ー父親からどんな育てられ方をされましたか
躾の厳しい人でした。「親を敬え」といわれ勉強中叩かれた。同じような間違いを繰り返したら竹のものさしで叩かれた。勉強部屋からでれないように外から閉じ込められたこともあります
それは躾でなく「虐待」です
ー薬剤師になったのはどうしてか?
薬剤師になりたくありませんでしたが母から言われ薬剤師になりました
ー子供たちに対して
子供のつきたい職業にならせてあげたいと思ったことはありません
ー憲吾の高校時代に
帰る時間が遅いから怒ったり、子供部屋のドアを外して好き勝手できないようにした
ー今後について
私も憲吾も猟奇的なところがある。精神科の方にお世話になってしっかり治療して欲しいとおもいます
母 泣き声
自分と息子がイカれていることは理解できたようです
http://www.名古屋教育虐待殺人事件「中学受験で息子を殺された母親の無念」.com/ - 文春オンライン
世襲
音楽の世界では、3代続くと音楽家があらわれるという
ベートーヴェン
祖父 指揮者、父 声楽家 (ベートーヴェン父はアル中で教育虐待していた)。ベートーヴェンは自身に子供がなく、兄の息子の甥に教育を施したが絶縁された
受け継がれた親の才能は世襲するにつれどんどん才能が煮詰まり天才を産み出し天才ループを作り出す
受け継がれた親の毒は煮詰まり毒は濃くなっていき犯罪を生み出す。凶悪犯罪者の親、祖父母は異常人格者であることが極めて多い
憲吾祖父はその父から道具を使った折檻をされ、祖父は憲吾に「勉強しろ」と包丁を使って脅し、憲吾は「勉強ができない」と包丁で子供を刺殺し こうして負の連鎖は絶ち切られた
毒親継承する人間の特徴
友達がいない
憲吾は友達がいなかった
私達人間は、自分の家庭が「普通」と思っています。親から虐待された子供は愛されたい存在ですからそれが「普通」「愛情」だと信じ込みます。やがて小学校にあがり友達ができれば会話の中で「自分の家が普通でない」と気づきます。友達がいなければ自分の親が「毒親」で「自分は虐待されていた」と気づけないのです。親の「毒」に気付けない人間は「解毒(親を反面教師にすること)」ができません
解毒ができなければ、自分が親にされた理不尽を他人に「投影」します。自分が親となった時、その毒を自分の配偶者、子供に吐き出すのです。こうして毒は世襲されるのです。世襲された毒は煮詰まり最終的に 殺人事件か自殺という破壊行為で終わります