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尼崎の魔女⑤【鉄槌】 大江家の悲劇

親戚乗っ取りビジネスで生活した美代子ファミリー。乗っ取りした後、そこの家の子供を養子にするため家族がどんどん増えていった。

マンションを保険金で入手したもの、他にも賃貸マンションが4つあった

入ってくる以上に遣ってしまうから、カネたりんくなるわけやろ、シャブ、博打、カネかかることはなんぼでもあるがな 家族喰い

美代子は自分のマンションを担保に金融機関から2200万円借りていた

09年4月 美代子の孫が乗ったベビーカーが乗車していた阪神殿舎のドアに挟まれたと因縁を付けたのだ。実際は挟まれそうな人がいたが、ベビーカーは挟まれていなかった

美代子は悪質クレーマーで有名だった

トラブルをおこして絡む

この時職員の川村は二人の上司と悪質クレーマーの対処をした。美代子はベビーカー代20万円を請求した。阪神鉄道の規定ではトラブルに対し3万円以上はだせないことになっている。20数回話し合いをしたが埒があかず、美代子は従兄弟の正則を連れてきて「この子はな、ヤクザやったんや。おとなしそうに見えるけど、怒らせたら何をするかわからんでぇ」これが美代子の常套手段だ

3人は美代子の家に訪れ土下座したりしたが、話し合いはつかなかった上司二人が自腹を切って18万円だして、後は修繕費にあてようやく示談が成立した

個人情報を得る

美代子は「飲みにいこう」としつこく誘った。3人は嫌な予感がしたが「一日の辛抱や」と思い飲みにいった。勘定は上司もちであった。美代子が高いものばかり注文するので上司はお金が足りなくなってしまい川村に足りない二万円支払わせた

脅す

後日、美代子に呼び出された3人はいきなり「あんたら、川村さんに金を払わすなんてどういうことや、それでも上司かいな」二人はひらすら謝るしかなく、その場で川村に二万円返した

弱みを握る

さらに美代子は「勝手に弁償したことやカネの二重取りがバレたら。あんたらクビやろ。阪神の役員を知っとるから話したろか」と脅してきた。3人は言われるままに会食やカラオケを数回繰り返したが「このままではまずい」と思った上司二人は上層部に相談し、交渉の席に顧問弁護士が出てくるようになると美代子はさっと身を引いたのだ

川村は美代子を信頼していた。美代子は川村に「お前に感心やないか。応対している最中に一度も時計をみんかったで」と褒めちぎった

褒めちぎる

川村は承認要求が満たされた気持ちになって、美代子の言いなりになっていた。美代子は気弱な川村を目につけた。飲食に誘ったり、実家に招待し高級な家具調度品(安物)を見せつけ羽振りの良い実業家のイメージを植え付けた


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玄関から入って左右が鏡張りの廊下を抜けると、一番奥にリビングルームがあり…人が天板を支えている悪趣味なテーブルがなんかもあるんですけど、そこの先に酒やグラスとかを置いた棚があるんですね、その中に白い骨壺が4個、ぽつんと無造作に置かれていました 家族喰い

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画像 文春オンライン
美代子は川村の年収、家族構成、持ち家、個人情報を聞き出した

持ち家は土地が妻の母名義で、建物は川村の名義で妻の母と妻と小学生の娘たちで住んでいる。妻には頭が上がらない。阪神鉄道の待遇は悪くはない。まずまずの暮らしぶりただ漠然と「このままでの人生で良いのだろうか?」「妻と二人で喫茶店を経営したい」と夢を語るようになった

あんたほんまはサラリーマンなんか嫌なんやろ。会社辞めて喫茶店やりいな。駅前にちょうどいい物件持っているから貸してあげるわ

美代子は川村を褒めちぎり夢を叶えるよう煽った。「妻から反対されているから退職できない」と川村が言うと

「もうええわ。会社にいられんようにしたるわ」と脅せば川村が落ち込むと「開店するならこんなのいるやろ」と高級ティーカップをプレゼントしたり

もしかしたら、角田のおばはんは資金援助してくれるのかも

と思いますます角田に心酔していった。美代子は川村の妻裕美から情報収集した。「妻やったら夫を支えんかい」と川村の妻 裕美を懐柔。

2010年川村は阪神鉄道を退社。裕美はネットワークビジネスを辞めさせた

退路を断つ

川村は喫茶店の勉強やと言いながら、遊び歩いたり酒を飲み、ギャンブルに手をだして怠惰になる。美代子は裕美にそれを伝え、更には過去に川村が浮気していたことを教え 夫婦喧嘩がおきるようにした。川村には裕美が浮気をしている(嘘)美代子は仲違いした川村夫婦に離婚を勧めた

孤立させる

家族会議をさせた。同居している裕美の母大江和子、裕美の姉の香愛とその婚約者、両家の親戚を参加させた。

(美代子)が両家の親戚がずらっと揃っているのになぜか会議を仕切っとった…「お前らのためにわざわざ時間さいて来たってんのに、その態度はなんや」と怒鳴る。その頃はまだ暴力は振るってなかったが、難癖つけてる態度を見て「この女は我々と違う世界に住んでる人や。関わったらあかん」と感じたんや

会議は連日のように開かれ、夜8時から翌日昼ごろまで延々と10数時間、ほとんど飲まず食わずで続くんで、勤め人は会社に行けんし、自営業も疲れと眠気で仕事にならんのや、香愛なんて会社を辞めざるえんようになったと言ってたわ。何しろバァさんが自分の考えに合わないと「こいつはこんなこと言うとるけど、お前らどや」などと話を逆もどりさせるんやから、終わるわけないわ。ありゃ話し合いというより拷問やし、それがバァさんの狙いだったんや。皆、早う帰りたいんでバァさんの言うとおりにして、反対しなくなる。そして遠い親族から次々と欠席するようになったんや 親族

会議の狙い
  1. 飲食、眠らせないことにより思考力を奪い早く終わらせたいために
  2. 美代子の良いように誘導できる
  3. 美代子は会議の時の態度で洗脳できる奴とできない奴を選別していた

洗脳しやすい人間としにくい人間がいる。川村の兄と冷静であり美代子に懐疑的だった。川村の兄は「あの女は川村の財産を狙ってるで」と川村に進言した。しかしこの時点では美代子は川村の退職金に手をつけてなかったため、親族たちは川村兄を「嘘つき」呼ばわりして川村兄は会議に来なくなった。これは

サイコパスを批判すると、批判したほうが「おかしい」呼ばわりされる現象

香愛の婚約者は、室内で帽子をかぶったまんま煙草を吸っていた。美代子は激怒して李正則と手下どもを呼んで脅した。それ以来香愛の婚約者も来なくなった。洗脳しにくい親族を排除させ、10年11月川村夫婦は離婚した

美代子の狙いは川村家の土地と家である。建物は川村名義、土地は大江和子と裕美と香愛の名義だった。和子は親戚宅に身を寄せた

監視する

美代子は川村家の絆を断ち切る。美代子は裕美を狙い撃ちした。裕美を最下位のカーストにおとし責め立てた

カーストをつくる

裕美に飲食、睡眠制限させる

生検与奪の権を握る

李正則に折檻させた

暴力で支配

美代子は川村と香愛に「何で身内が殴らんのや。身内のことは自分でやれや」

共犯者にする

美代子は「裕美が浮気した(嘘)」「あんたの悪口いってたで」と吹込み折檻をけしかけた

分断する

角田さんのお陰で嫁はんを初めて殴った

と川村は喜んだ。裕美は美代子のマンションに同居させられ折檻はエスカレートした。美代子の指示に従わなかった理由で家族の前で裸にされ背中に煙草の火を押し付けられた。紙おむつ一枚の姿で手錠をかけられ、美代子、正則、家族たちにもボコボコに殴られた 

顔が変形して、ずっと笑っているように見えた。生きてるのか不思議なくらいやった 川村

美代子は川村夫婦の子供二人をマンションに引き取り川村家から金銭要求として川村の退職金を搾取した。子供たちには川村夫婦の悪口を吹込んだ

子供を人質にする

子供たちの目の前で川村夫婦を呼び捨てして説教してボコボコに殴った。更には子供たちにボコボコに殴らせた。子供たちは大笑いしながら「バカを殴った」と叫んだ

美代子に一番懐疑的だった大江和子は親戚宅に身を寄せていた。和子の同意がなければ資産を奪えない。美代子は裕美を連れて親戚宅に押しかけてきたが和子は出てこない。美代子は裕美に「男が欲しい。私を抱いて」と和子が出てくるまで叫び続けさせた。和子は応じない。裕美に門前で放尿をさせた。この行動に和子は娘を心配して出てしまう。こうして和子は尼崎に連行された

暴行に耐えかねて自殺しようとした裕美を和子か止めると「情をかけた」という理由で和子さんに集中的に折檻をはじめた

  • 一日の食事はペットボトルの水500ml
  • 一日のトイレ 2回
  • 長時間立たせる
  • 少しでも指示に従わなければ婿と娘たちが殴る蹴る
  • 通販のカタログで棒をつくり、しばき棒とよび大江さんの目や口を突き回した

総括

美代子は毎日家族会議をさせ、誰がどう制裁を加えたか総括した。その内容を文章にして提出させた。制裁が少ない人は美代子から責められた

親子や兄弟間で殴り合ったりすると、人間の基本的倫理観が崩れ、思考能力も低下して、何をやっとるかわからなくなり、相手の指示に逆らえなくなる。家族全員がマインドコントロールされてしまったわけや 捜査員

川村夫婦と香愛は公園で黙々と次女を殴りたり、往復ビンタしていた。女の子は涙一つこぼさずにじっと堪えていた。見かねた近所の人が止めようとしたら、車のウィンドウが開いてババァに「身内のことやから口ださんといてえな」と怒鳴られ。警察がくるまで少女は殴られていた

和子だけは洗脳されなかった。何度も逃げては連れ戻され、折檻を受けた

最期の日は体重22キロまで痩せてフラフラする和子さんに「お前が角田さんの言うことを聞かんから会議が進まんのや」と和子さんの髪を掴み引きずり倒し、頭を踏みつけ、腹を殴りつけた」和子さんは「もう死にたい。殺して」

9月11日 大江和子さん死亡

香愛「警察に行ったほうがいい」

川村がその発言を告げると、美代子「行ったらええやん。その代わりお前らの子供たちが犯罪者の子に見られるけどな」

美代子は香愛を標的にした。川村にボコボコに殴らせて見張りをさせ香愛を監禁した。香愛は川村が眠ったすきに逃げ出した。香愛は兵庫県警にいかないで大阪県警察に駆け込んだ。警察は香愛の顔の怪我をみて信憑性があると判断した

香愛が逃げたことにより、美代子は証拠隠滅をはかる。川村に「自分が全てやった…」と遺書を書かせ、川村と裕美と次女3人に車で尼崎港に飛び込ませ無理心中をさせようとした

これでやっと地獄の日々から開放される 川村

美代子の合図で海にダイブしようとしたその時。パトカーがやってきた。川村家は保護され、美代子ファミリーは逮捕された

嫌でも(暴行を)しないと、次は自分がやられると思って必死だった 裕美

2013年 

香愛 懲役3年・執行猶予4年

裕美 懲役2年・執行猶予3年

川村博之 懲役3年6月の実刑

新聞を読む限り、あの娘たちは「鬼女に洗脳されていたから無罪や」と主張したらしいが、一体どういう了見なんや…あの娘たちは自分の都合とか事情しか言っとらん。母親の気持ちを考えたことあるんかいな。自らの罪を軽くすることばかり考えて、全く反省しとらんやないの。いい加減にしいや 和子さんの友人

美代子のターゲットは皆親戚だった。親戚の揉め事は民事になるため、警察は対応できない。川村、大江家は身内でなかったため警察は動いた。また川村、大江家では美代子も一緒に暴力を振るったため逮捕できた

洗脳されやすい人と洗脳されにくい人がいる

寄生虫人間は捕食者です。肉食動物が捕食しなければ餓死するように寄生虫人間は寄生できなくば死にます。肉食動物は獲物を観察します。ライオンならばシマウマの群れの最も襲いやすい者を見極めて襲撃します

寄生虫人間の定めるターゲット

話を聴く人です

美代子は様々な店でクレーマーとして搾取していました。警察を呼ぶとか毅然とした態度をとったものからは逃げ、対応しようとした者はむしりとられました。阪神電鉄は悪質クレーマーの話を何度も聴き言いなりになりました

美代子は阪神電鉄をターゲットにしたのです。少なくとも入れ墨の甥を連れて脅した時点で警察を呼んでも良かったわけです

美代子の言いなりに会社のルールを守らず自腹で賠償します。それをネタに飲みに何度も誘われます。美代子は酔ったふりをして三人の話を聴き誰が一番洗脳されやすいか見極めます

上司二人は美代子に危機感を覚え、やっと上司に相談して企業弁護士を立てると美代子は阪神電鉄から身を引きます

一方、川内博之は美代子に信頼し自分の個人情報を話してしまいます。美代子はヤクザ風の人間がバックにいるのに信頼してしまいます。美代子は川内が一軒家を持っていることにターゲットに定めます

洗脳されやすい人の特徴

1. 現状に不満を持っている

川内博之は断るのが苦手で、利用されやすい人間でした

2.断るのが苦手

川内の家は土地が妻と姉、妻の母名義で建物は川内博之でした。建物は川内がローンで支払っていたのでしょう。建物は年代が経つにつれ資産価値がなくなります。将来的には土地は妻とその姉のものになり川内の資産は0です。川内は大江家の言いなりで妻に頭が上がりません。また飲み会のやり取りで上司から「二万円」支払わされました

3.自信喪失

川内は都合のいいように自分を利用する大江家に不満を持っていたのです

4. 不審者の話を聴く

美代子は川内のクレーム対処を褒めます。それは妻とその実家にいいように利用され不満を持っていた川内の承認要求を復活させました。また飲み会のお金も美代子によって上司かは返してもらえました

よく考えたら美代子のせいで支払わされたのですが川内にとって美代子が「正義の味方」になりました

美代子に危機感を感じた上司は企業弁護士を立てて美代子から距離を置きましたが川内はその後も美代子とお酒を飲みに行きます

5. 個人情報、家族情報をベラベラ話す

サイコパスの目的は支配です。情報がなければ支配できません。サイコパスは親切なふりして個人情報を聞き出します

川内は「強い」美代子の傘下に入ることにより万能感に満たされて美代子に心酔します

6. 強さが正義

強きを助けを助け弱きを憎む。この気質を持ったものはサイコパスに惹かれます

美代子は川内に自宅のマンションに招き入れ、家具などを自慢してお金を持っていることをアピールします

7. 人を見る目がない

家具は安物でした

8. 判断力がない

よく考えたら金持ちが悪質クレームするわけないのです

9. 思い込みが激しい

川内は喫茶店経営に美代子が出資してくれると思い込みます

10. 欲深い

美代子に扇動され妻をボコボコに殴った時「妻をはじめて殴った」と川内は喜びます。義母を一番虐待したのは川内でした

瑠衣と茉里子は「お父さんごめんなさい」と苦しみながら殴らされました。川村は喜んで妻、義理の母と姉に暴行しました

11.モラルが欠けている

川村は女性を殴ることにカ・イ・カ・ンを感じる男でした

12.サディスティック

妻が美代子と李正則に暴行され、裸にされ、煙草の火を押し付けられてるのをみて美代子に指示されるまま一緒に暴行に参加しました

川内はおそらく自己愛性人格障害です

通常ヤクザを引き連れたクレーマーを信頼するでしょうか?

自己愛性人格障害サイコパスを「神」として心酔するのです

裕美、香愛は洗脳されて 川内博之はマインドコントロールされたのです

人間の「幸せ」とは付き合う人によって決まります。とんでもない人を信頼すれば、支配され、尊厳を奪われた、財産を奪われたり、奴隷のように搾取されます。最悪、障害者にされたり、命を奪われたり、犯罪の共犯者にされます

川村はとんでもない人を信頼して、財産を奪われ、共犯者になりました。川村は自業自得でした。川村の愚かな行為で義母が拷問の上に死に追いやり、妻とその姉、子供たちを肉体的にも精神的にも深く傷つけました。家族に一人愚か者がいれば家族をも巻き込みます