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尼崎の魔女④【帝国】

2005年になると谷本家から奪ったお金が尽きてきた。美代子は新たなビジネスとして保険金殺人を目論んだ。同居人の橋本久芳と自分の妹を結婚させて久芳に保険金をかけた

橋本家

橋本家は母の芳子、長男久芳、次男の次郎、長女の4人家族で60年代から角田家の近所に住んでいた、角田家と同居してから久芳や次郎の稼いだ金を美代子は差し押さえ暴行を加えるようになった。母芳子は87 年に失踪。角田ファミリーに殺されたが死体が見つからず時効、長女は97年に行方不明になった

01年 橋本久芳は美代子の妹三枝子と結婚して角田家の養子角田久芳となった

05年 美代子ファミリー沖縄旅行で久芳が万座毛から転落した。久芳には3件、6000千万の生命保険がかけられていて受取人は妻の三枝子になっていた。美代子たちが集団生活をしている尼崎の分譲マンションは久芳名義となっていて、住宅ローンには金融機関が加入する団体信用保険が付いていたため、久芳の死でローンの残額約3000万円が保証されて返済免除となり、相続人の三枝子は一円も払わず、マンション所有権を含め一億近い資産を手に入れたf:id:jw1972w:20231124000953j:image

画像 週刊文春

美代子ファミリーはマンションの最上階に居を構えた

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マンションのベランダには監禁部屋のプレハブをつくった。監禁部屋には防犯カメラが設置され、反抗的なファミリーがリンチされ、食事制限され衰弱していく様を美代子はニヤニヤ笑いながら暴行の指示を与えていた

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画像 日経新聞

序列最下位、逃亡したものをリンチした後監禁する部屋である

橋本久芳の弟の次郎、谷本茉莉子も監禁部屋で衰弱死した

美代子は玉座に座り「裏切り者」のリンチを指示した。これが美代子の帝国である