ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

「オウムと私」林郁夫先生から学ぼう

 

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「私たちはオウムとインコ だから林郁夫先生の「オウムと私」から学ぶわよ」

「強引だわ」

慶応高校から内部進学で医学部に入学

慶応でオール5は必須で更に+αが無ければ通過しない「狭き門」を通過したエリート医師だった。オウムに騙されるまでは

生い立ち

農業の傍ら勉学を励み医者になった父、薬剤師の母 清貧ながらも仲良し家族だった

林は読書好きな賢い少年だった。高校時代から釈迦、仏教に興味をもった

慶応中等部から慶應高校から慶応医学部に内部進学する狭き門を突破した林はエリートコースを突き進む

当時は学生運動が盛んだったがテニスと歴史好きな林は興味がなかった。テニス部ではキャプテンとして活躍

日々の積み重ねによってのみ、不可能は可能になっていくんだ(テニス部長時代の林)

林は心臓外科になる。理由は心臓に癌はないため。「がん患者に対し嘘をつくのが辛い」というとても真面目で優しい好青年である

昭和天皇崩御は衝撃を受けた

高級官僚の父を持つ名家の娘と結婚。結婚の条件は「同じ仏教の教えを信じること」というくらい信心深い人だった

「オペの技術は芸術の域」と称された林は石原裕次郎のオペの助手を務めたこともある。子宝にも恵まれ、愛人もいて、他者から見たら順風満帆な人生を歩んでいた

苦悩

我々のような心臓外科の場合、予測もしなかったものが出てきたらそれは即、死につながるんですよ。しかも、対象のほとんどが40代、50代 で、その一家にとって大事な人ばかりですから。手術を境に死なせたらそういう人たちに申し訳ないじゃないですか。だから準備に際しては、本当に慎重に慎重を重ねて、万全の体制でやっていましたよ。それでも。それでも何人かはやっぱり死んでしまうんですよね‥単純に理屈では割り切れない、不思議な力が作用していると認めざるを得ませんでした(オウムと私)

医療で何もかも解決できるわけではない。現代の医療の限界に虚しさを感じた林は仏教に心の拠り所を求める

もし超能力があって人のカルマとかそういうものが見極めたら、無駄な手術を避けられるし、どんな効果的な治療ができるだろうって真剣に考えたこともありました

超能力修行のある阿宗宗に入信

自分に欠けている部分を補いたい。完璧にしたい

阿含宗

超能力修行

原始仏教密教を結びつけた阿含宗の修行を積めばだれでも超能力が得られる

儀式、教義は不要

修行により、ホモ・サピエンスからホモ・エクセレンスになると主張する

進化論

人類は猿→猿人→原人→旧人→新人→ホモ・サピエンスと進化してきた

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絶滅

今の文明は極限に達して絶滅する。しかし人類が滅亡するわけではなく、進化したホモエクセレンスの時代になる

一人一人の霊性の開発ができてこそ、初めて社会的革命を表現する力を持つ

ある日林郁夫は書店で見つけた元阿含宗信者の麻原が著書「超能力」という本を読む。林医師は麻原の阿含宗より実践的な超能力修行に興味を抱いた

阿含宗からオウムに流れた信者

林郁夫、井上嘉浩、新實、中川智治

林を魅了した麻原の本

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「胡散臭い人にしかみえない」

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オウム初期の麻原 

「やはり 怪しいオッさんにしか見えない」

麻原の第一印象について

何というか‥ちょっと不潔ぽいと思いました

怪しい、胡散臭い人 それがカリスマ

カリスマ

カリスマとは、シャーマン、凶暴な戦士、海賊、デマゴーグ預言者

カリスマ的指導者となる人は、誰にでも好意を抱かれるような、明朗で物わかりの良い存在というわけではない。むしろその逆。犯罪歴のある前科者であり、社会に対して強い敵意を受ける一方で、同じく程の強さの深い自己陶酔の感情に浸っている

カリスマ

反社会的な自惚れ屋

カルトにハマる人は自己のアィデンティティが喪失感した「根なし草人間」であることが多い

自己のアィデンティティに喪失した人にとって

自己陶酔したカリスマは 完全なる自己統御を成し遂げた人物のように見えてしまう

オウムの実践的な修行こそが真の宗教と思った林医師はオウム道場に通う

違和感

ビルの一角にある侘しい道場に違和感を感じるも、熱心に修行する若者たちを見て純粋な宗教と解釈した

麻原の説法は色んな話に例えて分かりやすく伝えている。聞くほどに人を惹きつける力があると「父のような存在」と信者たちはいう

オウムの救済活動

一人一人が修行により超能力を得た成就者になり、世界に変化をもたらすという救済活動を謳う

6人の解脱者

ハルマゲドンで日本が壊滅しても、6人の解脱者がいれば救われる。(6人の解脱者は麻原の正妻の子供たち)それを知らない信者たちは皆6人の解脱者を目指し修行に励んだ

修行

  • 一日一食
  • 睡眠時間三時間

睡眠を削った極限の奉仕こそが真の宗教の証と教えこんだ

ターゲットを疲労させ、思考力を奪い洗脳する終末予言カルトの典型パターンである

「修行」という名の洗脳である

平成元年7月 林医師は睡眠不足から交通事故を起こす

林は患者に大量の水を飲ませ鼻から出させたり、ジャンプをさせたり、糸を飲ませたりさせた。オウム勧誘をはじめたり‥病院に苦言を呈された。現世で居場所をなくした林は出家を決意した

林はオウム病院の院長になった

ベニヤ板で仕切られた病室、畳を敷いて作ったベッドには敷布団すらない。医療品も貧弱、医者も半人前、薬剤師、看護師も学校を卒業したばかり、白衣の下はジャージ、履く靴すらない。患者はお布施の多い人を優先させた

ここは、本当に何もないところなんだね‥

林の給料月三万円

1993 12月 中川がオウム病院に新実を連れてきた。新実は呼吸困難で意識がなかった。林は原因を中川に問うた

サリンです。池田大作をポアするのに失敗しました」

虫も殺してはなら教団が暗殺をしている

林は戸惑うが、中川から治療を教えてもらい新実を蘇生させた

教団の闇のワークを知ってしまった林

次は拉致した信者たちに麻酔薬を打つというワークを与えられた

教団のワークはどんどんハードになっていった

テロ組織は最初は見張りなど、ハードルの低い違法行為をさせ、だんだんハードルを上げる方法

ヴァジラヤーナの教義

目的(教団)のためには手段を選ばない

世間一般的に犯罪とされる反社会行為を救済として正当化する

マキャベリ君主論の宗教版みたいなものかしら?違法行為だわ」

「倫理、価値観は変わるもの。今ある常識を覆し新しい価値観を提供するのがカルト」

時に宗教は時代や社会を超えて、倫理、道徳よりも大きな価値のある営みになる

違法行為すら時代を超え、社会を超えるものであると考えてしまったのです

寧ろ、その行為を違法であるとする倫理、道徳が逆に人間の自由を束縛するものだと思えるようになってしまいました

個を規制する時代、社会のルールから個を解き放つ営みが宗教だという認識が生まれる(オウムと私)

「クレイジーだわ」

「クレイジーこそがカルト」

狂気

もともと宗教、密教や禅では「狂」「狂気」と言われる悟りを得た人の行動を表す言葉と考え方があります(オウムと私)

「つまり林医師は麻原がクレイジーだからこそ「この人は本物」と考えて弟子になったのね」

真理を守るとは

オウムは真理を持っている組織という思い込みから、真理を守るためなら、組織のためなら嘘、違法行為も正しい行為になる。本来は、法を自分の中で継続する営みてある

信者は疑問に思わないの?

教祖、教団に疑念を持ちはじめると罪悪感を感じ思考停止してしまうように洗脳されている

ある信者は自分の疑問を幹部クラスの飯田えりこに問うと

「私たちもそれは同じなのよ。グルについていくしか私たちには道はないのよ」

「無批判にグル日本ついていくのは危険では?」と追求すると

「グルを信じて とにかくついていくしなないの」

このように幹部でさえ思考停止の指示待ち人間である

ステージの高い者の指示に従うことが、救済になると思っていたから、指示に従うことだけを考えていました(信者)

犠牲

出家信者は全財産を教団に寄付する。林は病院を辞め、マンションを売り払い(8000万円)嫌がる妻、子供たちを説き伏せて出家した

林は絶えず麻原に違和感を感じていました。しかしオウムを辞めれば

出家の時に払った8000万円が無駄になる。オウムにつぎ込んだ時間も無駄になる、しかも妻子まで巻き込んだのだ

林は認知的不協和に陥った。多くの犠牲を払った林はオウムを信じ抜くしかないのだ

依存

カルト教団全体主義

  • 皆同じ目標
  • 私たちは同じ目標に向かって努力をしているという一体

信者たちは口を開けて餌を食べさせてもらい、思考停止してワーク(無料奉仕)をするのみの家畜になった

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麻原が家畜を乗せた車を運転して、家畜は何処にたどり着くかわからないが、麻原が新しい世界に連れていってくれる構図になった

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画像 朝日新聞デジタル

信者の考えることは麻原が運転する車の運転の邪魔をしないこと。ただそれだけ

当時の私は自分自身では正常人で、何事も自ら選択し、決定し、行動しているのだと思っていました(林郁夫)

組織

共産主義に似ていて、物凄く段取りが悪い。どんな失敗してもクビにならない。彼らは無責任

精神向上すればあとはどうでも良い

世間の人は結婚して家庭があるから責任感がでてくる。オウムにはそれがない

例えば何か悪いことが起きても「あ、カルマが落ちた。よかったね」と皆んな喜んだりします。失敗して怒られても、「これで私の汚れが落ちたんだ」と非常にポジティブです

ですから教団の人たちは現世の人を見下してしまうんです。「皆んな苦しんでるな、でも私たちは平気だ」

オウム真理教団は懲りないことにおいては世界一なんです

何を言われても聞いていないというか、全然こたえてない

地下鉄サリン事件についても「あれは別の人の仕事、自分とは関係ない」という感じです(約束された場所で)

他宗教について

エホバの証人の人たちともよく話します。あの人たちの話は無茶苦茶ですけどね(約束された場所で)

エホバの証人は「あんな胡散臭い教祖を何故信じることができるの?」と会話していた

仏教(密教)なのにヨーガ、シヴァ、キリストにハルマゲドンと千年王国 メチャクチャ

人間とは皆自己中心的なのだ。自分こそが、自分だけがまともと信じている

踏み絵

医療の知識が全くない麻原のはちゃめちゃな提案に対し「不可能」と断言するプロ医師林。元信者を拉致する命令を断る林

社会経験のあり、宗教的蓄積のある林は常に麻原に従うわけではなかった。林医師は麻原にとって反抗的な不安要素だった

Q熱騒動

第十サティアン感染症がおきる。麻原と遠藤は林にQ熱という感染症だと林に伝え、アメリカから入手した医学書をみせる 医師の林まで本気で信じた

原因  第十サティアンに廃棄したサリンを吸ったため

人格崩壊

教団か大きくなると神秘体験させるのが難しくなるので、麻薬(LSD)を教団で開発して薬物を使用したイニシエーションを受けさせた

ナルコ 

自白剤 全身麻薬剤(チオペンタールナトリウム)を点滴で注入しながら、意識状態を低下(ナルコプレシー状態)させた状態で質問する

ニューナルコ 

チオペンタールを注射して眠らせた後、頭部に電極をつないで電極をショックをあたえると新しい記憶を消すことができる

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人間の記憶はキャベツに刻印するようなもので、新しい部分は外皮にあるから容易に消せるらしい

假谷さん事件

目黒公証役場事務長假屋谷は自分の妹がオウムにお金を6千万円騙し取られたことを知り、妹を匿う。オウム真理教は假屋谷さんを路上で拉致

「假谷さんは悪人だからポアされて転生したほうが彼のため」と無理矢理自分に言い聞かせ自白剤をうった。自白剤が効きすぎたのか假谷さんは亡くなる

車に押し込めるところが目撃者がいて、レンタカーにオウムの下級幹部松本剛の指紋が見つかる

オウムと一連の事件の点と線がつながった。警察の強制捜査がはじまる

坂本弁護士の時は上手くいったのに

と呟くグルの言葉に林は愕然とする

林は麻原が何とかしてくれるだろうと、ただマニュアル通りの指示を出していました

違法行為

指名手配中の信者の整形と指紋を消す手術を実行。手術を嫌がる妻に林は「つべこべ言わずいうことを聞け!」と妻にまで違法行為を強制。妻は部下に手をあげる林医師を何度か目撃していた。マッドドクターに闇堕ちした林医師

3月18日 

村井が幹部を集めた。地下鉄にサリンをまく命令をした

村井は「やりたくない人はやらなくていい」と言葉ではいうが彼らには選択肢はない

当時の私には断るという選択肢はなかった。麻原を真理勝者(過去、現在、未来を見通す)だと信じていたからです(林郁夫)

あの状況だったら、みんな自分がさ選ばれたんだからと喜んで進んでやっていたと思いますよ(約束された場所で)

Q.なぜ幹部が汚れ役するの

口止め

麻原は疑い深かった。他の弟子たちみたいに100%聞き従わない林に踏み絵を踏ませたと林は考えている

Q.殺人と思わないの?

オウムは真理を実践し、広めている

現代人は三悪趣に圧倒され、生きているだけで悪業を積むと信じている

殺人ではなくオウム真理教を守るための行為なのだ

サリンで殺されても、真理を守る功徳を積み、最終解脱者である麻原彰晃に高い世界に転生させてもらえる

ポアとは殺人でなく救済なのだ

ポアにより高い世界に転生さるると、教義的に正しいと彼らは無理矢理に信じこんだ

Q.殺人とポアの違い

自分たちの制御感というか、ポアが高低される前提で、(殺人)が人を救うことになると信じていました。そうでなければ、私たちは単なる殺人者に過ぎないことになる(杉本繁郎)

Q.ポア(高い世界の転生)があるなら麻原のいうこと聞かないで、自分が(ポア)殺されてもいいじゃない

合理的に考えればそうです。その時は我が身がかわいさから(自分が殺されるのは嫌だけど他人をポアするのはいいことだとか無理矢理考えていた

信者はポアを高い次元の転生であると自分に言い聞かせながら実行するが、自分はポアされたくない

1995 3月20日 地下鉄サリン事件

林は女、子供の側でサリンをまかないように細心の注意を払った。林がサリン散布した線はサリンを捨てた2名の駅員が亡くなった

実行犯たちは逃亡

林は逃亡中 放置自転車を運転したところを逮捕

青山弁護士が林にオウムの機関紙「マハーヤナ」を差し入れた。林は「黙秘をしろと」受け林は黙秘し続けた

そんな林に取調べの刑事たちは林に敬意を表し「先生」と呼び続けた。警察はオウムを弾圧していると信じていた林は警察に対して少しずつ心を開き林の思考力が久々に活動をはじめた

麻原に疑念

宗教的見地を広めることが救済のはずなのに何故黙秘させるのか?

グルは真理を訴えるべきでは?

林の停止した思考が活動しはじめる。麻原に対し疑念を抱くようになった。林は取調官に真理を語りはじめた

サリンをまきました」

「先生、ウソだろう。また誰かを庇っているんだろう?」信じられない様子で聞き返した

テロ組織は幹部たちは命令するだけで、テロ実行は下っ端にやらせるものだから刑事たちは驚いた

林の供述が突破口になりほかの信者も追随し捜査は進展した

病気で苦しむ人を救済するために、帰依した林医師は数々の違法行為を行い、最後は妻、家族まで巻き込み、遂には2人の無辜の人間の命を奪うことになった

麻原は人格的に歪んでいる。宗教心のない人だ。私はそういう人を見抜けなかったちために、多くの人に悲しみを与えてしまった

裁判 師弟対決

人それぞれ、麻原にくっついていた理由はことなる。自分の経験からした事実を麻原に突きつけ逃げる余地のないところまで追い詰めないと

林郁夫の問いかけに対して麻原は論点をすり替えたり、キレたり、論破された麻原は居眠りしたり、意味不明英語もどきを呟きはじめた

私は、まだこういう人について行く人かいると思うと情け無い。英語で喋ったりして‥

そうすれば、あなたは現実と向き合わないで済むし、その世界に逃げられるんだろうけど仏教を信じているなら、輪廻転生を信じているなら、恐ろしくて生きていけない気持ちになるはずです。結局、あなたは転生も信じていないでしょう。宗教はあなたの道具だった。盲信していた人はあなたの手足にしか過ぎなかった

いち早く供述し裁判では「麻原」と呼び捨てにして何度も何度も涙に言葉がつまりながらも誠実に受け答えをした。傍聴席の被害者遺族までもが貰い泣きしてしまった。「林だけは、本当に罪を悔いている」と捜査員は語る

死亡した髙橋車掌の妻は「林医師を許す」と裁判で証言した

林はサリン実行犯のうちたった一人だけ死刑判決を免れた

一人でも多くの命を救うために帰依した林郁夫

医師は、たとえ命を守る助けられないことがあっても、それを生きた教材として、より多くの命を救うために根気よくやっていく仕事なんです。かれのやったことは、逃避以外の何ものでもありません(林を知る医者)

ファウスト博士が悪魔と取り引きしたように

魂の問題に医師が踏み込むのは、不遜で傲慢です。魂を救済すると考えて、医師の倫理観を踏み外してしまったことが彼の不幸です(同期生)

林が取り引きをしたのは悪魔よりタチの悪い生き物だった

悪魔との取り引きによって視力を失ったファウスト

麻原との取り引きによって林はかなり多くを失った。無期懲役だが未だに彼は刑務所にいる

林医師による麻原のプロファイリング 

  • 麻原は歪んだ社会環境観、人間観を持っている
  • 言葉は仏教の用語を使っているが、オウムの教義は、麻原の人格的な病理からでたものです
  • 麻原は教団の発展の妨げになる人を殺し、人を騙してお布施や信者を集めた
  • イニシエーションと偽って自分の性の充足を図った

私は彼は自己愛的な人格と思うのですが、その根底には、その根的には劣等感とか小心さがあり、自分のやっことを自己弁明せずにはいられる、仏教の言葉を借りて、それらしく説明した教義がが、タントラヴァジラヤーナです

マインドコントロールについて

マインドコントロールがどういうものを指すのか、正確にはわかりません。ただ、人間は心の中に原因かなどの価値観を作ってしまうと。私たちにはそれが麻原だったわけですが。それまでの価値観より、それが上位に来てしまうんです

戦争でも、虐殺でも、通常の倫理よりも上位の価値観を作っちゃて、その中で行われたことだと思う

参考文献

「オウム真理教」裁判傍聴記 1 (文春e-book)
 

 

オウムと私

オウムと私

  • 作者:林 郁夫
  • 発売日: 1998/09/01
  • メディア: 単行本