サイコパスの脳は普通の人と少し異なる
原因
彼らは口唇期の課題である基本的信頼が欠如しており、人的な愛着か根源的に付属しているために原資的な防衛機制に依存している‥防衛規制の中で特に注意すべきは行動化であり、それは実質的にサイコパシーを定義づけるものである。葛藤のプロセスに耐えられず、不安など気分から開放されようと素早く行動してする(犯罪心理学辞典)
1.扁桃体の機能不全
扁桃体 情動、感情を司る機関
人間は身の周りから情報を取り入れ、神経物質は扁桃体を通り脳に情報を送る
扁桃体の隣には海馬(記憶)があり、過去の経験に基づいて情報処理を行い。 快、不快、心拍数、呼吸、発汗、不安を脳に情報を送るのだ
画像 持田製薬
この機能こそが人間を危険、トラブルから回避するのだ。扁桃体とは人間に感情的な色付けを行う機関である
サイコパスは扁桃体が機能不全しているのだ。そのため自分、他者、危険にも反応がなく大胆な行動に出やすい。そのために常にトラブルを巻き起こすのだ
暴力犯罪者は扁桃体の体積が、正常群に対して18%少ない
前頭前皮質 理性、思考、判断など脳の高次機能を司る
前頭前皮質上部 背側部(冷静な行動)
前頭前皮質下部 腹側部、眼窩(がんか)部(情熱な行動)
上部と下部はバランスを保っている。しかしこのバランスが崩れると感情に軋轢が生じる
上部(冷静)が強くなると、冷静だが、人間でき感情を欠いた冷血人間になり
下部(情熱)が強ければ、常に感情的、カッとしてトラブルを起こす
画像 鳥取大学医学部
殺人者
上部の機能低下が見られた。「カッとして殴ったら‥」という衝動的犯罪である。もちろん下部(情熱)は機能するため、後になって自分の行動を後悔し反省できる
サイコパスは上部(冷静)は機能しているが下部(情熱)が機能低下している
扁桃体(共感)機能せず、前頭皮質下部(情熱)の機能がなく、前頭皮質上部(冷静)だけ機能するサイコパスは
ひたすら自らの要求充足の冷静に計画を立てて冷静に他人を搾取、暴力をし続けるのだ
扁桃体(共感)、眼窩前頭皮質(情熱)が機能しない彼らは、罪悪感、反省は皆無だ
神経物質の異常
サイコパス犯罪者は、ドーパミン代謝物であるホモバニリン酸の脳脊髄中の値が高いことを見出しており、それが粗暴行為と関連していると述べている
2.ドーパミン
褒められたり、嬉しいこと、快楽などで放出する神経物質
画像 新潟大学
ドーパミンを大量に放出は、常に退屈し、過剰に快楽、刺激を求める
サイコパスに薬物濫用、奔放な性癖を持つものが多いのはドーパミンの過剰放出に関連がある
3.セロトニン
感情の調節に関連する働き
画像 心のひだまり
抗うつ剤 「セロトニン再び取り込み阻害する薬」セロトニンがシナプス内に取り込まれるのを阻止することによって、シナプスに一定のセロトニンがある状態を保ち、気分の調整を助ける働きをする作用がある
画像 大原薬品工業
サイコパスは、セロトニンを分解すり酵素(モノアミン酸化酵素MAO)に異常がある
モノアミン酸化酵素MAO
画像 役に立つ薬の情報
4. 戦士の遺伝子 MAO AーL
セロトニンの過剰放出状態により気性が激しくなる
非行少年とMAO AーL遺伝子の関連性 カスピとモフィット
セロトニンが多いなら鬱にならなくていいじゃない
人体にはホメオスタシス(恒常性を維持しようとする働き)があり、過剰なセロトニンの作用を軽減するために、脳の中のセロトニン受容体が減少する
セロトニンに対して感受性のない能になってしまう
セロトニンの発達は最も幼少期か始まる。この遺伝子(MAO AーL)を持って産まれた者は、幼少時から、大人になってもセロトニン過剰じあで、セロトニン受容体は減少したままである
脳内実質もバランスが大事である
セロトニン過剰状態は、他虐的、攻撃的になるのだ
彼らは幼少期から収まらぬ怒りに支配され、常に怒っている
あくまでもMAO AーLだけがサイコパスになる要因ではなく様々な要因が絡まってサイコパスになるのである