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婚姻

日本では結婚したカップルの三割が離婚しています。なぜ離婚するカップルが増えたのでしょう

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もともと結婚とは 一族の繁栄や自分が生き延びる為に結婚するものでした

結婚の歴史

人間は一人では生きられません。今なら危険な何かあれば110すれば警察が来てくれます。警察がなく法律もない時代。野生動物から盗賊を追い払う役割や狩猟時代では狩は女性の力では無理である。20世紀まで女性は30過ぎたら社会に居場所がなかった

かつて 女性は生き延びるために結婚し、男性は一族を繁栄させるために結婚したのです

今の政府が市場が担っている役割、社会保障、失業保険、医療保険、福祉を、婚姻が果たしていたのです

社会保障が充実していなかった時代 誰と結婚するかは支払いのためであり恋愛ではなく経済力のほうが大事でした

金持ち同士の結婚は今で言うなら、MBA経営学修士課程)M&Á(企業の合併、買収)みたいなものです

当時は恋愛ではなく、有力な家族と長期に渡る協力関係を築く「契約」のために婚姻が必要でした

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ローマの哲学者たちは、妻を情熱的に愛している人を「姦通者」と呼んでいた

妻を愛人のごとく愛するほど不浄なことはない

セネカ

当時の生活は厳しく、個人の幸せを優先する余裕はなかった。個人の充足感より家族、国家、宗教、地域社会の責任を優先しなければならなかった。婚姻とは社会的、政治的制度だった

近代になり、啓蒙思想か到来すると「人権」個人主義が生れた

フランス革命を皮切りに世界各国で革命がおき、身分制度は崩壊する。かつて結婚は家と家の結びつきであり 同じ身分の者同士でしか結婚できなかった。個人は自分の幸せを追求できるようになった。自由恋愛して結婚という概念が生まれた

1890年にはデートという言葉ができた

20世紀になると離婚率か上昇する。「幸せでない」という理由で離婚ができるのだ

1980年代 アメリカは離婚率が50%になり、同棲、事実婚、未婚率が増えた

2015年 アメリ最高裁同性婚を承認した

かつては生きのびるために、家を断絶させないために結婚する から愛しているから結婚するに変化したのだ。自由恋愛によって身分、性別に囚われず誰とでも結婚ができるのです

しかし、自由にはマイナスもあります。愛は普遍ではありません

私たちは恋愛ドラマ、恋愛映画、恋愛漫画、恋愛小説をみて「恋愛」「結婚」に憧れ結婚をするのです。私たちは「恋愛」と「結婚」に期待をして結婚するのです

愛とはドーバミンの大量放出である

恋愛すると人間の脳内にはドーパミンが流れます。恋愛ドーパミンの働きは4年間。恋愛結婚は生涯継続するものではなく4,5年で尽きるものです。恋愛結婚は賞味期限があります。恋愛結婚の期待値が高ければ高いほど結婚に失望して新たな幸せを探すため離婚が増えるのです

以前は離婚するのに理由が必要でしたが、今は結婚を継続するのに理由が必要となります

結婚はかつては教会や政府、家族、社会によって定義される「契約」でした

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今や結婚は自己実現になったのた

今や結婚の定義はあなた次第。あなた次第で幸せになれるのだ

昔の結婚制度は不公平、不平等もありますが、ルールは明確でした

同性婚、生涯独身を通す、結婚するが子供は持たない、結婚、離婚を繰り返し、ステップファミリーなど様々な家族の形か自由になるため 私たちは混沌しています。混沌こそ詐欺師が暗躍するのです