ことりの啓示

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白黒思考

生まれてから数年の幼児は善と悪の世界しかありません

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人間はまず 最初に何が善で何が悪であるかを学ぶのです

小学校に入学以降は やがては よろしくない行動をした人は、なぜそのような行動をするか 相手の立場、気持ちを考える グレーゾーンが理解できるようになります

ところが 大人になっても白黒思考を持ち続けるピュアな大人がいます

大人になっても白黒思考しかない人間は、社会と軋轢を生じます

世の中は「白」と「黒」だけで構成されているのではありません

世の中は「白」「黒」だけでは説明がつかずその間に無数のグラデーションが存在します

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ものごとは 無数のグラデーションでスペクトグラムなのです

このグラデーションの存在をもたないと、様々な場面で社会適応に支障をきたします

自閉症にしても症例はスペクトグラムであり個性も違います

「善」と「悪」にしても人それぞれ良いところも悪いところもあるのです

性的嗜好についても、女性のみから 妻子もいるけど実は男性が好きなど 男性のみまで 無数のグラデーションであり、全ての人は同じではないのです

白黒思考

「唯一の価値」「唯一の正解」「真理は一つ」という思考に囚われると視野が狭くなりろくなことになりません

「善」と「悪」の二次元化思考しかない人は自分を絶対正義と考えます

 

「自分が正しいから」 自分の価値観を他人に押し付け 他人がそうしなければ怒り狂います

絶対正義の人は何かトラブルが起きると100%他人のせいにします 

自分が完全なる善と信じている人は絶対謝りません

グラデーションがありませんから、謝ると自分が悪になってしまうから自分の非を認めることができません

人間関係のトラブルは100%他人のせいにします

グラデーションがありませんから 

状況、相手の立場、都合、気持ちは全く考えません

グラデーションのない人は 折り合う、「和」など中庸がなく「勝つ」か「負ける」しかありません。 トラブルがあると相手を打ち負かすことしか考えません

パニックをおこし激昂して 周囲に譲歩させたり、あまりひどくなると 自分の失敗さえ他人に責任転化します

上手くいかないときは他ではなく自分のせいにしなくてはなりません。なぜなら

他人のせいにすると自分は成長できないからです。他人のせいにしたら問題は解決しませんから、同じ失敗を繰り返します

「他人が全て悪い」という思考は他者に対して不寛容になります

完全なる正義の人は他人の失敗、弱さにたいしても不寛容になり、相手が謝罪するまで徹底的に糾弾します

白黒思考の人は

「他人の失敗は悪だから正義である私は叩きのめさなければならない」と考えています

自分が失敗すれば、それを認めず何かに責任転化します

絶対的正義の人は不寛容で何でも人のせいにしているため常に不幸せであり、毎日のように人の悪口を言います。そのため完全なる善の人はやがて周囲に人はいなくなります

白黒思考の人がカルト宗教の勧誘を受けると、カルト宗教の白黒思考を 真理とみなします

カルト宗教の白黒思考の世界こそが 白黒思考の人のパラダイスになるのです