自分探しする若者が増えています
「自分は本当は何者なのか?」「自分は本当は何をしたいのか?」
このような問いをする人は人格的に成長できる可能はありません
「自分探しの旅」に出かける若者たちはどこにいくのでしょう?
アメリカ、フランス、イタリアどこだっていいんです
自分のことを知っている人間がいないとこなら、自分のことを知っている人間に囲まれて言語も宗教も違うところに行って暮らせば、自分が何者かわかる
もし、自分が何者であるか本当に知りたかったら、お父さん、お母さん、先生、学校の友達に聞けば良いのです
外国の、全く文化的バックグラウンドの違うところで、言葉も宗教も価値観も違う相手とコミュニケーションした結果
自分が何者であるかわかるわけありません
二十年も生きていれば、どんな人でもそれなりの経験の備蓄があり、その能力や見識について、ある程度の評価は定まってきます
自分探しをする人は
自身の行動の積み重ねの結果与えられた、自分の評価に不満があるのです
自分の評価が外部評価より低いのが不満なのです
「世間のやつらは私のことわかってくれない」
自分はもっと高い評価が与えられるてしかるべきだ。もっと敬われ、特権、財産を享受してしかるべき人間だという人間が自分探しの旅に出かけるのです
今までの自分をリセットするために自分探しの旅をするのです
彼らは 自分を「特別」と認めてくれる居場所を探しています
カルト宗教は覆面で自分探しをする若者に近づき「あなたは特別だ」「特別なあなたは世界を救う人ために生まれてきた」ともてはやすのです
所属するだけで「特別」とみなしてくれる組織、グループに自分の居場所を見いだし、組織のメンバーとして自分の人生をリセットするのです
カルトは「人の役にたちたい」人を利用し無料奉仕をさせます
カルト組織は、教祖、幹部たちの生活、組織運営のために無料奉仕させられるだけですから 自分の問題は解決しません。何年かしたら「こんなはずじゃなかった」と組織を辞め また「本当の自分」を探し求めます
結果として彼らは生涯 自分探しをするのです