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長野4人猟銃殺人事件 ひきこもり男の狂気

長野県中野 女性二人が迷彩服の男性に刃物で刺された。犯人は女性を追いかけまわし何度も刺した。現場に居合わせた男性は「なぜそんなことをするんだ」と声かけすると迷彩服の男は「殺したいから殺した」と答えた。通報を受けパトカーで駆けつけた警察官二人は犯人に猟銃で射殺。目撃者によると犯人は笑いながら撃ったように見えたという。犯人は自宅に立て籠った後 投降した

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画像 毎日新聞 出典

加害者は13代続く農家また 父が地方議員で地元の名士の家の長男

幼少期に多動の傾向を指摘された母親は心配したが父は「子供はそんなもの」と気にしなかった

成績優秀、明朗活発の良い子

父親の勧めで野球をはじめキャッチャーとして活躍するが大きな声がでず降板させられた

高校は進学校に入学。成績は落ち込塞ぎこむむ。高校時代は友達がいなかったという。一浪して東海大学入学したが「いじめにあった」「盗聴、盗撮されている」と引きこもる。両親は精神科に診断させようとしたが長男は「俺は正常だ」と拒否した。大学を中退後は家族以外と関わりを持たなくなる

両親は引きこもりの長男を農業を継がせた。農園は長男の名前にあやかり「まさのり農園」と名付けた。長男を社長にして果樹園のフルーツで作ったジェラード屋を開店させた。実質、長男は家に引きこもりがちで果樹園もジェラード屋もほとんど携わっていなかった

加害者は毎日、散歩で通りかかる被害者女性二人が自分を「ぼっち」と悪口を言っていたと思ったから殺した。警察は撃ち殺されると思ったから殺される前に撃ったと供述した。警察官は銃を所持していませんでした

女性たちを殺した理由を「自分の悪口を言われてると思った」。被害者女性たちは人の悪口を言うような人でないと証言が複数ある

犯人は発達障害を放置された発達二次障害からの統合失調症だろう

  • 子供の時ADHDと可能性を指摘されていた
  • 盗撮、盗聴されているという妄想
  • 他人の笑顔が自分を嘲笑っているように感じていた
  • 他人が自分のことをぼっちと悪口をいう妄想

他人の表情を正確に読み取れないのは自閉症です。まさのりはADHD自閉症の傾向のある発達障害

発達障害を放置された子は思春期あたりで周囲と軋轢を起こし 精神病を発症しやすくなる。統合失調症は本人が自分を精神病と認めないケースが多く、病院に連れていくのが困難です

まさのりはいい子だった

いい子がなぜ凶悪犯罪を犯すのか?

「いい子」とは両親、教師からみた「いい子」です。大人のいういい子とは大人から受けた理不尽を我慢することです。理不尽を我慢をし続けた人間はストレスがたまります。ストレスがたまれば怒りが増幅します。その怒が溢れかえったとき 社会全体に復讐するのです。これがいい子がいい人が凶悪犯罪をおこすメカニズムです

まさのりは恵まれた環境にみえますが、重圧があったのかもしれません

田舎の13代続く農家、地元の名士の長男として生まれた。将来は農家を継ぐこと決められています

両親は農園に「まさのり」という名前までつけている

ジェラード屋さんでは母親がはりきり社長、店長である長男は隣で虚ろな瞳でボーッと突っ立てた

農園もジェラード屋さんも本人のやりたいことではなかった

人間は思春期以降はアイデンティティが確立します

思春期を過ぎた人間は 自分の人生は自分で決めるという自己操縦感がなければ生きている感覚がありません

怒りと絶望感に苦しめられた子供は やがて精神を病みます

精神を病んだ青年は

自責的になるか他責的になります

自責的になった人間は自殺し

他責的になった人間は社会に復讐します

地元の名士の長男のまさのりは、親の期待にそう子供でした。自分を押し殺し続けた子供は やがて自分が本当に何をしたいのかわならなくなります

「殺したいから殺した」彼のやりたいことは殺人になってしまった

動機

警察官二人を殺傷力のあるスラッグ弾で撃った後、執拗に刺しています。明確な殺意です

警察官というのは権威あり、秩序です。警察官を殺すということは社会に対する復讐です

自分は権威、秩序である警察官を殺せるほど力があるんだと見せつけています

統合失調症は治る病気ですが、ここまで壊れたら戻れないでしょう。彼を受け入れる病院はあるでしょうか?

いい弁護士をつければ無罪もあり得ます

まさのりの両親は ズレている

まさのりの両親は毒親ではないと思います。寧ろ溺愛、過保護にみえます

20過ぎた子供に対し過保護な対応は虐待です。子供が自立できなくなります

まさのりの両親はことなかれ主義の楽観主義

まさのりは大学生の時統合失調症を発症しています。病院に入院させればここまで酷くならなかったでしょう。統合失調症は放置すれば悪化します

まさのりが統合失調症の症状があったのに猟銃免許を与え猟銃を4丁も買い与えたことは問題です。猟銃の免許は精神科医の診断が必要です。両親が統合失調症だと説明すれば許可は降りなかったでしょう

息子が地元の猟友会に入れば引きこもりをやめるかも…と楽観視したのかもしれません。他責型統合失調症に猟銃与えたら八墓村になります

両親はあまりにも危機感が無さすぎ この事件は防ぐことができた事件です