17話の依頼者は「某カルト二世信者」の井上さん29歳(仮名)
母はカルト宗教にハマり家庭は崩壊して母子家庭である
ベルト革の鞭を使用した体罰
宗教行事禁止
男女交際禁止
中学卒業後「この世が今にも終わる」という理由で高校にも通わせて貰えず、就職もさせないで奉仕活動(勧誘)を強制された
母親は「奉仕に専念したい」という理由で娘の井上さんがコンピ二でバイトしたお金で母娘は生活している
もうすぐ30歳の誕生日を迎える井上さんはカルト母から逃げ出すことを決意して夜逃げ屋に依頼した
「母親についてどう思いますか?」という問いに対して
私の人生をめちゃくちゃにしたんですよ。恨んでます心の底から
夜逃げ屋当日 井上さんは迷いだした
「私がいなくなったらお母さん独りぼっちになっちゃう。私どうしたら良いですか?」
「ここで判断を委ねたら これから先今度はあらゆる判断を私に委ねるようになりますよ。それでは宗教と母親から私に変わっただけです。今 あなたはどうしたいんですか?」
井上さんは駅で勧誘している母親を一目みてから逃げたいと希望した
これから稼ぎ頭である一人娘に愛想をつかされて逃げられようとされているのに母親は笑顔で通行人に楽園の絵のパンフレットをみせて「このような素敵なところに永遠に住みたいと思いませんか?」と勧誘をしていた。そんな母をみて井上さんは
こうして娘は母親から自立した