カルト二世が社会問題となっています
毎日新聞出典
夏野ななさん(仮名)はエホバ三世信者。赤ちゃんの時から宗教活動を強いられました
道具を使用した体罰をされます。下着を脱がされベルトの鞭で叩かれます。みみず腫ができて出血した時すらありました
男女交際禁止
今にもこの世が終わるからという理由で大学にもいかせてもらえません
カルト二世が苦しむのは一般常識の欠如です。カルトでは一般常識は「この世的」「サタン的」と言って子供に一般常識、生きるためのスキルを教えません。子供は組織を辞めたくても一般常識、生活スキルがないため離脱後 苦労します
カルト信者が組織から脱退するのは全く文化の異なる異国で生活するものです
カルト信者は異邦人です
例えば 私は民主主義の国に住む日本国籍を持った日本人です
日本は法治国家ですから国民は法律に従います
日本人がカルト人になると日本の法律よりカルト組織の「法律」に従うようになります
エホバの証人ならば「エホバ人」となり日本の憲法より 約3000ある独自のルールを厳守します
信者は独自の偏った価値観、感性を身につけます
日本の法律では基本的人権があります。人間としての最低限の権利です
カルト宗教は共産国家的な全体主義に非常に似ています。全体主義的なカルト宗教では個人より組織の利益が優先され個人には人権はありません
カルト信者は日本国憲法で定められている人権を放棄してカルト人になるのです
基本人権
人間として最低限の権利です
1.自由権
身体の自由
正当な理由なしに身体を拘束されない自由
カルトでとりわけ剥奪される人権とは精神の自由です
精神の自由
信教の自由
信者になると組織に反抗したり離脱することが「最大の罪」「滅び」とすりこまれます。そのため一旦取り込まれると宗教の転向はできません。子供、二世信者たちは強制的に集会、勧誘に連れまわされます。中には義務教育の子供を信者にしてしまう親もいます。「信仰の自由」もあれば「信じない自由」も存在しますが二世信者には「信仰の自由」はありません
服装は「組織の成員として相応しい」と決められる。相応しくない服装のものは注意される
個人の価値観の自由
生活においてこの世的なものは全て排除されます。組織に懐疑的な思考は許されません
住居の自由
「必要の大きなところ」という名目で若者は二人の共同生活をさせ地方の不便なところへ飛ばされ勧誘活動をさせられます
経済活動の自由
「この世は今にも終わる。富を追求しないで勧誘によりエホバを理解できない邪悪な人々を救いましましょう」と煽られる。正社員で働く者は「貪欲」「霊的に低い」のレッテルを貼られ 仲間はずれにされます
二世信者には 週三回のバイト生活をしなくてはならぬという圧力がある
財産を持つ自由
必然的に財産を持てなくなり貧しくなります
2. 平等権
人種、信条、性別で差別を受けない
幹部、リーダー、指導者は全て男性
個人の尊厳と両性の本質的平等
個人の尊厳より組織の利益の方が優先
婚姻は両性の合意のみで成立
「地上の楽園で永遠に生きるのだから結婚は楽園ですべき、奉仕活動に専念せよ」
「結婚は組織の者とのみすべき」
結婚はしにくいが別に信者じゃなくても結婚はできるが煽られて独身を貫く人が多かった
普通選挙の保障
3. 社会権
カルト信者は自分たち以外は「ハルマゲドンで死ね」と思っている
勤労の権利
勤労=貪欲とすりこまれ 週3日のバイトでその日暮らしの生活をする
労働基本権
信者は労働には興味ない
教育を受ける権利
義務教育だけを受ければ良いと刷り込む。中学卒業後は通信の学校に進学させ布教活動をさせられた二世は珍しくない
生活保護を受ける権利
勤労の権利を放棄すればいずれは生活保護を受けざる得ない
人権を守るための権利
政治的に中立とすりこまれていて選挙は投票すらしない。テレビ、新聞の閲覧を禁止された信者は無知なため政治が理解できない
請求権
神に祈れば大丈夫と刷り込まれて興味ない
新しい人権
プライバシーの権利
カルトでは神がいつも見ておられるとすりこまれている
環境権
カルト信者はお布施と無理奉仕で貧乏なため風呂なしアパートとか環境が悪い所に住みタダでもらったパンの耳を食べて飢えをしのぐことを美徳としていた
知る権利
いずれのカルトには「秘儀」があり真理はいずれ明らかになるとすりこまれる
組織に疑問を感じてはならない。何も考えてはならないように洗脳されている
自己決定権
カルトには独自のルールがありそれに従わなくてはならず信者は自己決定はない。言動についてはカルト二世たちは親、幹部、リーダーなどが常に口出しして自己決定権はありません
民主国家の人間がカルト信者になることは日本国憲法で定められた人権を放棄することです
自ら自分の人権を放棄したカルト信者は人権意識はありません
自分の権利を蔑ろにした人間は他人の権利も蔑ろにします
他人の家にアポなしで訪問して他人に自分の偏った信仰を押し付けます
カルト信者が親になると自分の子供に基本的人権を与えません
カルト二世は基本的人権を剥奪された人間です
エホバ信者は終末論を信じているため勤労、納税、社会保険をほとんど納めませんが楽園は来ないためいずれ生活保護はしっかり受けます
カルト二世は人権剥奪を「愛」と洗脳されます
夏野ななさんの両親は二世です。親から人権剥奪され 人権剥奪を愛と洗脳され親の信仰、生き方を継承しました。虐待された子供が毒親を継承する場合、毒は親より強化され受け継ぎます
ななさんの両親は 自分がそう育てられたように 子どもに道具を使った体罰を与え、学歴、スキル、常識を与えない。男女交際禁止など偏ったルールを押し付けるなどして ななさんの人権を侵害しました
世間一般では虐待で毒親ですがエホバの証人からみたら「最大の愛」であり
子供を道具を使って叩くことはエホバの掟でした
カルト信者は私たちと感性、価値観が異なる異邦人です
異邦人が組織を脱退する場合。難民状態です。難民は日本の法律、常識を最初から学ばなければなりません。本物の難民は政府の支援がありますがカルト難民は支援はありません
エホバの法律は世間と違いすぎます。学歴、スキルも与えられず社会保険の空白もあります
あるカルト二世はカルト宗教脱退後の生活を
魚が砂漠で生きるようなものと例えました
虐待問題に対するエホバ証人の影響
エホバの証人は意に介しません
人権意識のないカルト信者は自分たちに問題があるは認識できません
これらのことを
「サタンの仕業
終わりが近い
義人の迫害」
と言うでしょう
彼らは私たちと文化、価値観の違う「エホバ人」です