ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

エホバの証人 洗脳の手口

洗脳

中国共産党が一般市民を再教育するために用いた方法。洗脳された本人は自分で考えることをせず、グループからインプットされたことしか考えない。カルト宗教はおおむねこの手口を使い信者を囲い込む

マインド・コントロール=回心

回心(conversion)

  • Aの信心からより高度なBの信心に移行すること
  • 低次の自分から高次の自分に生まれ変わること

エホバの証人の勧誘は家から家の伝道です。エホバの証人は伝道でハルマゲドンの滅びの印の不安を煽ります

1.不安を煽る

  • 戦争、テロ
  • 犯罪
  • 自然災害
  • 疫病
  • 政治家、大企業の汚職、不正
  • 環境問題
  • 経済不安

「これらはこの世の終わりの印です」

「エホバを信じない人はハルマゲドンで滅ぼされます」

2.ショックを与えた後は希望を与える

「唯一の真の宗教であるこの教団に入信するなら楽園で永遠の命を得る」

今まで信じていたことが間違っていたとどん底に突き落とした後、希望を与えられるとターゲットは頭が空になり思考停止をする

ターゲットにまず不安を与え正常な判断を奪い騙す。詐欺の基本です

3.希少性

人間は限定品やキャンペーンなとあるものが手に入りにくくなればなるほど。それを得たいと考えます

4.物欲の原理

人は選択する際に出来るだけ少ない労力、支出で多くを得ようとする欲求があります。「今にも終わりが来るからエホバの証人になれば永遠に生きる」と緊急性を煽られると、人間は思考停止して、我先へと乗り込む心理があるのです

5.再教育

ものみのとうの出版物は、研究生が声に出して朗読して下に書いてある質問に答える形式。自分の言葉で答えてはいけません。研究生は二回読まされます

これが長く続くと、過去の考え方、価値観が帳消しになり、組織の思考パターンになります。北朝鮮はこの手口で洗脳します

6.二者択一

あなたはエホバをとるかサタンを神をとるか

白と黒の二次元思考で選択させる。人間の脳は楽をしたい欲求がある。ターゲットは次第に白と黒の二次元思考に陥る

6.短いキャッチフレーズの情報を何度も繰り返す

14万四千人

大艱難

大いなるバビロン

考えること脳に負担がかかります。そのため短いキャッチフレーズを繰り返すと思考停止状態になります

ヒトラーも難しい言葉を使わず短いスローガンを繰り返し民衆を洗脳しました

7.権威

ものみのとうだけが神に認められる唯一の宗教であり、その指導者たちは唯一の神の経路である

8.感情

組織の権威をすり込んだ後は組織を疑うことが最大の罪

と擦り込む。信者は組織の教えの矛盾に気付くと罪悪感を感じるようになり、やがて思考停止状態になる 

9.たくさんの選択肢を与えるが同じ結論に誘導する

「楽園での永遠の命という希望があります」

「自分のしたいことは楽園でしましょう」

「いずれ神が問題をただされます」

「いずれ真理は明らかになります」

11.行動

週3回(今は2回)の集会

大会

奉仕活動

集会が夜ある理由

ヒトラーは自分の演説を夕暮れに行った。夕暮れどき人間はマインドコントロールにかかりやすくなる

  • 長い話、演説
  • 集会前後の祈りと歌

以上のものはトランス状態を引き起こし安く洗脳されやすくなる。集会、大会に眠たくなるのはトランス状態、催眠状態に陥るから

12.没個性化

大勢の集団に自己を埋没させると個人の意識が希薄になり昂揚感を感じる

この没個性化の昂揚感は中毒症状になります

サッカーの試合で観客が暴動を起こすのも没個性化

ナチ政権では普通の市民が民族浄化に加担した

12.交わり

エホバの証人の集会後は「交わり」をしなければなりません

研究生は初めは「楽園の永遠の命」に疑心暗鬼なのだが、会衆のみんなが信じているため信じない自分がおかしいと思いはじめ、ありえない教えを信じはじめる

認知的不協和

人間は自分と周囲の環境に不協和が生じると不安を感じる。その不安を周囲と同調することで解消する

13.細かいルールを課す

カルトの多くは信者に厳格なスケジュールを課している。エホバの証人は3000くらいのルールがある

なぜ カルトには厳しいルールがあるの?

独自のルールを厳守することにより自分が特別な人間であるということ

メンバー同士で結束させるため

14.密告

カルトでは密告制度がある。ルールを守らないものや組織に懐疑的な人を密告を奨励する。信者たちはお互いに監視し合う

15.勧誘活動

最低でも月10時間の勧誘活動というノルマが与えられる。勧誘時間が少ない信者は「霊的に低い。交わらないように」というルールがあり、信者たちは正社員にならないで勧誘活動をする

勧誘の目的は

退路を断つため

勧誘はほとんど断られる。中には冷たい対応をする人もいる。断られっぱなし、厳しい対応が続くと「信者とそうでないもの」という境界線がひかれる

「向こう側」の人から冷たく扱われることで勧誘者はプライドを傷つけられる。勧誘者は「あの人たちは真理を知らない人たち」と考えることにより、教団の依存と帰属がより強固になります

16.ラブシャワー

大学を中退、もしくは正社員を辞め開拓奉仕という選択をすると会衆の成員から絶賛される

17.選別

信者を羊(従順)とヤギ(組織に批判的)に選別する。組織に疑問を呈する言動を取ればヤギのレッテルを貼られ孤立させられる

18.追放

排斥という追放される。排斥された者は「死んだもの」と扱われメンバーから無視される

教団を去っていた者たちは「背教者」と呼ばれ「悪」のレッテルを貼られる

19.情報遮断

ものみのとう以外の出版物以外はサタンの影響を受けているから見るなと教えられる

新聞、テレビもみてはならないと擦り込む

20.原罪

最初の人間から罪を受け継いでいる

原罪で罪悪感を植え付け支配する

21.コンフィッション(罪の告白)

閉ざされた空間で罪を植え付け

自分は罪深い人間なのだ

ターゲットの人格を完全に否定する

ターゲットの自己が完全崩壊した時

真の宗教エホバの証人に献身すれば救われる

と手のひら返したような優しく全面的な肯定をする

22.新しい人格を身につける(再凍結)

以上のことをされると人間は深く感動し、人格を改造されてしまう

23.自分の信仰を証言させる

  • 集会での註解
  • 神権宣教学校の割り当て
  • 伝道
  • 家族、親戚、友人への証言

組織の教えを人に語れば語るほど信者は自分で自分にマインドコントロールをかけてしまう

24.自分たちは迫害されている

家族、親戚、友人に証言すれば、まともな人間は騙されていると思い心配します。ターゲットは心配してくれた親切な人を迫害者とみなし敵意をしめしてきます

25.共通の敵をつくる

共通の敵をつくることは組織の結束力を強固にします

「組織以外の人はサタン」

「サタンがあなたを狙っている」

ターゲットは心配してくれる親切な人をサタンとみなし罵り、絶縁し孤立します。ターゲットは組織の依存が深まります

こうして人間でありながら組織の意のままに動くロボットが完成します

ターゲットは周囲の反対を押し切って信者になります

この場合、教団の欺瞞に気づいても

冠婚葬祭などで親戚中に迷惑をかけているし

またカルト信者になる人は真面目でブライドが高いため自分がカルト宗教に騙され、嘘をついて歩き回っていたことを認めることはできません

ある人は大学を中退し

ある人は会社を辞め

ある人は離婚

ある人は結婚をあきらめた

人間は失うものが大きければ大きいほど

自分の選択が間違っていたことを認められない

人間は自分の人生を否定することはできません

マインドコントロール

本人にとってそれを信じることが利益と感じて信じるためなかなかマインドコントロールはとけません

参考文献