古代の人類は、群、村の中で自分の優位性を主張しあい、マウンティング、駆け引きを展開してきた
「3人いれば派閥ができる」
「支配する者」「支配される者」
「騙す者」「騙される者」は人間社会の発生と同時入場と誕生した
宗教
古代の人々は占星術、祈祷師、神の声を聞くこのような術に優れた者、シャーマンなどのカリスマの出家によって、敵対する別の社会との戦争を行います、離合集散を繰り返し、小さい社会が大きな国家と発展した
シャーマン 特殊能力を持つ者
シャーマン、カリスマのほとんどは、空想虚言症
キリスト教の騙し「原罪」「天国」「地獄」「免罪符」「天動説」で人間を支配する
人間は人を騙すためにプログラムされているのは歴史が証明しているのだ
騙される人の特徴
1.NOと言えない人(対他存在型)
いわゆる「いい人」である
Q.なんでNOと言えないの
A.嫌われたいない、争いたくない。他者の評価を自分の価値観より最優先するため「対他存在」と言われる
2.受け身の人(従属的)
自信がなく他人の指示に従う。先生、上司ね指示がないと行動しない、指示待ち族的な人
3.強欲(自己本位型)
自己愛傾向が強い。自分の利益に貪欲であり、儲け話に飛びつく
例
自分に何の能力もないのに誰かが
- 自分のお金を増やしてくれる
- 自分は「選ばれた」者だ
と思いこむ人
4.特別(自尊心型)
虚栄心が強い。他人の活躍を妬む。イジメなどもする「あなたは特別」という言葉に弱い
5.専門バカ(被暗示型)
世間的には「天才」と呼ばれる。しかし、一つのことにのめり込み社会的経験が少ない。そのため専門外では、他者の言うことを鵜呑みして騙されることがある
例)投資詐欺に騙されるスポーツ選手、芸能人
オウム真理教の幹部たち
6.上昇志向型
7.理想主義(幻想型)
自分の世界観を持ち、万能感を持っている。自分にとって都合よく物事を考えてしまう
8.知ったかぶり(世間知らず)
無知すぎて騙された事実さえ認識できない人
9.満足できない(不燃焼型)
理想主義者、完璧を追求するあまり常に不満を抱いている
10.何度騙される(訂正不能型)
何度も騙される人。詐欺事件の被害者は複数回騙されるという
1度目の『騙される』は悲劇
2度目の『騙される』は惨劇
3度目の『騙される』は第3者から見たら『爆笑劇』なのだ
「あなたはどのタイプ?」
単独ではなく、様々な要素が絡み合っている複合的に重層化している場合もある
「この中のどれにも当てはまらない人考える人が実は一番危ない」
「それはなぜ」
「私は絶対騙されない」
と考える人が最も騙される。このような人は騙されたことさえ認識できないのだ
騙す人、騙される人、人格障害など人には様々なタイプがある
生まれながらしして、騙す人、騙される人はいない
産まれて、人格が形成される中で、騙す人、騙される人、人格障害など分かれていく
「オギャー」とこの世に生を受けたものは「白紙」なのだ
新しい人格が、初めて出会う「騙し」 とは「親との関係」である
親子関係とは「騙し合い」なのだ
躾
通常、親は社会的規範、常識の範囲で子供を躾しようとする、
しかし、中には、独自の価値観の躾け、教育する親もいる
いずれにしろ、子供の人格形成に親の役割は大きい
遺伝
性格は遺伝する。キレやすい親の子供の86%はキレやすい(アメリカ国立精神研究所のキャロリン=ザンワクスラーの研究)
昔、子供に恵まれない夫婦に、試験管ベイビー精子提供者から子供をもらうことがあった。試験管ベイビー達は違和感を感じていた。自分と父親、顔も性格が全く似ていないと「自分のお父さんでない」違和感を感じていた報告もある(試験管ベイビーであったことは知らされていなかった)性格は遺伝するということだ
環境
生育史の基本は家庭環境である。対人関係の出発点は母親との関係である。子供にとって母親は「絶対的存在」である。しかし、その絶対的存在である母親が子供を騙すのだ
デパート、ショッピングセンター、コンビニで子供が「買って、買って」とオモチャやお菓子をせがむ。中には、何でもかんでも買い与える親もいる(それはそれで問題である)大概の母親は
「また今度ね」「パパのお給料が入ってからね」といってその場をしのぐ。別の日に同じ売り場に来て、子供がせがむと同じような言い訳をしてごまかす。このように、母親と子供との間で同じやり取りが何度も繰り返しながら、子供は成長していく
母親の方は「まだ小さいから覚えていない」「覚えていたとしても問題はない」と考える
しかし、騙された子供の方はかなり傷つく。子供にとって一番、信頼を置くべき相手に裏切られたという思いが心の何処かに根付くのである
これが日常的に繰り返されれば、トラウマ(精神的外傷)となる可能性もあるのだ
- お年玉を預けたらうやむやにされた
- いい子にはサンタクロースがプレゼントくれるよ
- 「お前は橋の下から拾った子供だよ」
- 高級伊勢海老、アワビを「子供にはまずい」と食べられた
ちょっと意地悪な親はかなり残酷な嘘をつく
「オマエはウチの子じゃない。橋の下から拾ってきたんだ」
などあなたにもそんな記憶があるだろう
川田亜子のトラウマ
2008年人気アナウンサー川田亜子が自殺した。母親が悔やむ。川田は子供の時
「あなたの血液型だけママとお兄ちゃんたちと違う。あなたはウチの子じゃない」と揶揄した。よくある「嘘」である
フリーアナウンサーとなった川田は自ら命を絶ってしまう。自殺の原因は複雑に絡むものだ。仕事、交遊関係に悩んでいたらしい
2008年 5月12日 「悪魔」
母の日に私は「悪魔」になってしまいました。…産んでくれた母に「生きている意味を聞いてしまいました」母の涙が止まりません(川田亜子のブログ)
川田亜子は自分のプロフィールに自分の血液型を掲載していなかった。大人になってもトラウマを引きずっていたのだ。それを知った母親は「あなただけウチの子じゃない」と揶揄した事を後悔した。このように酷な揶揄(嘘)は大人になってもトラウマを引きずる場合もある。大人にとっては他愛のない冗談であっでも子供にトラウマを与えるような嘘は絶対に言ってはならない
親から小さな嘘をつかれた子供は成長する。親と子の2者間関係から、近所の子供たち、幼稚園、保育園、小学校など新しいもっと多様で複雑化した世界を知る
子供の社会では合理的なことであっても、大人の社会では認められないことであり、親の正義が優先する。しかし、子供は親に闘いを挑む
「子供の闘いとは」
「親を騙すことよ」
子供は子供なりに秘密をつくり、親の干渉を避けるのだ
4〜5歳になる頃、子供は嘘をつきはじめる
大人に叱られないために嘘をつきます
「こう説明すれば叱られない筈だ」と大人の気持ちを想像できるようになったから、子供は嘘をつきます
人間は皆、自分の利益、体裁を保つため、人間関係を円滑にするために「騙さなくてはならない」
お母さんが子供を激しく叱りつけてる時、電話が鳴り受話器を取った瞬間、お母さんは別人のように礼儀正しくなる
お母さんは普段父方の祖母の悪口をいうが、祖母の前ではおべっかを使う
成績の良い子はテストの前、「全然勉強してないよ」と答えながらもクラス一番である。しかし、テストの点を聞くと「悪いよ」と答える
クラスの可愛い子に「かわいいね」と褒めると「そんなことないよ」と答えるが自分の可愛さを認識している
人間関係を円滑にする騙し
親に成績のことを聞かれると誇張してしまうなど
クラスのブサイクに「私、ブスだよね」と言われると「そんなことないよ」と褒める
自己保身のための騙し
しかし、陰湿になると
ピンポンダッシュなどイタズラ
ボードゲーム、ガードゲームでずるして勝とうとか
自分の関心ある先生、男子の関心を引こうと、ライバルを出し抜くため、偽手紙、根拠のない風評、など姑息な手段をとるようになる
悪質になれば
万引き、カンニング、不正、仲間はずれ、お友達からお小遣いを脅し取るなどをしてしまうのだ
少年事件が発生した時、当事者の親が「全く知らなかった」「うちの子に限って」という決まり文句を口にする。端からみたら親バカだが、子供は親を騙しながら成長するのだ「うちの子だからあり得る」なのだ
このように子供は親を模倣して人を騙すことを学習し、学校で「騙し」を学習するのだ
「絶対に騙されたくないわ
「何があろうとも騙されたくないというのであれば 死ねばいいのよ」
「極論よ!それは!」
「生きることは騙されること
騙されたくなければ誰も信じない
親、兄弟、姉妹、夫婦、子供、孫、友人、上司、部下、生ける生物全て一切の社会から絶縁して生きること
人間と付き合うことをしなければ、騙されることはないし
騙す必要もない
しかし、私たちは社会に生き、社会に生かされている
騙されないで生きたいというのは
イチゴを食べたいけど粒々は食べたくない
ミカンを食べたいけど果汁はイヤ
というのと同じ」
「例えがよくわかんない!」
「社会には人との付き合いが必ず存在する。その社会で他人を信じないで暮らすことは不可能
全ての人を信用せず、ひたすら他人を疑いの眼差しで見続ける人生を歩んだとする
その人が死の間際に、それまでの人生を走馬灯のように思い巡らし「私は一生騙されなかった」と言う
その人生は幸せに満ち満ちていたと、納得するだろうか
一度も騙されたことのない人は誰からも相手にされなかった人生を歩んでいたことの証明なのだ
アメリカのモントクレア大学の心理学者キーマンらは34人の女子学生を対象にして「どれだけ男の嘘が見抜けるか」について調べました
すると嘘を見抜く能力が高い女性ほどそうでない女性と比べて恋人なしや独身率、シングル率が高いことがわかったのです
すなわち
嘘を見抜かない人の方が幸せな恋愛関係を送れるのだ
エクマンの調査によると
女性は一日中180の嘘をつき
男性は200の嘘をつく(男性は女性より外で仕事をすることが多いと考えられている)
相手が騙すめに嘘をつくのではなく
嘘をついてまで関係を続けたいのだ
真実は時に残酷である
真実を追求すると大事なことを見失うこともある
「でも騙されるのは不愉快よ」
「ならばこう考えたらいい
生命の本質は騙してできている
この世界は嘘でできている
世界は嘘でできている!
例えば
なぜ、タコが、海底そっくりの色に身体の形を変えるのか
マツタケが素人の目には見分けがつかないのか
動物、植物の擬態や保護色は、植物の色彩、香りは自身の身を守る、繁殖のための騙しのテクニックなのだ
「確かに人類、いや生命は発祥した時から今日まで延々と「騙し騙され生き延びてきた」
「その生物の頂点に立つ人間は騙しのテクニックに最も長じた存在なの
騙し騙される関係こそが人類の文化、社会の発展させた
エムズ電報事件
かつてギリシャの小さな都市アテネがペルシア帝国相手に嘘の情報を流して欺き勝利を収めた
戦争において敵を欺き勝利を収めた話枚挙いとまがない
どんな卑怯な手法を用いても
勝てばよろしいのだ!
騙すこと
それは人類史の歴史
この世界は嘘と騙して満ち溢れている
騙しと信頼は表裏一体なのだ
騙し、騙されることが生命であり人生である
人間はそれを受け入れた瞬間
自分だけの真理が見つかるの」