ことりの啓示

カルト宗教、洗脳研究

宗教ブログ

宗教と精神病

新興宗教の信者が入信後、鬱病になったという話が多いわ」

「確かに元宗教信者ブログはヤンデレばかり。入信してから精神病が発症している。なぜ人を救うための新興宗教の信者が精神病になるのか考察するわよ

宗教は、人間の心、身体を救い、社会全体にとってもプラスの役割を果たす。そのために昔も今も存在しているの

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宗教で人格向上

宗教には犯罪、反社会的行為を防止する役割がある

アメリカで教会に行く人、行かない人の犯罪の関係を調べた

教会に通う人は、そうでない人と比べて不正、犯罪が少ないのだ

理由
  • 悪行をすると天罰が下ると考えている。教会の教えが悪行の抑止力になる
  • コミュニティ、キリスト教圏では、教会に通わない人は仲間外れにされる
  • 教会は長時間座る、長時間座れない人は教会に行かない。つまり落ち着きがない→衝動が制御できない→犯罪、暴力行動に走りやすい

信仰はその人の道徳、価値観、人生そのものだ。そのため海外では個人をよく理解したいため「あなたはどこの宗教に属しているのか?」と聞かれる

日本人は「無宗教」と答える

海外では「無宗教=道徳、倫理観が欠けた問題のある関わってはならない人」とみなされる

カースト制度がある(表向きは撤廃している)インドでは「無宗教の者」とはアウトカースト「不可賎民」をさす。無宗教とはつまり関わってはいけない人なのだ

日本が「無宗教」になった理由

明治維新 仏教の檀家制度を撤廃したあと、天皇を「現人神」とした国民はみな神社の氏子にされた

神社参拝を強制

天皇の名の下に大東亜戦争

「大丈夫!神の國が負けるはずない!」

「大丈夫!神風吹く!」

「死んだら靖国で会おう!」

少しでも「天皇」に否定的なことを言えば非国民呼ばわり

戦争終了後は欧米の「民主主義」を強制された日本人

欧米は「信仰の自由」を押し付けたが、天皇崇拝でボロ負けした日本人は、「もう宗教はごりごり」と宗教を冠婚葬祭のみに使用することになった

しかし、おおよその日本人は死んだらお寺に入るため、決して無宗教とは言わない

日本人はお寺で葬式し、墓に入ることを「宗教に所属」とは受け取らない

戦後は、新興宗教が沢山登場し、資金、霊感商法などでお金巻き上げたり、信者獲得のためしつこい勧誘が社会問題になり

新興宗教=怪しい宗教

というイメージができてしまい。日本では「あなたは何の宗教に属していますか」と聞かれると「無宗教です」と答えるのが無難である

「宗教は道徳、人格を向上させるだけではないわ。いろいろ効能があるの」

宗教の効能

「(宗教を通しで)友人が沢山できた」

「引っ込み思案だった性格が、積極的になった」

「(背後世界の)希望ができ、ポディディブになった」

「物質欲(煩悩)がなくなった」

宗教には、信者その人の言動、人生までも変える力がある

Q. なぜ宗教で人生、人格がかわるの?

人間は、ものごとを前向き、肯定的に見ることによって、認知体験の変化がおこり、世の中に対する見方が変わってくる

人間は、ポディディブに人生を見れば、なんでも前向き、肯定的に見えてくるし

ネガティヴに人生を見れば、なんでも悲観的、否定的にみえてくる

「夫、親族に信仰を反対され、離婚しましたが、経済的には厳しくなりましたが、奉仕を祈りによりエホバとの関係がより深まりました」

「食事はパンのミミをパン屋さんからタダでもらって食べてました。しかし霊的な食事がありますし、楽園の希望がありますから‥私は真理を知り幸せです」など信者が語る

客観的にみれば信者はマゾヒスティックにみえるため「宗教は阿片」と称されたのは信者が悲惨な生活を送っている人が多かったからである

これはマインド・コントロールされたというよりも、宗教を信仰することによって人格が大きく変わったのである。もともと彼らには「人格を変えたい」という欲求があったのだ

自己を変革したい要求を持つ者は、洗脳しやすいのだ

「人格を変えたい人」の特徴

現代社会に不適応を起こしているから自分を変えたいという意識

自己を変革した信者

1. パラノイア気質、精神分裂気質

猜疑と不信

自分と同じ信仰をしている人は正しい

自分と違う信仰の人は間違っているという善悪2次元的

2. 羊的

疑うことを知らない

表情は乏しい

「自分は真理を知っているが、あなた方は違う、だから何を言われても動じませんよ」と聞く耳を持たない

Q.新興宗教を信仰した人が精神病になってしまうのはなぜ

「自己変革したい」性格の者は鬱病になりやすい

鬱病になりやすい人
  • 良心的
  • 几帳面、真面目
  • 自虐思考
  • ネガティヴ思考

こんなネガティヴな自分からポディディブ思考に転換したいと思い、たまたま(宗教、自己啓発など)勧誘を受け、自分を変革できるかもと期待して、宗教、自己啓発マインド・コントロールを受けるのである

マインド・コントロールとは自分がそれまで持っていた価値観(パラダイム)認識の体系を何か別の認識に変換することである

自己啓発、宗教入信で、積極的、ものごとを肯定的に捉えるようになる

また、宗教はコミュニティを作り、同じ価値観を持つ仲間ができることにより孤独感もなくなるのだ

ただ、問題は自己啓発はビジネスであり、新興宗教は信者を獲得しなければ立ち行かない

中には目的のためには手段を選ばない、自己啓発、宗教もあるのだ

更に高額なセミナー、不安を煽ってグッズを買わせたりしてターゲットを依存させたり、知り合いを紹介させるとご利益があるとかネズミ講的なものもあるのだ

現世利益を謳う宗教ならば、明白に現世利益がないと信者から言われると

「まだ修行が足りない」

「お布施が少ない」というのは相手の弱みにつけ込んだ恐喝、強迫である

信者はそんな言い方されると、信者は未熟だから「そういうものだ」と思わざる得ない

それからも「悪霊があなたに取り憑いている」「先祖の霊が」など次々に不安の種を植え付けてお布施を巻き上げる教派もある

または、お金はさほど巻き上げないが、祈祷、無料奉仕、布教活動を長時間させるとご利益があると吹き込む

信者は仕事を辞め、パートしながら、睡眠時間を削り、粗末な食事で無料奉仕活動をする

このような状況下に陥ると人間としての自主性がなくなり、常に他者にマインド・コントロールされた状態になるので、どんどん深みにハマってしまう

費やした、お金、時間を取り戻すためには信仰を貫くしかないのだ。一円パチンコというものがある。「勝ちのワンチャンス」があるかもしれないと、貧しくてもパチンコを辞められないように、生活に困窮しても宗教をやめられないのだ

しかし、いずれ生活は破綻し精神を病む

宗教に惹かれやすい人

1.欲深い人

2.不安の強い人

3.依存症

人間関係依存症チェック

🔲 自分自身で計画、物事を行うことが困難

🔲 批判されると深く傷つく

🔲 他人から好意を持たれるために不愉快なこと、品位を落すことを進んで行う

🔲 他人が間違っていても、拒絶できず、同意する

🔲 他者から助言、保証、承認を求めてしまう

🔲 一人になることに強い不安や無力感を感じ、孤独を避けることならば手段を選ばない

🔲 しばしば見捨てられる恐怖がある

🔲 親しい人間関係が崩れると、救いようのない気持ちになる

🔲  重要な選択肢、人生設計、進学、就職、居住、他の人にしてもらう

半分以上当てはまれば人間関係依存症である

4.狂信的

もともと狂信的な人が宗教に取り憑かれると、自分の信仰する宗教の布教のため、家族、親戚にどれほど迷惑を及ぼしていることを考えない

また、この狂信的な傾向が強く、自分の信仰する宗教に対する周囲の人の批判全てを「迫害」と捉え、ますます聞く耳を持たなくなる

宗教と精神障害 

もともと妄想症や躁と鬱を繰り返す双極性気分障害

鬱の時に宗教に熱中し、躁の時には神がかりや憑依状態になる

そこに、宗教が加わるとまるで精神分裂症のような状態になる

分裂症人格障害
  1. 人間関係での過剰な不安
  2. 奇異な信念(超能力)
  3. 知覚体験(見えないものが見える)
  4. 奇行(独り言を呟く
  5. 家族以外には親しい人がいない(親しい人は一人だけ)
  6. 風変わりな会話(会話キャッチボールができない。空気が読めない)
  7. 不適切な感情
  8. 疑い深さ
演技性人格障害

過度に周囲の気を惹こうとする

自己愛性人格障害

自己暗示や他者からの暗示(マインドコントロール)にかかりやすい。カルトに取り込まれると、解離性同一障害をおこして神がかりになって憑依状態に陥りやすい

祈祷性精神病

祈祷の結果、神や仏、悪魔などといった超自然的なものが憑依する

精神分裂気味の人はもともと幻覚、妄想があるので神秘体験(幻覚症状)に陥りやすい

もともと宗教に救いを求める人は、精神的に病んでいるのだ

概ね、オウム信者たちら入信前には、交通事故にあったり、腰痛など慢性疾患に悩まされていた。病院で治らなかった慢性疾患がオウムのヨーガで治り洗脳された信者は少なくない

新興宗教によって病んだのではなく、病んでいたから新興宗教に引き寄せられたのだ

「宗教は悪いものではない

人間は社会的動物

終身雇用、家族制度、地域社会、学校の崩壊

女性の社会進出、SNSの発達

個人主義、LBTGなどの様々な価値観

人間には、確固たる価値観、居場所を与えてくれる家族的なコミュニティが必要なのだ

実際、多くの新興宗教では「宗教的家族」を体現している

問題は宗教に依存しすぎるから問題が起きるのであり

人間には信仰、居場所が必要なのだ

キリスト教の「罪の告白」など、宗教の相談活動はカウンセリングの効果がある

悩み事を他人に語り、共感して貰えるだけで人は苦しみのいくかを楽になる

宗教によっては信者を獲得するため、信者を依存させる

Q.怪しい宗教の見分け方

  • 悩み相談で相談者に解答をを見出すように促さないで、解答を一方的に押し付ける
  • 不必要に不安を煽ったり
  • 教団に依存させたりする

宗教と程よい付き合い方をすれば。より良い生活、人生が送れるの」