子供の頃、ザリガニを捕まえて投げ飛ばしたり、昆虫を虫眼鏡で光を当てて焼くとか、猫の尻尾を掴んで振り回したりなど、動物を虐めた経験がある人は珍しくない
しかし、成長するにつれて「共感」「他者を慮る感情」が育つにつれて、無意味に生き物を虐待することは減っていく
ロールシャッハ・テスト
子供ほど図版のインクの染みの中に動物の動きを見ることが多い。大人になるにつれ相対的に人間の動きを見ることが多くなってゆく
子供の時には人間と動物を同一化している。だからこそ、子供は動物が好きで、犬、猫と良い友達になれる
逆に言えば、子供が猫、犬を虐待するのは、人類に対する攻撃と等価なのだ
情愛の受け皿が育たなかった人間は、他者に対する信頼、共感が培われない、そのため、何が欲求不満が有れば、そのはけ口は身近な動物に向けられ、やがてそれは人間に向かっていく
猟奇殺人を犯す者は、ネコなど小動物を虐待、殺戮を重ね対象は人間に向かう