ことりの啓示

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ブラウンシュバイク公爵の病気

銀河英雄伝説より

帝国貴族の身分の中で最も皇帝に近いブラウンシュバイク公爵。あまりの尊大さに

「選民意識が服を着て歩いている」(ラインハルト)

公爵は貴族連合を組みラインハルトを打倒しようとするも、判断、洞察力、統率力の全てにおいて欠点をさらけ出し、ジワジワとラインハルトに追い詰められていきます

その折、ブラウンシュバイク公爵の領地では圧制の為に民衆が暴動を起こします。この暴動で公爵の甥が犠牲になりました。公爵は自分の一族の者が下賤のものに殺害されたことに激昂し自分の領地の人々を虐殺する命令します

部下のアンスバッハ准将は

「これで終わったな。自らの手足を切り取って、どうして立っていられるだろう」と嘆きます(部下のアンスバッハ准将)

領地の虐殺がメディアで報道されると民衆から支持を失いラインハルトに敗北。部下たちに自害させられます

ブラウンシュバイク公爵は病気なのだ。精神面のな、その病気を育てたのは500年間にも及ぶ貴族の特権そのものだ

自身を最も偉大な存在であると信じている為、他人に感謝することができず、自分と異なる考えの所有者を認めることができず。自分と異なる考えを持つものは反逆者にしか見えず・・・当然ながら、このような気質を持つ者は、社会に多種の思想や多様な価値観を存在することが認められない」(部下のメルカッツ提督)

ブラウンシュバイク公爵の病気は

傲慢症候群

権力の座に長くいると性格が変わる人格障害の一種

デービット=オーエン

彼は自己愛性人格障害です

1.特権意識

500年間代々続いた王朝の名門貴族の家の当主として生まれた「特権」と「選民思想」が意識がブラウンシュバイク公を尊大な人間に育てあげました

2.賞賛と賛美を要求

自分の周りにはイエスマンしか置きません。自分の周りの人たちに常に自分に賞賛を要求しました

3.権力の追求

自分の娘を皇帝と婚姻関係を結び自らを摂政になって銀河帝国を支配する野望があったようです

4.自分が最も偉大

「領地を粛清する。」という自爆行為な命令に対し部下たちは自らの不運を嘆くも意見は言えません。自分が最も偉大と思う者は下位の者が意見を言えば反逆者としてしか見なせません

5.共感のなさ

自らを最も偉大と見なす者は他人に共感はする気持ちはありません。他人は偉大な自分と同じ価値観を持って然りだからです

その為、世の中には様々な価値観がある事が理解できません。全ての人間は自分の言うことを聴くのは当然で、自分の言うことを聴かない人間は存在しなくていいのです

6.下位の者に高慢

下級貴族のラインハルトが才能で名門貴族の自分より出世するのが許せない

庶民の分際で貴族に逆らい貴族の自分の親戚を殺害するのは許せない

8.嫉妬

ラインハルトの美しさと才能に嫉妬

7.冷淡

貴族という「特権」意識のため自分の領地の人々を自分の「道具」としか見なせませんでした。自分の「道具」が自分に逆らうなら存在しなくていいので虐殺しました

9.実は脆く、傷つきやすい一面がある

ラインハルトの捕虜になったがすぐ釈放されたオフレッサー上級大将を裏切りものとみなして殺害。尊大ですが本当は自分に自信がない猜疑心の塊なのです

最期は自害する潔さもなく部下に毒を飲まされた小心者ぶりをかもしました

500年間にも続く貴族の「特権意識」の病気「自己愛性人格障害」のために自分の身を滅ぼし、部下たち、領地の人々の命を巻き添えにした迷惑なブラウンシュバイク公爵

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「特権」意識は悪の毒です。「特権意識」を持った人間は他人を自分の道具とみなします。また周囲に毒を撒き散らし、周囲の人を巻き込み不幸にします。このような特権意識で周囲に迷惑をかける人を「特権バカ」といいます

自己愛性人格障害の「特権バカ」な人と関わってはいけません