ことりの啓示

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ファクトフルネス

「今日はベストセラー ファクトフルネスから正しいものの考え方を学ぶわよ」

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まず問題を解くわよ

質問1 現在、低所得国に暮らす女の子の何割が、初等教育を修了するでしょう

A  20%

B  40%

C  60%

「A」

正解はC 低所得の国の女の子の6割が小学校を卒業している

質問2 世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう

A  低所得国(1日あたり2ドル以下)

B  中所得国(8ドル以下)

C  高所得国(32ドル以下)

「A」

正解 B

低所得国 9%

中所得国 75%

高所得国 16%

質問.3 世界人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう

A  約2倍になった

B  あまり変わっていない

C  半分になった

「A」

正解 新興国の国民総生産か成長し、貧困率は減った

質問 4  15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう

A  40億人

B  30億人

C  20億人

「A」

正解 20億人

医療の進歩による新生児の死亡率の減少

教育水準の向上、正しい性知識、女性の社会進出により、子供をたくさん産む必要性がなる

世界の人口はひたすら増え続けるというのらフェイク

質問. 5   自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょう

A  2倍以上になった

B  あまり変わっていない

C  半分以下になった

「A」

C 半分以下になった

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貧困率の減少により災害で亡くなる人は減っている

質問.6   世界の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどれくらいいるでしょう

A  20%

B  50%

C  80%

「A」

正解 C 80%

医療は少しずつ充実してきている

質問.7   世界中の30歳男性は、平均10年間の学校教育を受けています。同じ年の女性は何年間学校教育を受けているでしょう

A  9年

B  6年

C  3年

「C」

正解 A  9年 

先進国では ほぼ同じ

質問.8 1996年には、トラとジャイアントパンダクロサイはいずれも絶滅危惧種として指定されていました。この3つのうち、当時よりも絶滅の危機に瀕している動物はいくつでしょう

A  2つ

B  ひとつ

C  ゼロ

「A」

正解 Cのゼロ 4種とも数が増えた

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保護団体の活動により増えつつある

質問.9   幾らかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょう

A  20%

B  50%

C  80%

「A」

正解 C

「一つもあってない」

「大丈夫。このクイズどんな優秀な人でも間違える。正解率は数%くらいしかない

私たちは実は世界のことを知らない

間違った情報を鵜呑みにして

ネガティヴに思い込んでいる

正しく世界を見るためには

事実をもとにしたデーター、統計を読み解くこと

それがファクトフルネス

「グラフを見てみるわよ」

予防接種を受ける子供が増えたため寿命が延びた

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経済の発展で中間層が増えた。男女の差も、災害被害者も実は減っている

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人類は問題を少しずつ解決してきていたのだ

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「でもニュースではコロナ、犯罪、難民問題、人種差別、災害、貧富の差ばかり報道しているわ」

「それは錯覚よ

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世界はどんどん悪くなっているのは偏向報道

Q. なぜテレビはネガティヴな偏向報道するの?

世界の情報を全て知ろうとしたら大変な量になってしまう

新聞、テレビには報道できる量に限界がある

人間の脳はフィルターみたいなものがあり

優先順位の情報を取り分けている

関心フィルターがある

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メディアは効果的に利益を得るために、報道するネタには優先順位をつける

視聴者の気をひかない

つまり荷ユーザの関心フィルターを通り抜けられない情報は流されなくなる

Q  人間が最も取り入れる情報とは

人間は抽象的な統計よりも

物語形式の情報。つまり個人の体験談

ドラマティックな情報を取り入れる

人間の感情

恐怖、不安、感動に訴えるドラマティックな情報が より多くの人にが関心をもち見てもらえる

個人の体験談はその人だけにしか当てはまらない

a.「マラリアの感染者数、依然として減少」

「東京の天気を気象予報が正解に予測」

 

b「今日のコロナの感染者の数」

「九州で集中豪雨による土砂崩れ」

 

あなたはどちらの情報を取り入れたいと思うだろうか?

人間はbのネガティヴなほうの情報を取り入れたいのだ

Q.何故人間はネガティヴな情報を取り入れるの?

人間には生存本能がある

太古の昔、猛獣、天変地異などから生き残るため、いち早くネガティヴ情報を入手して最悪を回避する本能だ

そのため 人間はネガティヴな報道を優先して知りたがるのだ

1. ネガティヴ本能

人生とは

将来的が起こるかわからない

預金が紙屑になってしまう時代もあるし

経済バブルによる大不況

世界的伝染病も定期的に起きる

次々におこる災害、環境破壊

将来が予見できない人間は将来を不安に感じるのだ

ポジティブな情報よりも

ネガティヴな情報の方が伝わりやすい

人間は物事を物語的ににみたいドラマティック本能がある

ハリウッド映画がヒットするのも、テレビ、漫画を観るのも

ドラマティックな世界が面白いから

起 事件、問題が起きる

承 犯人を探す

結 犯人をやっつける

結 ハッピーになる

人間は問題、事件がおきると他人にせいにしたい

2. 犯人探し本能

犯人はだれた?

犯人を探して皆んなで叩いてやっつけば解決してスッキリする

しかし、現実の世界はドラマティックではない。ドラマティックなのはハリウッド映画、ドラマ、漫画の世界だけ

もしメディアがデーターに基づいた中立報道すれば、正しいがつまらない。視聴率が落ちてしまう。スポンサーが逃げてしまう。だからメディアはドラマティックに私たちにハラハラとドキドキ、ワクワク最後には感動

を押し付けるような報道をする

犯罪は減っている

日本も、欧米の犯罪も減少傾向にある

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交通事故で無くなる人も減っている

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もしもニュースが

「航空機、無地着陸」

「今日も我が校の児童は事故に遭わす無事登校」

「農作物の収穫、また成功」とばから取り上げたら メディアは売れない

「危機が迫っている」方が視聴率が売り上げが伸びるのだ

人間は統計よりも実話が好き

統計は難しい

アイゼンハワー大統領は、アメリカの子供の約半分が平均以下の知能を聞いた時、愕然とした「なんと情けない、ただちに対策を講じなければ」と考えた

どんなに対策しても、半数の子供たちは平均以下になるのだが

大統領さえ統計を正しく読めない

統計は抽象的で退屈だから、人間は統計よりも体験談(ドラマ)の方を好んでしまう

メディアは視聴率のために報道を単純化、分断化、犯人探しをする

個人の体験談をドラマ化する

個人の体験談はあくまでもサンプル1

マスコミを鵜呑みにしない

統計を見よう
犯人探してはなく、原因を探そえ
社会システムを見直そう

格差社会

日本でも格差社会になったと言われている

下流ブーム、下流老人

でも日本の歴史を理解すれば、古墳時代から大二時世界大戦終了までの時代は身分制度があり今よりずっと格差があった

中流ができたのは高度経済期の1970代からバブル期だけの20年に満たない期間だけ

3.単純化本能

人間の脳は物事をシンプルに整理するよう物事を単純化する本能がある

人生とはあまりにも複雑だ。複数の用事を同時進行しなければならない

情報収集、取捨選択だけで日が暮れてしまう。だから人間の脳は物事を単純化して分析する

人間の脳は手抜きする

この手抜きテクニックにより、人間は、時間、労力を倹約でき、素早く結論を出して、他の用事が取り掛かれるし、ベストとはいえないけれどそこそこの判断はできる

4. 分断本能

物事と「白」「黒」

「善」「悪」

「私たち」「あの人たち」と分けた方がわかり易いために物事を2つに分断する本能があるのだ

5. パターン化本能

人間は無意識に物事をパターン化し、それを全てに当てはめてしまう

全ての物事を、全く別、新しい情報と捉えたら情報を取り入れるだけで人生が終わる

パターン化はメディアがよく使用する

都会、地方

ミレニアム世代、団塊世代

セレブ、下町

とパターン化すると、誰にでも物事がわかりやすくなる。パターン化は極めて合理的だ

しかし、問題も生じる

全てを単純化してしうと、思考のエラーをおこしてしまうのだ、つまり間違うのだ

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アンリマティスの名画 ヨット

これはシンプル化を追求した名作である

この絵がシンプル過ぎて、暫くの間逆さまに展示してあったのだ

純化、パターン化、分断化は間違いを生じる場合もある

世界は複雑、人間の心、脳の動きも複雑

世界の物事はスペクトグラムであって「世界は分断されている」という思い込み

「私たち」「あの人たち」という考えが分断なのだ

「一つの例が全てに当てはまる」

「あの人たちは皆同じ」というわけではない

自分が「普通」「正しい」で、自分と違う人は「アホ」「おかしい」とか決めつけることこそが分断なのだ

例) 民主主義

私たちは民主主義でなければ経済は発展しないと考えている

それは幻想だ

民主主義だけでは全てを解決できない

例) 韓国は軍事独裁政権だったが発展した

6. 宿命本能

持って生まれた宿命によって、人や文化の行方は決まる

人間の進化において、自分の属する集団が特別な宿命を持っていると信じれば

ムラ、民族、国民は団結しやすく、ほかの集団に対して優越感を感じられるため、この宿命論は役に立った

人間は自分の都合良いように過大視してしまう

世界人口は増え続けている

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地球の気温は急上昇した

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こんなグラフを見ると私たちは恐怖を感じる

しかし上のグラフをよくみよう。気温は1℃も上昇していないのだ

8. 恐怖本能

活動家は世界皆んなに行動を起こしてほしいの。だから

活動家は「今すぐ行動を起こさねば温暖化で地球は滅びる」

いつやるか?今でしょ

紛争、災害、暴動など何か起きれば地球温暖化のせいにして

感情、不安を煽ることにより焦らせ、世界中を巻き込むことが活動家のお仕事なの」

そうすると人間の焦り本能が活動して私たちは行動をおこせるの

9 焦り本能

「悪質なセールスと終末予言カルト教団の洗脳みたいね」

焦りが強すぎれば、それがプレッシャーとなり、愚かな行動を取ってしまうこともある

活動家は皆んなを巻き込むために大袈裟に話す

パターン化本能が発動して、紛争、移民、地盤沈下もなんでも温暖化のせいにしまいがち

話を盛っているうちに、それがか誇張てあることを忘れてしまい、現実的な解決策ができなくなってしまう

私たちは今までの環境汚染も改善しつつある

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10.直線本能

1800年まで、女性一人あたりの子供の数は平均6人だった。本来なら、人口は増えていくはずだ。しかし、そうはならなかった。古代の遺跡には、子供の骨が多く埋まっていたことを思い出して欲しい。6人の子供のうち平均4人が若くして亡くなってしまい、大人になれるのは2人だけだった。だから人口は増えなかった昔の人は、自然と調和しながら生きていたのではない。自然と調和しながら死んでいったのだ。世界は残酷だった       (ファクトフルネス)

人類は進歩によって自然と調和しながら、生きることができるようになったから人口が増えたのだ

今、人口が増加している新興国も経済と教育水準が上がることにより、女性の社会進出により徐々に子供が産まれる数を調整していく

グラフは右肩上がりのグラフだけではない

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世界人口はやがて緩やかな上昇となり、ピークを迎えれば減少していく

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過半数の罠

大金持ちの37%は一般人より不幸 

オランダの心理学者が世界トップ100の富豪に調査した結果

カルトは、この調査を利用して

「大金持ちでも幸せになれない。真理を知ることが1番幸せである」と畳みかけ必要なものは神が備えてくださる

今にも世は終わるから仕事は今日食べるものと着る物があれば大丈夫

と奉仕活動しろと扇動する

考えよう

大金持ちの37%が一般以下の幸福度ということは

63%は一般人より幸福なのだ

大金持ちは一般人より幸せなのだ

あくまでも一部の金持ちが幸福度が低いだけなのだ

人間の欲望はキリがない。100%の金持ちが幸福になる訳ではない

例外に注意

ある思考を植え付けるために、例外を用いて洗脳させる手法もある

思い出は美化される

「古き良き時代」「あの頃に帰りたい」と高齢者が良くかたる

この主張は半分正しくて半分間違っている

世の中は便利になった。医療、インフラ、通信は発達した

高齢者があの頃に帰りたいのは時代よりも、若さを失いつつあることと混同している

人間は自分の過去を美化したいし、若さは永遠であって欲しいから

「メディアに頼れないなら、私たちは何処から情報を手に入れたらいいの?」

「私たち人類は少しずつ進歩している

世界の課題には危機感をもって挑み解決をする

心配事の9割はおこらない

私たちは自分たちの努力で小さな進歩ができるのだ

大事なのは希望を失わないこと

実際に解決してきたのは、神でも、宗教家、活動家でもない。普通に毎朝電車に乗って毎日働いている普通の名もなき人たち

人間は自分の力で問題を解決できる

世界の経済力はスペクトグラムでありほとんどは中間層である

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歴史から考えよう

自分たちの国が今の所得レベルになるまでに、どんな進歩をしてきたか

データーをみよう

矛盾する2つのことが、両立する。世界には悪いことも起きるし、良いこともおきる

メディアリテラシー

人間の感情に訴える報道を見抜こう

宗教のステレオタイプは世界を知るためには役に立たない

占い、宗教は気休め

依存してはならない。祈ったところで何も変わらない

世界は変わり続けていること、医療、貧困率、犯罪、災害被害者が少しずつ進歩している

学ぼう

人間は死ぬまで知識、世界のみかたをアップデートし続けよう

学校で学ぶことは20年、30年すれば時代遅れになる。常に知識をアップデートしなくては停滞する

謙虚さをもとう 

人間の知識は限られている

知らないことは「知らない」と言おう

失敗したら、失敗から学ぼう

好奇心を持とう

新しい情報を積極的に探し、受け入れる

人類の危機に私たちは自分が現実的に何ができるかを考え実行することが大事」

「この本自体が思い込みでは」